映画「ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界の紹介：2022年アメリカ映画。過去に「ベイマックス」を手掛けた監督ドン・ホールが不思議な世界に迷い込んだ冒険家と元冒険家の親子の絆を描いた作品。奇想天外な生き物がいる不思議な世界である動力源を守るためにやってきた元冒険家のサーチャーはその動力源の正体を知ることになります。
監督：ドン・ホール 声優：ジェイク・ギレンホール/原田泰造（サーチャー）、デニス・クエイド/大塚明夫（イェーガー）、ジャブーキー・ヤング＝ホワイト/鈴木福（イーサン）、ガブリエル・ユニオン/松岡依都美（メリディアン）、ルーシー・リュー/沢海陽子（カリスト）、ほか
この解説記事には映画「ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イェーガーとサーチャーの親子は、アヴァロニアでも有名な冒険家です。今回も雪山で命をかけて冒険に挑んだ末に雪山で不思議な植物を見つけました。
その不思議な植物に何かを感じたイェーガーは、探索を続けるべきと主張しますが、サーチャーたちは引き上げようと反対します。それに腹を立てたイェーガーは息子の反対を押し切り、一人で雪山の奥へと進んで行きました。
父イェーガーが雪山に消えてから25年が経ちました。サーチャーはあの日持ち帰ったパンドという植物が、アヴァロニアの貴重なエネルギー資源になることを発見し、冒険家を辞めバンドの栽培をしています。
父が消息を断ったことからサーチャーは冒険が嫌いになり、冒険を完全に辞めています。妻メリディアンと結婚し、息子のイーサンと犬のレジェンドと幸せに暮らしていました。
パンドの栽培は順調で、アヴァロニアに役立つ資源を提供出来ていることから英雄視されていたサーチャー。しかし、家庭を省みず冒険に没頭していた父イェーガーに対するコンプレックスが払拭出来ず、複雑な気持ちでいました。
ある日、家族で食事をしていると大きな揺れが家族を襲います。そこに現れたのは、アヴァロニアの探索隊のリーダーであり、大統領でもあるカリストでした。
カリストはアヴァロニアのエネルギー資源であるパンドの力が失われつつあると話します。カリストは発見者であるサーチャーにその原因を探るための冒険に参加するよう依頼しに来たのでした。
サーチャーはアヴァロニアのためならとそれを承諾、準備を始めます。密かに冒険に憧れていたイーサンが一緒に行きたがりますが、サーチャーは危険だからとそれを拒否、一人でカリストの船に乗り込みました。
サーチャーたちはパンドの大きな根が見つかった穴へと向かいます。しかしサーチャーを追って妻メリディアンがやってくるのに気づきます。さらには、どうしても冒険に付いていきたいイーサンと愛犬のレジェンドも船に忍び込んでいることが分かりました。
家族を危険に晒したくないサーチャーでしたが、突然ピンク色の謎の生物に襲われ、船は落下していき、不思議な世界に不時着してしまいました。
その世界には更に不思議な生物がたくさんいました。そこで巨大な生物に襲われた一行を、何者かが助けてくれます。それは25年前に行方不明になっていたイェーガーでした。どうやらイェーガーはあの雪山から不思議な世界に迷い込み、未だ一人で冒険を続けていたのです。
複雑な気持ちのサーチャーとは違い、冒険家になりたいイーサンは初めて見る冒険家の祖父に憧れの眼差しを向けます。イェーガーとサーチャー、互いに上手く思いを伝えられず喧嘩ばかりになりますが、まずこの世界から出ることを考えようという事になりました。
サーチャーたちが探索したことから、ある真実が分かりました。それは、今いる不思議な世界もアヴァロニアも一つの大きな生き物だったのです。そして今までアヴァロニアの活力源として重宝したパンドも、この生き物にとっては悪で排除すべき存在でした。故にこの生き物は排除する動きをし始めたのです。それがアヴァロニアにおけるパンドが力を失った原因でした。
このままではこの生き物が死んでしまうと判断したサーチャーたちは、パンドを諦め、生き物を救うべく動き出します。これが世界の危機を救うことになったのです。
パンドを失ったアヴァロニアは、以前と比べ不便になってしまいます。しかし、人々はその変化を受け入れ、前に進んで行きます。サーチャーもまた、相容れなかったイェーガーを受け入れて暮らしていくことを今回の冒険で学んだのでした。
以上、映画「ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界」のあらすじと結末でした。
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