スウィート・ノベンバーの紹介:2001年アメリカ映画。1968年に製作「今宵かぎりの恋」をリメイクした恋愛映画です。仕事人間のネルソンが携帯と時計を捨て、風変わりな女性サラと“11月の恋人”として期間限定の同棲生活をスタートさせます。サラとの生活でネルソンは、忘れかけていた人間性を取り戻していきます。主演のK・リーヴスとC・セロンは「ディアボロス 悪魔の扉」でも共演。主題歌はエンヤ。
監督:パット・オコナー 出演者:キアヌ・リーヴス(ネルソン)、シャーリーズ・セロン(サラ)、ジェイソン・アイザックス(チャズ)、グレッグ・ジャーマン(ヴィンス)、リーアム・エイケン(アブナー)ほか
映画「スウィート・ノベンバー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スウィート・ノベンバー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スウィート・ノベンバー」解説
この解説記事には映画「スウィート・ノベンバー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スウィート・ノベンバーのネタバレあらすじ:傲慢な彼
仕事一筋のエリート広告マンのネルソンは、恋人との約束を簡単に破ってしまうような男性です。仕事に忙殺されるネルソンは、同僚に急かされるようにして、自動車免許更新のため運転試験場へ行きます。試験中ネルソンはわからない問題をサラという女性に聞きますが、その行為が試験官に発見されます。ネルソンではなくサラが試験失格となり、彼女は30日後の試験を受けることになります。ネルソンはサラに自分のせいで免許更新が出来なくなったことを謝罪します。サラはその謝罪に、誠意のなさを感じ取ります。
スウィート・ノベンバーのネタバレあらすじ:彼女の特殊能力
憂さを晴らすために、ネルソンを振り回したサラは彼の孤独を見抜きます。サラは孤独を抱えた人を癒すという特技を、ネルソンに実践しようとします。“11月から一か月間、一緒に住むこと その間は一切仕事をしない”という条件を提案します。サラの身勝手さに呆れたネルソンは立ち去ります。いつものように仕事に忙殺されるネルソンでしたが、些細なことでクライアントと揉めクビになります。蔑ろにしていた恋人までも去り、人生は息詰まったネルソンは、サラと“11月の恋人”として同棲をすることになります。
スウィート・ノベンバーのネタバレあらすじ:癒されていく彼
同棲をスタートしたネルソンは戸惑いながらも、いつの間にかサラのペースに巻き込まれていきます。ネルソンは以前からサラが、期間限定の恋人を立ち直らせることをライフワークにしていることを知ります。孤独な男性を察知したサラは、自分の特技を駆使して1ケ月の間に恋人を立ち直らせ、後腐れなく別れていくという生活を送っていたのです。ネルソンはサラを通して、自分と同じように孤独を抱えている人と出会い徐々に癒されていきます。一方、家族と揉めているサラをネルソンは心配しますが、彼女は何も答える気がないようです。
スウィート・ノベンバーの結末:彼女が生きる糧
仕事への未練を断ち切れないネルソンはサラとの約束を破り、かつての同僚ヴィンスと業界の重鎮に会いに行きます。しかし高額のオファーを断ったネルソンは、サラとの生活がかけがえのないものと悟ります。サラにプロポーズしたネルソンは、彼女が癌に冒されていることを知ります。不治の病の為、治療を諦めたサラは家族から離れ、ネルソンのような男性を助けることに希望を見出したのです。ネルソンはすべてを受け入れることをサラに伝えます。ネルソンを愛しながらもサラは自分の信念に従い、美しい思い出を残して去っていきます。
以上、スウィート・ノベンバーのあらすじと結末でした。
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