映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影（シャドウズ）」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影（シャドウズ）の紹介：2016年アメリカ映画。先の闘いで人知れず街の平和を救ったタートルズ。陰ながら街を見守る彼らの耳にある情報が飛び込んでくる。警察に捕まったはずの宿敵シュレッダーの脱走計画。その計画の阻止にあたるも失敗、シュレッダーはどこかへと姿を消してしまう。その裏には謎の人物が存在していた。「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ制作、シリーズ第二弾。
監督：デイブ・グリーン 出演：エイプリル・オニール（ミーガン・フォックス）、ケイシー・ジョーンズ（スティーブン・アメル）、レオナルド（ピート・プロック）、ラファエロ（アラン・リッチソン）、ノエル・フィッシャー（ミケランジェロ）、ジェレミー・ハワード（ドナテロ）、シュレッダー（ブライアン・ティー）、ビーバップ（ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ）、ロックステディ（ステファン・シェイマス・ファレリー）、バクスター・ストックマン（タイラー・ペリー）、ヴァーン（ウィル・アーネット）ほか
この解説記事には映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影（シャドウズ）」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
記者として働くエイプリルはある人物を追っていた。天才科学者バクスター博士、彼があのシュレッダーと繋がっていると考えるエイプリルは変装し彼に接近することにする。エイプリルが手に入れた情報は考えた通りシュレッダーとの関係を示すものだった。そしてその内容は警察に捕まっているはずのシュレッダーの脱走計画。そこでエイプリルはある友人に連絡し協力を要請した。シュレッダーの護送をすることになった警官のケイシー。他二名の囚人を連れ護送車に乗り込んだ。しかし事はうまく進まなかった。すぐに謎の集団により護送車は囲まれてしまう。そして護送車の周りを走る車を次々と爆破していく。それはケイシーの乗る護送車にまで手を掛けてきた。狙いはシュレッダー、彼を脱出させるために彼の手下達がやってきたのだ。追手を追い払おうと窓から身を乗り出し銃を構えるケイシー、そんな彼の目に巨大なゴミ収集車のような車が現れる。
護送車に向け攻撃を浴びせるそのゴミ収集車。しかし狙いは護送車ではなく周りに集まるシュレッダーの手下達だった。その車に乗るのはかつて街を救った四人の兄弟。影に潜むヒーロータートルズ。シュレッダーの脱出を阻止するためドナテロの用意した車でやってきたのだ。しかし彼らの救出は失敗に終わる。シュレッダーはタートルズとケイシーの目の前で突如として姿を消してしまった。それはシュレッダーの仲間であるバクスター博士の仕業だった。彼は極秘に入手していたある装置を使いシュレッダーをワープさせたのだ。しかしバクスター博士の狙いは外れる。シュレッダーがワープした先は謎の人物の所だった。クランゲと名乗るその人物は機械の身体に醜い本体を隠していた。そして現れたシュレッダーにある話をする。それは再び街が危険にさらされるものだった。
エイプリルはまたしてもバクスター博士の元に潜入、そしてある光景を目撃してしまう。それはシュレッダーがクランゲに渡されたある液体。それを注射された二人の人間がみるみる内に姿を変えてしまった。その人物はシュレッダーと共に護送されていた囚人ビーバップとロックステディ。二人は獣へと姿を変えた。その光景を見ていたエイプリルはその謎の液体を奪った。しかしシュレッダー達に見つかってしまい彼の手下達に追いかけられることになる。その窮地を救ったのは警官ケイシーだった。さらにそこにタートルズ達が現れる。突然の登場に動揺するケイシー。しかしエイプリルの仲間だと紹介され彼らの住処へと足を運ぶことになった。しかしエイプリルの持ち帰った謎の液体がタートルズに混乱を起こすことになってしまう。人間を動物の姿に変えたその液体は動物を人間の姿に変えることもできる。それはタートルズ達にとって夢のような話だった。
謎の液体を巡り騒動となってしまったタートルズ達。そんな時博物館で警報が鳴ったと情報が入る。レオナルドとドナテロの二人でその博物館へ向かうとある展示物に反応があった。それはシュレッダーの狙いを示す手がかりになった。シュレッダーはある部品を集めていた。全部で三つあるその部品を集めると時空の扉が開くというもの。そこから現れるものは一体なんなのか。二人が考えているとラファエロとミケランジェロから連絡は入る。二人はエイプリルとケイシーと共に警察署に侵入していた。そしてその連絡は彼らのピンチ表していた。警察署についた二人に警官達の銃口が光る。それはタートルズ全員に向けられていた。止めに入るエイプリルとケイシー。二人は四人を逃がしその場で捕まってしまう。住処へ戻った四人には休む間もなかった。ドナテロがシュレッダーの手下を感知したのだ。その手下はブラジルへと向かっていた。狙いは間違いなく部品の一つだった。
取り調べを受けるエイプリルとケイシー。しかし彼らの言うことは何一つ聞いてもらえず電話の一つもさせてくれないまま二人っきりにされてしまう。しかしケイシーはちゃっかり警官の携帯を盗んでいた。エイプリルはある助っ人に連絡した。その相手は先の闘いでシュレッダーを倒したとされていたかつての仕事仲間ヴァーン。彼にバクスター博士の研究所で監視カメラを探してもらうよう頼んだ。そして彼の働きによって二人はなんとか釈放された。タートルズ達は部品の入手に失敗してしまった。先に辿り着いていたシュレッダーの手下ビーバップとロックステディによって阻まれてしまったのだ。そして住処に戻った四人は改めてその謎の液体について話し合った。以前は真向から反対し兄弟達に話す機会さえ与えなかったレオナルド。彼は兄弟達に託した。そしてラファエロはその液体を手に取り壁へと投げつけた。
エイプリル達は警察に真の敵と闘うための協力者を紹介した。それは人間と彼らが手を取り合って闘うことになる。そしてその闘いの時が迫ってきた。街に大きな音が響くと共に空に巨大な裂け目が現れた。そしてそこから次々と鉄の塊が現れる。それはシュレッダーの元に現れたクランゲの宇宙船。おびただしい数の宇宙船のパーツが集まりそれが完成する時、街はクランゲに支配されてしまうことになる。それを阻止するためには敵が集めていた次元の扉を発生させる装置の破壊、そしてパーツを次元の向こうへと返すための誘導装置の奪取が必要だった。そしてシュレッダーとの闘いも、そう思っていたがシュレッダーはクランゲの手によりやられてしまう。シュレッダーはいなくなったがクランゲもまた四人には手ごわい相手だった。しかし地上で闘うケイシー達の協力により四人は宇宙船の完成の阻止に成功。次元の彼方へとパーツを送ることができた。しかしクランゲを完全に倒すことは出来ず彼は去り際に「また来る」と言葉を残した。
四人の働きにより再び街に平和が訪れた。そして今回は人間達と協力したということもあり四人は警察に認められる。そして彼らが望むなら人間と同じ生活もできると告げられる。しかしニンジャは影で生きる存在。四人は今までと同じ生活を送ることを決める。
昔、テレ東で放送されていたアニメを子供時代に見ていた世代にはたまらない映画。
このアニメへの製作者側のリスペクトをビシビシ感じる。
エンディングのアメコミ風のイラストとともに流れる、あの懐かしのテーマソングが流れると最高にテンションが上がった。
冒頭のパラマウントの山の映像に映る星が手裏剣になっていたりする遊び心も見逃せない。