ステイの紹介:2005年アメリカ映画。精神科医のサムはある日、ヘンリーという患者に自殺予告をされます。ヘンリーを救おうと彼について調べるサムでしたが、サムの身に説明がつかない出来事が次々と起こり始めます。
監督:マーク・フォースター 出演者:ユアン・マクレガー(サム・フォスター)、ライアン・ゴズリング(ヘンリー・レサム)、ナオミ・ワッツ(ライラ)、ボブ・ホスキンス(レオン・パターソン)ほか
映画「ステイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ステイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ステイ」解説
この解説記事には映画「ステイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ステイのネタバレあらすじ:起
精神科医のサムは、元患者で自殺未遂をしたことのある恋人のライラと暮らしています。ある日、職場に訪れたサムは同僚ベスの患者であるヘンリーから自殺の計画を知らされます。サムは、頭の中で声が聞こえると訴え、土曜日の夜に自殺を決行する伝えます。ヘンリーを助けようと彼を調べ始めたサムは、彼の両親が亡くなっていることを彼から伝えられますが、母親の住所をみつけ彼女を訪ねます。
ステイのネタバレあらすじ:承
ヘンリーの母親を訪ね彼女と会話をしようとしますが、彼女はサムをヘンリーと呼び、サムは彼女の犬に噛まれてしまいます。警察に届け出たサムはヘンリーの母親が数ヶ月前に亡くなっていることを知ります。また、ヘンリーが結婚しようとしているという女性アテナを探し出したサムは彼女とヘンリーに会うことにしますが、サムは途中で気を失ってしまいます。サムが目を覚ますと、アテナを探し当てた場面にもう一度遭遇したためサムはその場を去ります。また、恋人のライラがサムをヘンリーと呼ぶなどサムの世界は不思議な現象で埋め尽くされていきます。
ステイのネタバレあらすじ:転
サムは周りに起きている奇妙な現象に戸惑いながらもヘンリーを探しだします。土曜の夜にブルックリン橋で彼の自殺を止めようとしますが、ヘンリーは銃の引き金を引きます。そして、場面はブルックリン橋での車の交通事故の場面に切り替わります。ヘンリーは両親と恋人のアテナをのせた車を運転しており、事故でヘンリー以外の3人は死んでしまいます。ヘンリーも重症を追っており、その場に駆けつけた医者のサムと看護師のライラが手当にあたります。
ステイの結末
ヘンリーの周りには、精神科医のベスや街でヘンリーとすれ違う子供を連れた女性などヘンリーの自殺前に現れた人々が集まっています。ヘンリーは、声をかけるライラをアテナと思い、指輪で結婚を申し込みます。しかし、ライラとサムの手当も虚しくヘンリーは息を引き取ります。サムとライラは映画の前半の様子を覚えていないようにヘンリーの元をさりますが、サムに一瞬フラッシュバックが起こり、ライラをコーヒーを飲まないかと誘います。
自身の運転する車の事故で家族全員を死なせてしまったヘンリーの、罪の意識が作り出した物語。最後に描かれる事故現場で死に瀕したヘンリーが見聞きした会話や映像、周りにいる人物が、前半の物語で形を変えて登場します。事故を起こしてしまったヘンリーの、自分だけが死んで家族には助かってほしいという切なる想いが込められていて、ラストの求婚のシーンは泣けます。見る人によって解釈が分かれますが、鑑賞後不思議な感覚に襲われるはずです。