SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁の紹介:2015年イギリス映画。イギリスの大人気ドラマ「SHERLOCK」の特別篇で、イギリス・アメリカで劇場限定公開された。現在と約100年前のヴィクトリア時代を行き来して謎を解く異色ミステリー。
監督: ダグラス・マッキノン 出演: ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ)、マーティン・フリーマン(ジョン・ワトスン医師)、アマンダ・アビントン(メアリー・ワトスン)、ルパート・グレイヴス(レストレード警部)、マーク・ゲイティス(マイクロフト・ホームズ)、アンドリュー・スコット(モリアーティ教授)、キャサリン・マコーマック(レディ・カーマイケル)、ティム・マッキナリー(サー・ユースタス・カーマイケル)ほか
映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」解説
この解説記事には映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレあらすじ:1800年代ロンドンにて
ワトスン医師は、アフガン戦争で負傷して片足が不自由になり、イギリスへ帰国後はロンドンで住居を探していました。同じく同居人を探していたシャーロック・ホームズと出会い、一緒に住み始めます。その後ワトスンは、シャーロックの事件解決の手伝いをしながら、シャーロックの物語を書き、暮らしていました。そんな時、妻のメアリーがやってきます。家にいつもいないワトスンをなじります。レストレード警部も事件の話をしに来ました。その事件は、エミリア・リコレッティという女性が結婚記念日に銃を乱射し自殺。霊安室に運んだはずなのに、その夜に夫トーマス・リコレッティがエミリアによって殺される、という事件でした。シャーロックは、死人が生き返るわけはない、と事件を調べ始めます。妻のメアリーは何者かから手紙をもらい、家を出ていきます。シャーロックとワトスンは霊安室に行き、エミリアの遺体を見ました。死んだ直後にはなかった血文字などが見つかり、死体がなぜ動くのか、謎が深まります。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレあらすじ:新たな仕事の依頼
数ケ月後、ワトスン医師はホームズの家から引っ越していました。妻メアリーは家を度々留守にしています。暇をもてあましていたワトスンのもとに、シャーロックから電報が届きます。シャーロックと合流したワトスンは、シャーロックの兄のもとへ行きます。兄は甘い物に囲まれ太っていました。兄から見えない敵を探すように調査依頼をされたシャーロックですが、兄の思わせぶりな態度に困惑します。そんな時、レディ・カーマイケルから依頼を受けました。夫ユースタスが手紙とオレンジの種を受け取り「死が近づいている」と言っているというのです。そして二人は死んだはずの花嫁エミリア・リコレッティを見た、というのでした。ユースタスは翌日に死ぬ、と告げられます。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレあらすじ:ユースタス・カーマイケルの死
二人はユースタスの家を訪れます。花嫁の話やオレンジの種の話を避けるユースタスでしたが、シャーロックは彼を絶対に死なせない、とレディ・カーマイケルと約束します。その日の夜、屋敷の外から監視をしていたシャーロックとワトスンですが、ユースタスの悲鳴を聞き、窓を割って屋敷に侵入します。ユースタスのもとに向かったシャーロックは、刺されたユースタスの死体を発見、玄関で犯人を待ち伏せしていたワトスンは花嫁を見たのでした。レストレード警部は、死体に書置きがあったとシャーロックに言います。殺された直後には書置きはなかったのでした。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレあらすじ:モリアーティの存在
兄のところへ戻ったシャーロックは、書置きはモリアーティの言葉である、と確信します。モリアーティは長らくシャーロックの敵でしたが死んでいるはずでした。シャーロックは悪魔を呼ぶように、モリアーティを呼び出します。モリアーティは会話の後、銃で自分の頭を吹き飛ばしましたが、まだ生きていました。シャーロックは夢から覚めます。現代に戻っていて、周りにはワトスン、メアリー、兄がいます。シャーロックは100年前の出来事をみんなに話し、兄からは麻薬の摂取量リストを差し出すように言われます。その時薄れゆく記憶の中、また100年前に戻ってしまいます。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレあらすじ:100年前の未解決事件の真相
メアリーが真実に近づき危険がせまっている、という電報を受け取ったシャーロックとワトスンは、メアリーと落ち合い共に行動します。エミリア・リコレッティには共犯者がいて、銃乱射後の自殺は偽装であったこと、よく似た死体を準備して霊安室に運ばせた後、実は生きているエミリアは夫を殺したこと、そして自分を殺させて霊安室の偽の遺体とすり替えさせたことが明るみになります。そしてそれらは全て大義のためで、共犯者は妻となり人間としての尊厳を感じない女性の集団でした。ユースタスの死は復讐です。かつてエミリアとユースタスはアメリカで恋仲でしたが、捨てられたのでした。しかしすでに死んでいるエミリアに代わって復讐を遂げたのは、妻のレディ・カーマイケルでした。そう花嫁姿の女性に語ったところで、その花嫁がモリアーティだったことに気づきます。そこで現実世界に引き戻されます。
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁の結末:現在の事件の真相
エミリアの墓を掘り返せば、別人の遺体も出てくると考えたシャーロックは、エミリアの墓を掘り返します。その時、遺体がシャーロックを襲います。滝で目が覚めたシャーロックは100年前に戻っていて、モリアーティと格闘します。危機一髪でワトスンが助けに来て、モリアーティは突き落とされます。そして現実世界へ戻るために、シャーロックも滝へ身を投げます。目が覚めたシャーロックは、モリアーティは死んでいて次の出方はわかっている、と言い残し、外に出ていきます。兄はワトスンにシャーロックのことを頼み、シャーロックが破り捨てた麻薬量リストを拾います。再び100年前に戻ったシャーロックとワトスンは、この事件を「忌まわしき花嫁」と名付けようと会話しています。
以上、シャーロック 忌まわしき花嫁 のあらすじと結末でした。
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