サバイバーの紹介:2015年アメリカ,イギリス映画。この作品は「たった1人で100万人を救えるか!?」というキャッチコピーで、テロリストの容疑者とされた女性外交官が政府当局や暗殺者から追われつつも、アメリカ史上最大のテロ計画を阻止するため、単身で立ち向かう姿を描いたサスペンス・アクション映画です。
監督:ジェームズ・マクティーグ 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ(ケイト・アボット)、ピアース・ブロスナン(“時計屋”)、ディラン・マクダーモット(サム・バーカー)、アンジェラ・バセット(クレイン大使)、ロバート・フォスター(ビル)、ジェームズ・ダーシー(サンダーソン警部)、フランシス・デ・ラ・トゥーア(サリー)、ほか
映画「サバイバー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サバイバー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サバイバーの予告編 動画
映画「サバイバー」解説
この解説記事には映画「サバイバー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サバイバーのネタバレあらすじ:プロローグ:人質
アフガニスタンのカンダハル、7月18日午前5時2分、同地に出兵していたアメリカ兵たちがテロリストたちから激しい攻撃を受けていました。一報を聞いた1機のヘリが救出に向かいましたが、逆にテロリストたちに撃墜されてしまいました。ヘリに搭乗していた二人のアメリカ兵は、テロリストたちに囚われてしまいました。テロリストは二人の認証票から、人質として使えそうな男一人を探り当てると、もう一人の男は使えないと言い、彼を焼き殺してしまいました。
サバイバーのネタバレあらすじ:2.不審
英国のロンドン、12月29日午前8時15分、アメリカ大使館に赴任してきたばかりのケイト・アボットの仕事は、英国経由でアメリカへ不正入国しようとするテロリストを未然に阻止することでした。ケイトは誰もが認める優秀なエリート職員で、将来を期待され、上司のサム・パーカーや仲間たちからも厚い信頼を得ていました。この日、ケイトはビザ申請に来たあるルーマニア国籍の医師・バランの入国目的に不審を抱き、バランに色々と質問をしていました。そこに長年勤務しているビル・タボットが現れ、ケイトにバランには何も問題はないだろうと言い、半ば強引にバランの入国をパスさせました。9.11で友人たちを失い、職務と愛国心に溢れるケイトは、その後、密かにバランの経歴等を調査しました。バランは医療ガスの専門家で、ある大手製薬会社の顧問をしていました。ケイトはバランの今回の入国目的に強い不信感を抱きました。彼の関連調査をしていると、ここ最近の科学者の入国にすべてビルが関与していることに気づきました。ケイトの不審は益々膨らみ、彼女は独自で調査をし始めました。しかしどういう経緯か、スコットランド・ヤードのアンダーソン警部から、ケイトの調査に横槍が入り、その上、クレイン駐英大使からも厳重注意を受けるはめとなってしまいました。ケイトは調査中止どころか、あわや処分寸前まで追い込まれましたが、上司のサムが庇ってくれたお蔭で何事もなく済みました。サムはケイトの優れた観察力を信じていました。サムはケイトが内密にバランの調査をする事を黙認することにしました。
サバイバーのネタバレあらすじ:3.容疑
一方、入国したバランはある謎の人物たちと接触し、新任のケイトは要注意人物であると告げました。その男たちは早速、ケイトを処理するよう、伝説の凄腕の暗殺者「時計屋」に依頼をしました。ケイトの命を狙い、時計屋はリモート爆弾を密かに作り、彼女を抹殺しようとしました。そして12月30日、ケイトと同僚たちはビルの誕生日を祝うため、彼がお気に入りのレストランに行きました。偶々、ケイトはビルへのプレゼントをレストランの近くの店で買っていたときでした。突如、そのレストランで大爆発が起きました。ケイトもその爆破に巻き込まれましたが、一命は取り留めました。気が付いたケイトはふらふらになりながら、レストランへ向かい、助けを呼びました。そこに現れたのは時計屋でした。何も知らないケイトに、時計屋は銃を向け、彼女を抹殺しようとしました。驚いたケイトは時計屋から必死に逃走し、何とか彼の追跡から逃れることができました。パニック状態になりながらも、ケイトはIDを持ちながら生存者プロトコルに従って、公園へと逃げました。そこに現れたのは、なんとビルでした。ビルはケイトをなだめるように一目のつかない所へと誘導すると、突然、銃を取り出し、ケイトを撃ち殺そうとしてきました。驚いたケイトはビルと揉み合いになり、その最中、不可抗力で銃が誤射され、ビルは自らの銃で死んでしまいました。しかし、その光景を見ていた公園の人々は、呆然と銃を持っていたケイトがビルを殺害したと勘違いしました。ケイトはその姿を画像に撮られてしまいました。画して、ケイトは爆破テロとビルを殺害した容疑者として、指名手配犯となってしまいました。ケイトを自らの妹分として高く評価していたクレイン駐英大使もケイトに不審を抱き、ケイトの味方は、上司サムとコンピュータ室のサリー、そして友人のリサだけになってしまいました。
サバイバーのネタバレあらすじ:4.逃走
そんな中、米大使館のレーダーが何者かによって爆破されました。それはバランと時計屋の仕業でした。バランは特殊な爆破ガスを開発し、それを米大使館のレーダー内に密かに注入し、それを時計屋が遠方から特殊な徹甲弾を使って狙い撃ち、爆破させたのでした。バランと時計屋は結託して、ニューヨークでその4倍もの爆発力を持つガスで、爆破テロを起こす計画をしていました。サムとサリーは伝説の暗殺者と呼ばれる「時計屋」が、ケイトを追っていることを知りました。何とかして時計屋やアンダーソン警部たちよりも先にケイトと接触を図ろうと、サムはケイトを追いました。容疑者として濡れ衣を着せられたケイトは、友人のリサに逃走に必要なものを手配してもらい、逃亡しました。その後を時計屋やアンダーソン警部たちが執拗に追ってきました。ケイトは必死で地下道を使い、逃げました。そしてケイトは真相をつかむため、ビルの家に逃げ込みました。そこで待っていたのは、サムでした。ケイトは、サムから自分が「時計屋」と呼ばれる暗殺者から追われていることを知らされました。そして、時計屋が死んだビルのIDカードを使って、自分を追跡しているのを知りました。ケイトとサムは、ビルの部屋で真相に迫りました。ビルはアフガニスタンで息子を人質にされ、仕方なくテロリストたちの不正入国を黙認していたのでした。真相を知ったケイトとサムはビルの部屋から逃げようとしましたが、そこに時計屋が現れました。サムは時計屋に撃たれ、驚いたケイトは時計屋から何とか逃走しました。ケイトはサムを撃った容疑者ともされてしまいました。
サバイバーのネタバレあらすじ:5.決意
ケイトは自分の無実を証明するためも、逃走するのを止め、バランと時計屋の陰謀を暴こうと決意しました。ケイトはサリーと密かに連絡をとり、彼女の力を借りて、単身で米大使館の地下コンピュータ室へと潜入し、偽パスポートを作成しました。そして、そこでケイトはバランのビザから、彼の英国での爆破テロは実験に過ぎず、本番はニューヨーク・タイムズスクエアで行われるニューイヤーズイブで起こすテロである事を突き止めました。ケイトはサリーにその情報を伝えました。サリーはケイトからの情報をクレイン駐英大使に伝え、訴えますが、クレイン大使は信じず、ケイトを指名手配しました。ケイトは偽造パスポートを使って、何とかロンドンを立ち、バランを追ってニューヨークへと飛びました。何とかケイトはニューヨークでの包囲網を掻い潜り、タイムズスクエアへと急行しました。ケイトはそこでバランの姿を発見し、彼の跡をつけました。ケイトは途中、テロリストに襲われますが、何とか切り抜け、銃を手に入れました。ケイトはバランを追って、ホテルの屋上に行きました。その屋上では、自分の発明した爆破ガスの効果を見たいというバランと、テロリストとしてNYの街を恐怖に陥れようとする時計屋との思惑がズレ、時計屋はバランを刺し殺しました。時計屋は年末のカウントダウンに合わせて、ライフルの照準を向けました。残りあと60秒を切ったところで、ケイトは屋上の時計屋を見つけました。ケイトは時計屋を阻止しようと、必死で時計屋と格闘した末、彼を屋上から突き落とすことに成功しました。
サバイバーの結末:事件解決
ケイトの決死の活躍でNYでのテロは未然に防がれました。ケイトにかかっていた容疑も無事に晴れました。事件に巻き込まれて、時計屋に殺されたと思われていたサムから元気そうな電話をもらいました。「生きていた」とケイトは安堵しました。そんなケイトもサムは「生きていた。今夜は君が100万人もの人を救ったんだ」と呟きました。
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