ドライブ・ファースターの紹介:2010年カナダ映画。5年前、自分の不注意で娘がレイプ事件に巻き込まれて家庭崩壊したデビットは、現在の警備会社で、セルビアからの少女人身売買の現場を目撃する。その場にいた少女アーニャの行方が分からなくなったことで、アーニャを探して謎の組織に潜入を始めますが、裏には大きな力があり…という内容のバイオレンス映画です。
監督:ラウル・サンチェス・イングリス 出演者:ルー・ダイアモンド・フィリップス(デビット)、エステラ・ウォーレン(モニカ)、デボラ・カーラ・アンガー(ダニエル)、アーロン・パール(レグ)、ジョーダナ・ラージー(サム)、ケンドール・クロス(ビリー)、マイケル・コプサ(デール)ほか
映画「ドライブ・ファースター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドライブ・ファースター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドライブ・ファースターの予告編 動画
映画「ドライブ・ファースター」解説
この解説記事には映画「ドライブ・ファースター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドライブファースターのネタバレあらすじ:起
5年前、自分の不注意で娘のメグがレイプ事件に巻き込まれ、家庭が崩壊し、妻のビリー(ケンドール・クロス)とも別れたデビット(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、警備会社の社員として働いています。
女子大生のサム(ジョーダナ・ラージー)と一夜を明かして出勤したデビットは、警備の引き継ぎをしていましたが、同僚のデール(マイケル・コプサ)が入ってきたトラックのチェックをせずに通しているのを見つけます。
するとレグ(アーロン・パール)が「いつも来ているトラックだからチェックしなかったんだろう」と言いますが、デビットは「見てくる」と言ってチェックに向かいます。調べていると少女がいました。デビットが問い詰めると「言われた通り、姉ちゃん達とここに来た、私はアーニャ」と言います。
デビットがトラックの荷台にいるという姉を確認するために扉を開けると、すでに死んでいました。そこへ何者かがやって来ます。格闘になり、銃撃戦の末、男を射殺しデビットも銃弾を食らい、目覚めたら病院のベッドにいました。
そこへ会社の弁護士だというダニエル(デボラ・カーラ・アンガー)という女性がやって来ます。ダニエルは「この書類にサインすれば、貴方は罪に問われない」と言います。
ドライブファースターのネタバレあらすじ:承
デビットは「アーニャはどうした?トラックの中で死んでいた姉はどうした?」と聞きます。ダニエルは「アーニャも居ないし、死体もなかった」と言い、サインを求めます。
サインをするふりをして逃げ出したデビットはレグに電話をします。レグは「お前はテロリストにされている」と言って電話を切りました。
アーニャを探すデビットは、少女ばかりを面倒見る施設のオーナー、モニカ(エステラ・ウォーレン)に会います。モニカは突然やってきたデビットに不信感を持ち相手にしない事から、デビットは5年前の娘の事件について話します。するとモニカはセルビアから来た若い女性を紹介します。
彼女は「アメリカに行けば仕事があるとギャングに言われ、ここに来た。着くとパスポートもビザも奪われ、レイプされたあげく売春宿に売られた。ヘロインを打たれ、逃げたら家族を殺すと言われたが、客として来た人の手引きで逃げ出した」と言います。売春宿の場所を聞くデビットでしたが、女性が「紹介者がいないと入れない、自分が案内する」と言います。
ドライブファースターのネタバレあらすじ:転
売春宿に着くと、疑われながら200ドル払い、奥の部屋に行きます。そこにはやつれた少女がいました。アーニャの事を聞いた時、男たちが入って来てナイフと銃で襲われますが、デビットはどうにか逃げ出し、レグに連絡して車に乗り込みます。
レグは「デールはロシアからのトラックをいつも受け入れていた。それは政府やFBIも関与しているらしい」と教え、銃を渡されます。その時銃声がして、レグが射殺されました。デビットは車を奪って逃走し、モニカの施設に逃げ込みます。
疲れて眠るデビットが目覚めると、ダニエルが来ていました。「モニカが私の名刺を見て教えてくれたのよ」と言うダニエルに「一人で来たのか?」とデビットが言います。ダニエルも仲間だと思ったデビットは逃げ出します。
しかし、二人の男に捕まり倉庫で殺されそうになります。デビットは二人を殺し、携帯電話を奪うとサムの部屋に行きます。サムに「メールの発信元サーバを調べてくれ」と言うと、ハッッキングが得意のアレックスの部屋に行きます。
調べていたアレックスが「これはヤバイ、政府か何かの非公開のサーバだ、やめよう」と言います。すぐさま武装集団が押し入って来て、アレックスとサムは捕まり、デビットは逃げます。
ドライブファースターの結末
会社に戻ったデビットはデールを拳銃で脅し、ロシアからのトラックの事を聞きます。「ダニエルという女に頼まれた、殺さないでくれ」と言うデールに「お前のせいでレグが殺された、レグの子供の面倒を見ろ」と言って立ち去り、元妻のビリーに会いに行きます。
デビットはビリーに5年前の事を「自分の責任だ」と言って泣いて謝ります。娘のメグが出てきます。「パパありがとう。でももう遅い」と言われます。
デビットはダニエルを拘束し「警備している会社で何をしている?」と拳銃で脅し問い詰めます。ダニエルは「あの会社が工場を作るには、地元住民に補償をしなくてはいけない、お金がいるのよ」と言います。「アーニャはどこだ」と聞くと「私の手の中よ」と言うダニエルをデビットは射殺します。
モニカに電話をし「1時間後に車で売春宿の前に来てくれ」と言って、デビットは売春宿に乗り込み、男たちを一人ずつ射殺し始めます。全員殺し、アーニャを助けたデビットは、モニカにアーニャを預け、ひとり警察を待ちます。
その後アーニャの証言は政府によって全て覆され、詐欺師としてセルビアに送還されます。モニカは不正受給、アレックスはハッキングの容疑で逮捕され、サムは自殺死体で発見されました。
以上、映画「ドライブ・ファースター」のあらすじと結末でした。
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