スターダストの紹介:2007年アメリカ,イギリス映画。N・ゲイマンのファンタジー小説を原作とした映画。片思いの女性の心を射止めるため、流れ星を取ってくる決心したトリスタンは、壁を越えて魔法の王国ストームホールドに行きます。そこで、トリスタンは思わぬ大冒険をすることになります。見終わった後に、幸せな気分に浸れるファンダジー映画です。脇を固めるR・デ・ニーロやM・ファイファーのノリノリの怪演は、一見の価値があります。
監督:マシュー・ヴォーン 出演者:クレア・デインズ(イヴェイン)、チャーリー・コックス(トリスタン)、ミシェル・ファイファー(ラミア)、ロバート・デ・ニーロ(キャプテン・シェイクスピア)、シエナ・ミラー(ヴィクトリア・フォレスター)ほか
映画「スターダスト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スターダスト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スターダストの予告編 動画
映画「スターダスト」解説
この解説記事には映画「スターダスト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スターダストのネタバレあらすじ:ストームホールド
ヴィクトリア朝時代のイギリス。村が壁で囲まれているウォール村で生まれ育ったダンスタンは、禁じられている壁を越えて魔法の王国ストームホールドに入り込みます。そこで、魔女サルの奴隷として働く王女ウーナと出会ったダンスタンは、一晩を共にします。村に戻ったダンスタンの元に、9カ月後、赤ん坊が届けられます。18年後、成長したトリスタンは、片思いヴィクトリアにアタックをしますが、彼には裕福な恋敵がいます。
スターダストのネタバレあらすじ:流れ星を見た者たち
死の淵に瀕しているストームホールドの現王は、ルビーを手にしたものが次の国王となると言い絶命します。ルビーは星のように輝いたあと、流れ星として落ちていきます。権力争いで殺され亡霊となった4人の王子たちは、 生存している王子たち王位争奪戦の行方を見守ります。例の流れ星を見たトリスタンは、星を取ってきたら結婚するという約束をヴィクトリアとし、ストームホールドへ行くことを決意します。魔女三姉妹も流れ星を見ます。捕らえた星の輝く心臓を食べ、美貌と長寿を保っていた三姉妹も今では老いています。一時的に若さを取り戻したラミアが、流れ星の捕獲に向かいます。
スターダストのネタバレあらすじ:再びストームホールドへ
トリスタンは、母から託された瞬間移動できるロウソクで、母を想いながらロウソクに火をつけます。瞬間移動した先には、ルビーのペンダントをつけたイヴェインがいます。彼女こそが、流れ星の化身だと確信したトリスタンは、村へ連れ帰ろうとします。ラミアの魔の手から逃げるため、トリスタンはロウソクに火をつけ、イヴェインに「故郷を思って!」と叫びます。それぞれ故郷が違うので、ちょうど中間となる雲の上いた2人は、強面のキャプテン・シェイクスピアの空飛ぶ海賊船に捕まります。イギリスに興味津々のシェイクスピアは、トリスタンが故郷イングランドのウォール村に帰りたいと知り、2人を客人としてもてなします。シェイクスピアの真の姿は、優しく穏やかな人物だったのです。
スターダストのネタバレあらすじ:誠の愛とは
冴えなかったトリスタンは、シェイクスピアとの出会を通じて、逞しい男性に成長していきます。イヴェインは、険悪な関係だったトリスタンと心通わせ始め、光輝き始めます。ただ一人生き残りである第7王子セプティマスは、魔女が星の心臓を狙っていること、星の心臓を食べると若返ることを知ります。シェイクスピアと別れてウォール村へ向かう道中、魔女サルにネズミに変えられてしまったトリスタンは、イヴェインの自分への愛を知ります。人間に戻ったトリスタンは、思いが通じたイヴェインと結ばれます。まだ眠っているイヴェインの髪の毛を少し切り、トリスタンは当初の約束を果たすためウォール村へ向かいます。ヴィクトリアに、星の一部である切り取った髪を手渡しますが、髪は灰となっていたのです。トリスタンは、イヴェインが壁を超えると灰になってしまうことに気付きます。
スターダストの結末:2つの輝く星
トリスタンに捨てられたと思い込んだイヴェインは、彼を追いかけます。壁に向かうイヴェインを見かけた母ウーナは、壁を越えたら灰になることを知らせようと、サルを馬車に閉じ込め馬車を飛ばします。ウーナはイヴェインを引きとめますが、そこへラミアが現れます。ラミアは魔女サルを殺して、イヴェインとウーナを自分の城へと連れ去ります。壁の超えたトリスタンは、セプティマスと共に魔女の城に向かいます。魔女姉妹との激しい戦いの中、トリスタンは初めて母ウーナと出会います。セプティマス王子はラミアに殺され、亡霊となった兄弟たちの仲間入となり、トリスタンは独りで戦いに挑みます。そして、トリスタンの愛を再確認したイヴェインの輝きの力で、ラミアを倒します。王位継承者の証であるルビーを手にしたトリスタンは、唯一の王家の血を引く者だったとわかり、7人の王子たちの亡霊は天界に召されていきます。盛大な戴冠式で、国王となったトリスタンと妻イヴェインを父ダンスタンや母ウーナ、シェイクスピアとその仲間が見守ります。80年間の統治後、王国は子孫に受け継がれます。トリスタンとイヴェインは、例のロウソクに火をつけ、夜空の2つの星となり今も幸せに輝いています。
以上、映画スターダスト(2007)のあらすじと結末でした。
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