オーバードライヴの紹介:2013年アメリカ映画。衝撃の実話をもとに製作された映画。ジョン・マシューズは息子ジェイソンが麻薬密売容疑で逮捕されたことを聞かされ愕然とします。弁護士からは実刑で懲役10年にはなると言われなんとか助ける手段を探すことに。そしてたどり着いたその先で待っていたものは。
監督:リック・ローマン・ウォー 出演:ドウェイン・ジョンソン(ジョン・マシューズ)、バリー・ペッパー(クーパー)、ジョン・バーンサル(ダニエル・ジェームズ)、マイケル・K・ウィリアムズ(マリクマリーク)、メリーナ・カナカレデス(シルヴィー)、ナディーン・ヴェラスケス(アナリッサ)、ラフィ・ガヴロン(ジェイソン)、デヴィッド・ハーバー(ジェイ)、ベンジャミン・ブラット(エル・トポ)、スーザン・サランドン(ジョアン・キーガン)、ほか
映画「オーバードライヴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オーバードライヴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オーバードライヴの予告編 動画
映画「オーバードライヴ」解説
この解説記事には映画「オーバードライヴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オーバードライヴのネタバレあらすじ:起
現代、アメリカ。建設会社を経営するジョン・マシューズは頭を抱えていた。離婚した元妻シルヴィーから息子ジェイソンが麻薬密売容疑で捕まったと連絡があったのだ。ジョンは再婚して娘がいるのだがそれでもジェイソンは大切な息子なのだ。警察に事情を聞きにいくとジェイソンは大量の麻薬を友人から受け取っておりその現場を押さえたと聞かされる。麻薬を送った友人は既に逮捕されておりジェイソンが麻薬を販売目的で入手しようとしたと証言しているという。アメリカでは麻薬犯罪は非常に重い罪であるが司法取引を受けると減刑される。そのためその友人はジェイソンを密売人として密告したのだ。ただ事実は友人がジェイソンに麻薬の一時的な保管を頼んでいただけだった。しかし警察はそんなことは信じなかった。度重なる麻薬犯罪に対抗するため麻薬密売人の取り締まりには厳しい対応が必要だったからだ。担当弁護士はジェイソンに司法取引を勧めてきた。しかしジェイソンは麻薬取引に関与しておらずまた何の関係もない友人を罪におとすことはできなかった。このままでは愛する息子が重刑を受けることになる。そんな危機感を持ったジョンは連邦検事ジョアンに自分が息子の代わりに協力すると申し出ることにした。
オーバードライヴのネタバレあらすじ:承
ジョンは自身の会社の従業員の中から麻薬犯罪の経歴を持つダニエル・ジェームズを見つけました。現在の彼はジョンの会社で働く非常に真面目な従業員でした。そんな彼に麻薬取引の話を持ちかけるジョン。ダニエルは過去の犯罪について後悔しておりジョンの話を一旦断ります。しかしダニエルにも心配事がありました。彼の家族についてです。できれば妻と息子のため治安が良く教育にもいい場所に移り住みたいと思っていたのです。しかしそれにはお金が必要です。ジョンが支払うという報酬は魅力的でした。そして再びジョンの誘いが。結局ジョンに昔の仲間であるマリークを紹介しました。取引相手の紹介だけの約束でしたがジョンを警戒してマリークはダニエルにも取引に同行しろと言ってきます。この取引でのジョン達の役割は麻薬の運搬です。いわゆる運び屋ということです。マリークから了承を得たジョンは連邦検事にこのことを話しこの麻薬密売人の逮捕に協力する代わりにジェイソンの刑期を1年に減刑してくれるよう頼み込みます。連邦検事との交渉を終え捜査官の配置を取り付けたジョンは麻薬を受け取るためダニエルとともに1500キロ離れた目的地へと向かいます。道中は何事もなく進み目的地に到着、麻薬をトレーラーに積み込むジョン達を謎の襲撃者が襲います。現場にいた取引相手が応戦しますが状況はこちらに不利でした。とっさの判断でジョン達はトレーラーを利用し強行突破、なんとか逃走に成功しマリークのもとに戻りました。ジョン達はマリークに麻薬を渡します。この時本来なら捜査官が現場に突入してくるはずでしたが意外なマリークのセリフにより状況は一転してしまいました。
オーバードライヴのネタバレあらすじ:転
マリークは麻薬密売の大物との取引を匂わせ去っていきました。マリークの言葉に捜査官は大物を逮捕できるチャンスができるとこの場の取引を見逃したのです。しかしこれはジョンにとっては不本意な展開です。この取引で密売人を逮捕できれば息子の減刑という目的は達成できたのですから。翌日、会社で事態の変化に悩むジョンのもとにシルヴィーから連絡があり拘置所に向かうことに。ジェイソンが暴行を受け入院したことを知らされるジョン。混乱するシルヴィーを宥め拘置所を出るジョンでしたがその後をダニエルが尾行していました。何かおかしいと迫るダニエルに息子のため警察に協力していること等を打ち明けるジョン。ダニエルはこんな事をすれば家族に危害が及ぶと告げ去っていきます。ダニエルは急いで自分の家族を逃がしました。そしてジョンも急ぎ家族のもとへ。しかし家に帰るとマリークが待ち構えていました。車に乗せられ連れて行かれた先で麻薬カルテルのボス、エル・トポと会う事に。次の仕事はジョン一人である物をメキシコへ運ぶことだと告げられます。またジョンの家族についての情報も押さえているとも。翌日検事ジョアンのもとを訪れるジョン。エル・トポの名を聞き組織を潰せるチャンスだと期待するジョアン。しかし同席する捜査官は危険が大きすぎると苦言を呈します。それもそのはず今回はメキシコ行きなので積荷は巨額の現金だろうと予測されたからです。不審なお金の送金が難しくなった現在、組織の金をどこかへ送るには現金を直接現地に輸送するしかないのでした。このチャンスを逃せないと強行するジョアンは組織の資金とエル・トポを押さえることを条件にジェイソンを釈放することを約束します。
オーバードライヴの結末
ジョアンとの交渉を終えたジョンは帰り道で捜査官から危険すぎると警告を受けます。そしてジョンもそのことはわかっていました。再びダニエルと接触するジョン。ある計画を持ちかけます。当日、援護するため配備された捜査官達を撒き組織のアジトでトレーラーに現金を積み込むジョン。そのまま組織の構成員の乗った車を引きつれメキシコへと向かいます。ジョンの計画は身の安全を守るため国境を越える前にマリーク達とカルテル、二つのグループを同時に潰すことでした。まず油断しているマリーク達をダニエルが奇襲、銃撃戦の末、マリーク達を倒しエル・トポの携帯番号を入手。それをジョンに伝えます。ジョンは捜査官に入手した情報を連絡、それを元に捜査官は携帯の位置情報を割り出しエル・トポの追跡を開始します。しかしこの時ジョンの息子ジェイソンが逮捕されていることをエル・トポに気づかれます。すぐにジョンの始末を命じられた構成員が車を寄せてきます。これに対しジョンはあらかじめ用意していた銃で応戦。銃弾が飛び交い車同士がぶつかり合う壮絶な戦いになりました。一台また一台と脱落していく構成員の車、しかしジョンの乗るトレーラーも既にボロボロでした。最後の車を弾き飛ばしたトレーラーは横転してしまいます。しかしここでやっと警察が追いつきました。エル・トポは捜査官に逮捕されマリークは死亡。多額の組織の金は押収されたのでした。-その後- ダニエルはエル・トポの組織に掛けられた報奨金をジョンに譲られどこかへと姿を消します。またジョンはジェイソンの釈放と証人保護プログラムを受けることになりました。
以上、映画オーバードライヴのあらすじと結末でした。
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