特命係長 只野仁 最後の劇場版の紹介:2008年日本映画。深夜に放送され、人気を博した「特命係長 只野仁」の劇場版。柳沢きみおのコミックを原作に、大手広告代理店・電王堂で働く、普段は地味なダメ社員だが、裏では会長の指令で社内外のトラブルを解決する“特命係長”として活躍する只野仁を描く。
監督:植田 尚 出演:高橋克典(只野仁)、櫻井淳子(坪内紀子)、永井大(森脇幸一)、蛯原友里(山吹一恵)、田山涼成(佐川和男)、近江谷太朗(野村俊男)、秋山莉奈(シルビア)、西川史子(加藤エミ)、長谷川初範(安西虎彦)、吹越満(村川秀行)、デビット伊東(堀口)、桑名正博(田中伸介)、赤井英和(山西裕一)、三浦理恵子(新水真由子)、梅宮辰夫(黒川重蔵)、
映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
特命係長 只野仁 最後の劇場版の予告編 動画
映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」解説
この解説記事には映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
特命係長 只野仁 最後の劇場版のネタバレあらすじ:起
大手広告代理店・電王堂の総務二課で働く只野仁(高橋克典)。彼は普段はまったくうだつの上がらないダメ社員ですが、その裏の顔は社内外のトラブルを秘密裏に解決する「特命係長」です。
ある日只野の会社で、ビールCMに起用されているグラビアアイドルのシルビアが記者会見を行っていました。するとシルビアの頭上にボルトが外れた鉄骨が落ちてきます。それを見た只野が助け、シルビアは怪我一つなく無事でした。
その後、只野が食堂で昼食をとっていると、配達職員の森脇(永井大)からハガキを受け取ります。会長室を訪れた只野は、今回の事件との関連性はわかりませんが、シルビア宛てに脅迫状が届けられたことを聞かされます。そして会長(梅宮辰夫)から、電王堂が手がける「フラワー・アース・フェスタ2008」のイメージキャラクターであるシルビアの護衛と身辺調査を命じられました。
特命係長 只野仁 最後の劇場版のネタバレあらすじ:承
只野は電王堂からの新しい担当として、シルビアやシルビアのマネージャーと共に、プライベートパーティーに参加。しかし目を離した隙に、シルビアが居なくなってしまいます。
その頃、恋人とホテルに移動していたシルビアを森脇が後をつけていました。森脇と共に見張っていた只野は、近くに不審な黒い車が停まっている事に気が付きます。只野が黒い車の様子を見に行こうとすると、「フラワー・アース・フェスタ 2008」の責任者である電王堂の山西(赤井英和)が現れ、山西は週刊誌の男性にお金を渡し、その場から黒い車は去っていきました。
次の日、電王堂の営業二部部長の村上が怪しいのではないかと睨んだ只野は、森脇に村川をマークするよう指示。すると村上がシルビアのスタジオを訪れ、シルビアは行方不明となります。只野は清掃員に扮した怪しい男にシルビアが眠らされているのを見つけ、男と戦うことになります。そこへ只野と同じ部署の山吹(蛯原友里)が通りかかり、男は逃げていきました。
再びシルビア宛ての脅迫状が届き、只野は犯人の狙いがシルビアではなく電王堂ではないかと睨みます。只野は「フラワー・アース・フェスタ 2008」の延長を提案しますが、会長は山西に今回の企画で成功してほしいと願い、会長の思いを知った只野は大阪へ行きシルビアを守る事にしました。
特命係長 只野仁 最後の劇場版のネタバレあらすじ:転
大阪に来た只野は山西と串カツ屋に行き、仕事熱心な山西には妻と子供に逃げられた過去があることを知りました。しかし5年ぶりに妻と子供が戻って来る事になり、嬉しそうな山西。
「フラワー・アース・フェスタ 2008」まであと二日となり、只野はシルビアのマネージャーとシルビアの元所属事務所社長・田中とのツーショット写真を発見します。バーで飲んでいたマネージャーに近づき、関係を持った後で話を聞く只野。マネージャーは田中の愛人で、田中の指示で今の事務所に入社し、シルビアの移籍を有利に交渉しようとしていました。するとシルビアの車の運転手・須藤から只野に電話があり、シルビアが英会話学校社長の堀口の部屋にいると連絡があります。
襲われそうになっていたシルビアを助け出し外に連れ出すと、今度は以前に戦った清掃員の男が現れ、シルビアを連れ去ってしまいます。巨大な男に突き飛ばされ、気を失う只野。その後、森脇に発見され無事だった只野は、シルビアの元所属事務所社長・田中の事務所に向かいます。
するとロッカーからマネージャーの遺体が出てきて、只野は田中が関係していると確信。そして町に出た只野と森脇は、大阪で村川を見つけました。
特命係長 只野仁 最後の劇場版の結末
村川の机の引き出しからはシルビアのグッズと脅迫状、そして3000万円が振り込まれた預金通帳が隠してありました。その話を只野は山西に伝えます。そして迎えた「フラワー・アース・フェスタ 2008」の日、只野は山西の家を訪れると、部屋の中には血まみれの山西が倒れていました。山西の携帯の最後に着信があったのが福岡のホテルからだと分かり、福岡へと向かう只野と森脇。
しかし何の手がかりもなく、山西のメモ「Tiger423」が何かのパスワードだと考え、森脇は「423」が誕生日だと気が付きます。経理で大金が動かせる電王堂の社員を調べると、電王堂の経理担当常務で「フラワー・アース・フェスタ2008」では財務担当をしている安西が浮かび上がってきました。
その頃、倉庫に捕まっていたシルビアは、安西や巨大な男たちに囲まれていました。そこへ只野が助けに来ます。「フラワー・アース・フェスタ 2008」を失敗させ、自分の出世だけを狙っていた安西。しかも死んだとばかり思っていたマネージャーは、実は安西とグルで、只野には田中を悪者に仕立てるための丁稚話をしていました。
只野は安西の手下の男たちを相手に戦い、巨大な男と戦い見事勝利。最後に安西を殴り倒した只野とシルビアは、「フラワー・アース・フェスタ 2008」にジェット機で向かいます。そして只野とシルビアは、パラシュートで何とか会場に到着するのでした。
自分を見失う下らない欲を捨てて、愛する人を守るのが男のプライドだと思う只野は、一人街をさっそうと歩くのでした。
以上、映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」のあらすじと結末でした。
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