映画「ツイスター2008」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ツイスター2008の紹介：2008年アメリカ映画。シアトルで発生した巨大竜巻を前に、気象学者の女性が家族との関係を見つめ直していくパニック＆アクション。幼い頃竜巻によって両親を亡くしたエイプリルは、以来竜巻の研究に取りつかれ気象学者となっていた。仕事を優先するあまり、一人娘ダナとの間には気まずい溝が出来ている。そんなある日、エイプリルは弟ショーンを訪ねダナと共にシアトルへ向かった。ところがシアトルに到着すると、異常気象のため竜巻が発生。エイプリルはまたしても仕事に没頭してしまい、怒ったダナは不良青年ライアンと付き合い始める。ダナの身の危険を察知したエイプリルは娘を必死に探すが、その前に巨大竜巻が立ち塞がるのだった。
監督：スティーヴン・R・モンロー 出演者：ミミ・ロジャース（エイプリル）、ロバート・モロニー（ショーン）、アンドリュー・エアリー（トラビス）、ライアン・ケネディ（ライアン）、エリス・レヴェスク（ダナ）ほか
この解説記事には映画「ツイスター2008」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台は現代アメリカ、ワイアッツビル。気象学者のエイプリルは、竜巻の研究に人生を捧げていました。彼女は13歳の時竜巻によって両親を亡くし、以来30年間取りつかれたように竜巻を追い続けています。この日もレーダーを使い竜巻を追っていたエイプリルは、一人娘ダナのいる高校が被害に遭いそうだと予測しました。
急いで車を飛ばしますが、通行止めを食らった挙句にタイヤがパンクしてしまいます。その間に竜巻は学校を直撃しました。幸いダナは無事でしたが、迎えに来たエイプリルを見て遅いと怒鳴ります。エイプリルは研究に没頭するあまりダナのことは放置ぎみで、母娘の間にはいつしか気まずい溝が出来ていました。
ダナは今回迎えが遅れたのも、エイプリルが竜巻の方を優先したからだと思っているのです。その夜、竜巻をニュースで知ったモリーがエイプリルに電話をかけて来ました。モリーはエイプリルの弟ショーンの妻で、現在妊娠中です。エイプリルはショーンとも長年不仲が続いていました。
それを放っておけないと考えたモリーは、シアトルの自宅にエイプリルとダナを招待します。エイプリルは少し悩みましたが、誘いを受けることにしました。
シアトルに到着したエイプリルとダナ。天気は悪く、アラスカ湾一帯は暴風雨域にあります。エイプリルは弟夫婦に会う以外に、もうひとつ目的を持っていました。今年高校を卒業するダナに、大学を勧めたかったのです。ショーンの家の近くにあるガーフィルド大学では演劇も学べるため、ダナは途端に上機嫌になりました。
エイプリル達は、ショーンの家に到着し久しぶりの再会を果たします。モリーは笑顔で迎えてくれましたが、エイプリルとショーンの間には蟠りがあり、会話も弾みませんでした。そんな時、ダンダス湖で突如竜巻が発生したと一報が入ります。町の保安官であるショーンは、エイプリルと共に現場へ急行しました。
現場は悲惨な状態でした。エイプリルが顔を険しくしていると、お天気キャスターのトラビスがテレビクルーと一緒に現れます。エイプリルとトラビスはかつて同じ大学に通い、交際していたこともありました。再会を喜んだトラビスはエイプリルに番組出演を依頼。エイプリルは快諾し、カメラの前で竜巻の危険性と、また発生するだろうという警告を発しました。
ダナは早速自分を放っていったエイプリルに怒っていました。気分転換にモリーと出かけた喫茶店で、地元の青年ライアンと知り合います。彼はガーフィルド大学の学生で、毎朝この喫茶店に来ると言いました。ダナはライアンに一目で惹かれてしまいます。
一方、帰宅途中のエイプリルとショーンは、偶然事故に遭った幼い子どもを保護しました。２人はひっくり返った事故車の中で既に死亡している子どもの母親を見つけます。エイプリルは子どもの姿をかつての自分と重ねてしまい、涙を流しました。
彼女は両親が死亡した竜巻の瞬間、２人を助けるために何か出来たはずだと罪悪感に苦しめられています。そして早くに立ち直り、前を向いて人生を歩んでいるショーンを責めました。ショーンは自分も苦しかったことを訴え、努力で立ち直ったのだと主張します。そしてエイプリルが追っているのは、竜巻ではなく亡霊だと言い返しました。
翌日。朝早くに家を抜け出したダナは、喫茶店でライアンと再会します。楽しそうに話す２人の姿を目撃したショーンは、急いで入店しライアンを追い返しました。実はライアンはこの辺りでは有名な不良で、金持ちの父親を後ろ盾に悪さばかりしているのです。
ショーンはライアンに関わるなと警告しますが、ダナは不満でした。ダナとショーンが家に帰ろうとすると、突然雹が降って来ます。積乱雲が発達し、巨大な嵐が来ようとしているのです。既にマウント・オーバーンでは竜巻が発生していました。トラビスから情報を受けたエイプリルは、彼に請われて上空からの調査に同行します。
帰宅したダナは、また自分より仕事を優先したエイプリルに激怒しました。そのタイミングでライアンからの電話を受けたダナは、モリーの目を盗んで家から飛び出してしまいます。ライアンはダナを車に乗せると、父親の会社の新作モデルハウスに案内しました。
ダナははじめこそ豪邸に歓声を上げましたが、どんどん暗くなっていく空に不安を覚え始めます。竜巻警報が出たと知った彼女はモデルハウスを出ようとしますが、セックスを目的に連れ込んだライアンに阻まれてしまいました。
モリーは仕事中のショーンと連絡を取り、ダナがいなくなったことを伝えます。２人はおそらくライアンの仕業だと考え、エイプリルにも電話をかけました。巨大な嵐が刻一刻と迫る中、行方不明になったダナ。動転したエイプリルは、心配するトラビスに思わぬ真実を打ち明けます。
実はダナはトラビスとの子どもだったのです。隠し続けてきたエイプリルを叱るトラビスでしたが、今はダナを保護することが最優先と考え、ショーンと一緒に探し始めました。ショーンはライアンの車に位置特定装置がついていたことを思い出し、彼らがモデルハウスにいることを突き止めます。
竜巻は正にそのモデルハウスを直撃しようとしていました。エイプリル達が駆けつけると、ライアンから逃げたダナが外に飛び出して来ます。彼女の前には巨大な竜巻が迫っていました。エイプリル達はダナとライアンを保護し、身を伏せて竜巻をやり過ごします。
モデルハウスは大破しましたが、全員大きな怪我もなく無事でした。竜巻が消えた後、ライアンは捕まりパトカーで連行されます。トラビスがダナに向かって話を始め、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「ツイスター2008」のあらすじと結末でした。
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