映画「テイカーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
テイカーズの紹介：2010年アメリカ映画。高級スーツに身を包んだスタイリッシュな5人組銀行強盗集団と、彼等を追う刑事たちのロシアマフィア絡みの大金強奪計画を巡っての対決を、両者の視点から描いたクライムサスペンス映画です。
監督：ジョン・ラッセンホップ 出演者：マット・ディロン（ジャック・ウェルズ）、ポール・ウォーカー（ジョン・ラーウェイ）、イドリス・エルバ（ゴードン・コジエ）、ジェイ・ヘルナンデス（エディ・ハッチ・ハッチャー）、マイケル・イーリー（ジェイク・アッティカ）、ヘイデン・クリステンセン（A.J.）ほか
この解説記事には映画「テイカーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロサンゼルスの銀行に5人組の銀行強盗が押し入り、手際よく200万ドルを奪い、テレビ局のヘリコプターを奪って逃走する事件が発生しました。事件の捜査に当たった昔気質のロサンゼルス市警刑事ジャック・ウェルズ（マット・ディロン）と相棒のエディ・”ハッチ”・ハッチャー（ジェイ・ヘルナンデス）は、犯行に爆弾も使用されていたことからプロの仕業だと確信します。5人組の強盗団、通称「テイカーズ」は、リーダーのゴードン・コジエ（イドリス・エルバ）、ジョン・ラーウェイ（ポール・ウォーカー）、爆破担当のA.J.（ヘイデン・クリステンセン）、ジェイク（マイケル・イーリー）とジェス（クリス・ブラウン）のアッティカ兄弟で、緻密な計画の元に年1回だけ大きな「仕事」を行い、スタイリッシュな高級スーツに身を包んで優雅な暮らしを送っていました。
ある日、以前のヤマで一人だけ逮捕されていたテイカーズの仲間デロンテ・”ゴースト”・リヴァース（クリフォード・“T.I.”・ハリス）が刑期を終えて出所してきました。刑務所内で知り合ったロシア人から儲け話を入手したゴーストは5人に接触、3000万ドルを積んだ現金輸送車を襲撃する計画を持ち掛けてきました。当初は仕事の間隔は1年間おくという鉄則を貫くメンバーは渋りますが、もう全員が強盗稼業をしなくてもいい程の大金に目が眩んだメンバーはその話に乗ることにします。ゴーストいわく輸送車は5日以内に来るといい、その機会を逃せば計画は失敗だというのです。ゴーストを交えた6人は人通りの多いロサンゼルス市街地で白昼堂々と爆薬を使用した大胆な計画を立てます。
銀行強盗事件を追っていたジャックとハッチは、僅かな手掛かりを元に捜査を進め、最近出所したゴーストが事件に絡んでいるのではないかと睨み、その過程でゴードンの存在を知ります。その一方で、テイカーズは着々と準備を進めていました。そして犯行当日、交通警官に変装したゴーストが輸送車を止め、爆破されて陥没した道路まで誘導しようとしましたが思わぬミスで計画は中断、激しい銃撃戦となり、駆け付けたハッチは殉職します。現金を何とか盗んだゴードンらは逃走します。ジャックは捜査の末、ゴードンらが強盗事件に関わっていること、そしてゴーストとロシア人マフィアとの繋がりなどを突き止めます。
ホテルに逃げおおせたゴードンらでしたが、ゴーストとつるんでいたロシア人マフィアに銃撃され、A.J.が射殺されます。アッティカ兄弟も駆け付けた警官隊との銃撃戦の末に死亡します。一方、空港に向かったゴーストは飛行機に乗り逃げようとしますが、そこにゴードンが駆け付けます。ゴーストは最初から大金を独り占めするつもりだったのです。間もなくジャックも駆け付けて三つ巴の銃撃戦となりゴードンは負傷、ゴーストは駆け付けたジョンに射殺されます。ジャックが応援を要請するなか、ジョンはゴードンを連れてその場から脱出して行きました。
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