ブランカとギター弾きの紹介:2015年イタリア映画。日本人映画監督の長谷井宏紀が、ヴェネツィア・ビエンナーレとヴェネツィア映画祭の全面出資を得て製作した長編第1回作品です。長谷井は、フィリピン・マニラ市内のスラムを舞台に、盲目の老ギタリストと孤児の少女の出会い、心の軌跡を諧調ゆたかなカラー映像の中でとらえています。盲目のギタリストを演じるのは、役柄そのままの街頭演奏家ピーター・ミラリ。少女ブランカには、演技初挑戦で映画初主演のサイデル・ガブトロ。その他、街頭で出演交渉を受けた少年たちのナイーブな演技が出色の作品です。
監督:長谷井宏紀 出演者:サイデル・ガブテロ(ブランカ)、ピーター・ミラリ(ピーター)、ジョマル・ピスヨ(セバスチャン)、レイモンド・カマチョ(ラウル)ほか
イタリア映画一覧
「ブランカとギター弾き」のネタバレあらすじ結末
「ウイークエンド」のネタバレあらすじ結末
ウイークエンドの紹介:1967年フランス,イタリア映画。ジャン=リュック・ゴダール監督の撮った、世の中を批判した不条理な作品。パリに住む夫婦が週末、妻の田舎に帰るだけの話で、途中で巻き込まれる狂気の世界をどうとらえるかによって賛否が分かれます。夫の肉を食ってしまうというラストも衝撃です。邦題に関してウイークエンドのイが大文字なのがこの作品の特徴と言われています。
監督:ジャン=リュック・ゴダール 出演者:ジャン・ヤンヌ(ロラン・デュラン)、ミレーユ・ダルク(コリーヌ・デュラン)、ジャン=ピエール・カルフォン(FLSO指導者)、ほか
「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」のネタバレあらすじ結末
怒りのガンマン/銀山の大虐殺の紹介:1969年イタリア映画。『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』『ウエスタン』でセルジオ・レオーネ監督の助監督を務めたジャンカルロ・サンティの監督デビュー作となるマカロニウエスタンです。西部開拓時代を舞台に、訳ありの賞金首を助けた元保安官が事件の真相を探るうちに銀の鉱脈にまつわる抗争に巻き込まれていく様を描きます。
監督:ジャンカルロ・サンティ 出演:リー・ヴァン・クリーフ(クレイトン)、ピーター・オブライエン(フィリップ・フェルメール)、ジェス・ハーン(御者)、ホルスト・フランク(デヴィッド・サクソン)、マルク・マッツァ(イーライ・サクソン)、クラウス・グリュンベルク(アダム・サクソン)、アントニオ・カサール(ホール)、ドミニク・ダレル(エリザベス)ほか
「女は女である」のネタバレあらすじ結末
女は女であるの紹介:1961年フランス,イタリア映画。ジャン=リュック・ゴダールの長編映画第3作で、初のカラー、スコープ作品。子作りをめぐってけんかになった男女とその親友をミュージカル・コメディー風に描く。映画完成後にゴダールとアンナ・カリーナは結婚した。フランソワ・トリュフォー監督の『ピアニストを撃て』に出演したマリー・デュボワ、同じくトリュフォーの『突然炎のごとく』に出演したジャンヌ・モローが特別出演している。音楽はミシェル・ルグラン。
監督:ジャン=リュック・ゴダール 出演者:アンナ・カリーナ(アンジェラ)、ジャン=クロード・ブリアリ(エミール)、ジャン=ポール・ベルモンド(アルフレッド)、ほか
「これからの人生」のネタバレあらすじ結末
これからの人生の紹介:2020年イタリア映画。名女優ソフィア・ローレンの息子エドアルド・ポンティが監督を務めた話題作。舞台はイタリア。セネガル出身の12歳のモモは3歳の時に母親を亡くしてしまいます。ずっと自分の居場所を感じていなかったモモでしたが、ユダヤ人のローザと出会うことで気持ちに変化が起こります。
監督:エドアルド・ポンティ 出演:イブラヒマ・グエイェ(モモ)、ソフィア・ローレン(ローザ)、アブリル・ザモラ(ローラ)、レナート・カルペンティエリ(コーエン)ほか
「愛の風景」のネタバレあらすじ結末
愛の風景の紹介:1992年スウェーデン,デンマーク,フランス,イギリス,ドイツ,イタリア,ノルウェー,フィンランド,アイスランド映画。テレビ用だった作品を劇場用に再構築して作り上げたのが本作。神学生の貧しい青年と上流階級の娘が愛し合い、結婚し互いの価値観の違いという壁を乗り越え、やがて理解し合うという美しい姿を描いています。カンヌ国際映画祭で最高賞「パルム・ドール」を受賞。別題は「ベスト・インテンション/善意ある人々/ベスト・インテンション」
監督:ビレ・アウグスト 出演:サムエル・フルーレル(ヘンリク)、ペルニラ・アウグスト(アンナ)、マックス・フォン・シドー(ヨハン)、ギタ・ナービュ(カリン)、M・マルム、ほか
「天空の結婚式」のネタバレあらすじ結末
天空の結婚式の紹介:2018年イタリア映画。役者としてベルリンで暮らし、結婚を決意したアントニオとパオロ。しかし問題は互いの親を説得すること。パオロはゲイをカミングアウトして以来、母親とは口を利いていない。アントニオは復活祭でイタリアに帰郷する際にパオロを連れて、両親にカミングアウトと同時に婚約の報告をすることに。しかし村長を務める父親は断固として反対。そこへ幼馴染で元カノのカミッラが現れ事態は思わぬ方向へ。作品の原案はアメリカのオフ・ブロードウェイの大ヒット舞台『My Big Gay Italian Wedding』。イタリアを代表する人気俳優ディエゴ・アバタントゥオーノが父ロベルト役に扮し、ベテラン女優モニカ・グェリトーレなどイタリアで活躍する俳優陣がキャストを努める。
監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ 出演:ディエゴ・アバタントゥオーノ(ロベルト)、モニカ・グェリトーレ(アンナ)、サルヴァトーレ・エスポジト(パオロ)、クリスティアーノ・カッカモ(アントニオ)、ディーノ・アッブレーシャ(ドナート)、ディアーナ・デル・ブッファロ(ベネデッタ)、ベアトリーチェ・アレーナ(カミッラ)、ロザリア・ドゥルソ(ヴィンチェンツァ)、アントニオ・カターニア(フランチェスコ修道士)、エンツォ・ミッチョ(本人)ほか
「ウンベルトD」のネタバレあらすじ結末
ウンベルトDの紹介:1951年イタリア映画。貧しさに喘ぐ老人の苦悩と苛立ち、そして飼い犬との絆を描くドラマ作品。老人ウンベルトは飼い犬フライクと共に、僅かな年金で糊口を凌いでいた。しかし意地の悪いアパートの管理人から家賃を値上げされ、金策の無いウンベルトは途方に暮れてしまう。友人知人はあてにならず、物乞いはプライドが許さない。いよいよ自殺を決意したウンベルトの心残りはフライクだった。彼はせめてフライクが安心して暮らせるところを探してから死のうとするが、それさえも上手くいかない。
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 出演者:カルロ・バティスティ(ウンベルト・D・フェラーリ)、マリア・ピア・カジリオ(マリア)、リナ・ジェナリ(アントニア・ベッローニ)、イレアナ・シモバ(ウンベルトの部屋の女性)、エレナ・レイ(病院の修道女)ほか
「アダム・チャップリン」のネタバレあらすじ結末
アダム・チャップリンの紹介:2010年イタリア映画。妻のエミリーを街のボスであるデニーに焼き殺されたアダムは、復讐のためデニーを探して殺人を繰り返していました。デニーは軍事機密の薬品を使い、人間を化け物に変体させ支配していました。一方アダムも体に悪魔が憑りつき、無敵人間になっており…という内容のバイオレンススプラッター映画です。ストーリーより、顔面破壊などのスプラッターシーンに特化させた作品です。別題は「アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者」
監督:エマニュエル・デ・サンティ 出演者:エマニュエル・デ・サンティ(アダム・チャップリン)、ヴァレリア・サンニノ(エミリー)、ジェリオ・デ・サンティ(デレク)、パオロ・ルシアーニ(ベン)、アレサンドロ・グラマンティ(クラレンス)ほか
「幸せのバランス」のネタバレあらすじ結末
幸せのバランス(別題:綱渡り)の紹介:2012年イタリア,フランス映画。幸せな家庭生活を送っていた市役所職員の男が、浮気の発覚からホームレスとなり、人生を転落させていく。イタリア社会の現状が垣間見える社会派ドラマ。
監督:イヴァーノ・デ・マッテオ 出演:ヴァレリオ・マスタンドレア(ジュリオ)、バルボラ・ボブローヴァ(エレナ)、ロザベル・ラウレンティ・セラーズ(カミラ)、ルポ・デ・マッテオ(ルカ)、ほか
「旅する料理: イタリアから世界へ」のネタバレあらすじ結末
旅する料理: イタリアから世界への紹介:2017年イタリア, アルゼンチン映画。アメリカ大陸に移住したイタリア人たちが持ち込んだ食文化。移民たちにとって自分たち食の伝統を守るとは何を意味するのか、イタリア料理を例に考えていく。
監督:メルセデス・コルドバ 出演者:リビア・リベラーチェ、ヒラリー・リンジー、ディノ・ボリ、ドメニコ・チテラ、アントーニオ・パーチェ、エンリコ・ロンバルディ、マルコス・ジャッカリア、ルジェロ・ラルコ、ファビオ・ペッキ、シモーナ・シン、ほか
「ミネソタ無頼」のネタバレあらすじ結末
ミネソタ無頼の紹介:1964年イタリア,フランス,スペイン映画。『続・荒野の用心棒』などのセルジオ・コルブッチが監督を務めたマカロニウェスタンです。無実の罪で投獄され、失明寸前に陥っていたガンマンが無実を証明するために脱獄したものの思わぬ抗争に巻き込まれていく様を描きます。
監督:セルジオ・コルブッチ 出演者:キャメロン・ミッチェル(ミネソタ・クレイ)、ジョルジュ・リヴィエール(フォックス)、ダイアナ・マーティン(ナンシー・マリガン)、アントニオ・カサス(ジョナサン・マリガン)、エテル・ロージョ(エステラ)、フェルナンド・サンチョ(ドミンゴ・オルティス)ほか
「向かいの窓」のネタバレあらすじ結末
向かいの窓の紹介:2003年イタリア,イギリス,トルコ,ポルトガル映画。許されぬ恋に揺れる女性と、記憶を失くした老人との心の交流を描くドラマ作品。ジョヴァンナは菓子職人を夢見つつも、生活に追われ忙しい日々を過ごしていた。人の良過ぎる夫と2人の子どもに囲まれ、苛立つことばかりの毎日。そんな彼女の密かな楽しみは、向かいのアパートに住む青年ロレンツォを窓からこっそり覗き見することだった。ある日、夫フィリッポが記憶を失くして町をさまよっていた老人シモーネを家に連れ帰って来る。はじめは激怒したジョヴァンナだったが、シモーネがきっかけとなりロレンツォとの距離が急速に縮まっていった。許されない恋に揺れるジョヴァンナの心に、シモーネの言葉が静かに染み渡っていく。イタリアの名優マッシモ・ジロッティの遺作ともなった作品。
監督:フェルザン・オズペテク 出演:ジョヴァンナ・メッツォジョルノ(ジョヴァンナ)、マッシモ・ジロッティ(シモーネ/ダヴィデ・ヴェローリ)、ラウル・ボヴァ(ロレンツォ)、フィリッポ・ニグロ(フィリッポ)、セルラ・ユルマズ(エミネー)ほか
「ザ・グレイテスト・キング」のネタバレあらすじ結末
ザ・グレイテスト・キングの紹介:2019年イタリア,ベルギー映画。土地や家畜を奪われた羊飼いの双子の兄弟が、支配する君主に抵抗し、自分達の国を作っていくためのキングになろうとする話です。ローマ帝国建設に至る伝承神話がモデルとなった歴史アクション映画です。
監督:マッテオ・ロヴェーレ 出演:アレッサンドロ・ボルギ(レムス)、アレッシオ・ラピーチェ(ロムルス)、タニア・ガリッバ(巫女)、ファブリツィオ・ロンジョーネ、ほか
「追憶に抱かれて」のネタバレあらすじ結末
追憶に抱かれての紹介:2016年韓国,イタリア映画。イタリアに向かう飛行機の中で20代の頃の恋人に再会したミングとミナは、あの頃の2人に戻るまでは時間はかからなかった。イタリアの風景と美術館や遺跡が、大人のラブストーリーを更に美しく色づける作品です。
監督:パク・フンシク 出演:キム・スンウ(カン・ミング)、イ・テラン(カン・ミナ)、ムン・ガヨン(スミ:ミナの娘)、チョン・ジュノン(ハンビッ:ミングの息子)、イ・ドヨン(ハンビョル:ミングの娘)、チェ・ヨンシン(ミラ)、イ・ウンジョン(ハンビッの担任)、ファン・ウシク(ミナの夫)、ほか