シンプルメンの紹介:1992年アメリカ,イギリス,イタリア映画。真面目な大学生の弟と犯罪者の兄が、爆破事件の容疑者とされて逃走中の父親を探しに旅に出たことで、弟は冒険心を、兄は本当の愛を知る。
監督:ハル・ハートリー 出演:ロバート・バーク、ウィリアム・セイジ、カレン・サイラス、エリナ・レーヴェンソン、マーティン・ドノヴァン、ジョン・アレクサンダー・マッケイ、メアリー・マッケンジー、ジェームズ・ハンセン・プライス、ほか
映画「シンプルメン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シンプルメン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シンプルメンの予告編 動画
映画「シンプルメン」解説
この解説記事には映画「シンプルメン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンプルメンのネタバレあらすじ:父、脱走
ビルは親友、愛人の3人組でPC強盗に成功するが、愛人は親友とデキていて、分け前だけ残して去って行った。一方、ビルの弟で真面目な大学生デニスは、かつては大リーグで活躍し、今は国防総省爆破の容疑者として逮捕された父の面会にきていた。ところが父は発作で病院に運ばれたと聞き、デニスはビルとともに病院へ向かうが、父はすでに脱走した後だった。
母愛想をつかし、兄弟に互いの面倒を見るよう言い残して出ていく。母から渡された1枚の写真の裏にあった「TARA」という名前と電話番号を頼りに、デニスは父を捜しに行こうとビルに持ちかけ、ビルは嫌々ながらつきあうことにする。
電話番号からその場所がロングアイランドらしいとふんだ2人は、なけなしのお金をはたいてバスで行けるところまで行く。降りたところでビルは出会った男のバイクと自分の銃を交換、そこで男が銃をぶっ放したことから警察はビルが強盗の手配犯であることを知る。兄弟は慌ててバイクで逃走する。
シンプルメンのネタバレあらすじ:2人の女性
途中でバイクが故障したところで兄弟はケイトとエリナという2人の女性に出会う。ケイトはその地でバーとバンガローを経営するバツイチ女性で、元夫は犯罪者で最近出所したらしい。女たらしのビルは早速このケイトにモーションをかけ始めるがガードが堅い。元夫の友人マーティンの助けで、電話番号から住所がわかり、ビルはケイトに車を出してもらい住所に向かうが、その家は火事で焼失していた。帰り道、本気で惹かれ始めたビルは思わずケイトにキスするが平手打ちをくらう。しかしケイトもビルのシブくミステリアスなフリにまんまと引っかかり、互いに惹かれあうようになる。
一方デニスはガソリンスタンドにバイクを売りに行ったあとエリナと話をするが、実はエリナは父の愛人で、この地で父と落ち合う約束になっていたらしいことを知るが、その事実を知りながらもデニスはエリナに惹かれていく。
シンプルメンのネタバレあらすじ:父、発見!
その晩、物音がして兄弟がケイトの部屋に行くと、エリナの姿が消えていた。その時デニスが持っていた写真を見たケイトから「TARA」がマーティンの船の名前だと聞いたデニスは、すぐさま港へ向かう。
港へ着くと、マーティン、エリナ、そしてデニスが初めて見る父の姿があった。自分は爆弾犯ではないが、楽しいから逃げている、という父。エリナも父に陶酔しきっている。
シンプルメンの結末:兄の決心
デニスは警察に追われているビルを父と一緒に逃がそうとバーへ戻る途中、売ろうとしたバイクから足がつき、ガソリンスタンドで警察に捕まってしまう。事情を知ったケイトは犯罪者であることを隠していたビルに怒りをぶつけるが、警察が家宅捜索に来る前にビルを逃がす。
ビルは一旦は港へ向かい父と対面するが、そのまま父たちの船出を見送り、ケイトのもとへ戻る。待ち構えていた警察官らに取り押さえられるのと振り切り、ビルはケイトの胸に頭をあずける。
この映画の感想を投稿する