ターミネーター4(原題: Terminator Salvation)の紹介:2009年アメリカ作品。ターミネーターシリーズ第4作。スカイネットが世界を滅ぼした審判の日(ジャッジメント・デイ)後の荒廃した世界で、人類は抵抗軍となりマシンと戦っていた。そこでジョン・コナーがマシンとの戦いに身を投じていく姿を圧倒的なスケールで描く。カリフォルニア州知事として俳優業から遠ざかっていたアーノルド・シュワルツェネッガーが、ターミネーターシリーズの中で唯一主演していない作品となった。
監督:マックG 出演:クリスチャン・ベイル(ジョン・コナー)、サム・ワーシントン(マーカス・ライト)、アントン・イェルチン(カイル・リース)、ムーン・ブラッドグッド(ブレア・ウィリアムズ)、コモン(バーンズ)、ブライス・ダラス・ハワード(ケイト・コナー)、ジェーン・アレクサンダー(ヴァージニア)、ジェイダグレイス(スター)、ヘレナ・ボナム・カーター(セレナ・コーガン)、ほか
映画「ターミネーター4」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ターミネーター4」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ターミネーター4の予告編 動画
映画「ターミネーター4」解説
この解説記事には映画「ターミネーター4」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画ターミネーター4のネタバレあらすじ1
2003年の刑務所で、死刑囚マーカス・ライト(サム・ワーシントン)が、サイバーダイン社という会社の献体に協力するサインをして、死刑になります。
時は移り2018年、サイバーダイン社の開発したスカイネットが核攻撃をした審判の日以降の地球は、荒廃の一途を辿っていました。残っている人類は、細々としながらもターミネーター/マシンに対する抵抗を続けています。
抵抗軍を率いる部隊長となったジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)は、抵抗軍を率いてスカイネットの施設へ潜入します。そこでは、新型のターミネーターT-800が製造されていることが発覚し、コナーは衝撃を受けます。
地上に出たコナーは人間の捕虜を乗せた敵機を追跡しようとヘリに乗り込みますが、近くで爆発が起き、墜落します。そこでターミネーターの攻撃を受けるコナーでしたが、なんとか倒し、ジョン・コナーは無線に応答し、生存者は自分だけだと伝えます。
映画ターミネーター4のネタバレあらすじ2
夜になり、同じ場所で献体を申し込んだ男マーカスが目を覚まし、外の惨状に激しくショックを受けます。
その頃ジョン・コナーは、抵抗軍の司令部である海中の潜水艦で、司令官から、スカイネットを停止するためのシグナルを発見し、戦争を終結させられるという話を聞きます。そのシグナルを利用して総攻撃するという話を受け、コナーはマシンの探知シグナルの効果検証を引き受けます。
残された猶予は4日、スカイネットの抹殺リストの2番目にはジョンコナー、1番目はカイルリースだという。
荒廃した街の中でマーカスは、カイル・リース(アントン・イェルチン)という少年と出会い、ターミネーターT-600の攻撃から救われます。そこでジョン・コナーの無線放送を聞いたマーカスとカイルは、ジョン・コナーのいる場所へと向かいます。
その途中、巨大ターミネーター・ハーヴェスターに見つかり、攻撃されチェイスとなります。マーカスとカイルは、バイク型のモトターミネーターとのチェイスを振り切りますが、直後にカイルは、人間捕虜の輸送マシンであるトランスポートに拉致されます。マーカスはトランスポートにしがみつきますが、敵に攻撃され地上に振り落とされ、カイルを救出することはできませんでした。
映画ターミネーター4のネタバレあらすじ3
抵抗軍の戦闘機がそのトランスポートを発見して攻撃しますが、あえなく撃墜されます。川辺で気を取り戻したマーカスは、付近の砂漠で墜落した戦闘機の女パイロットと遭遇し、ジョン・コナーのいる基地へと一緒に向かいます。
その頃、コナーはシグナルの検証のためスカイネットの死の谷という場所に来ていました。そこでシグナルがハンターキラーというマシンに効果があることを実証します。司令官からの連絡で、明日スカイネットの中枢を総攻撃すると言われるが、コナーは捕虜が多くいるからと反対します。
抵抗軍の基地に到着した女パイロットとマーカスでしたが、コナーはマーカスを見ると彼を拘束し、鎖に繋げます。マーカスはサイバーダイン社によって改造された人間とマシンのハイブリッドである初期型ターミネーターだったのです。コナーはマーカスが、自分を殺しに来たターミネーターだと思ったのです。
映画ターミネーター4のネタバレあらすじ4
女パイロットはマーカスは敵ではないと信じ、彼を逃がします。抵抗軍はマーカスを追いかけて攻撃しますが、その途中、ターミネーターに見つかり、襲われるジョン・コナーをマーカスが助けます。そして、マーカスは自分の体を利用してカイル・リースの捕らわれているスカイネットに連れて行ってやるとジョン・コナーに言います。カイルの居場所を教えるという条件でコナーはマーカスを逃がします。
司令官から総攻撃の準備命令が来ますが、コナーは作戦の延期を申し出ます。「カイルを救う時間がほしい、カイルを救わないとすべてを失う、過去と未来のすべてが失われる」と。
しかし抵抗するコナーに司令官は、「任務を解任する」と告げるのです。その後、コナーは無線で仲間たちに訴えます、自分を信じてほしいと。抵抗軍は皆ジョン・コナーを信じ、総攻撃を拒否するのです。
映画ターミネーター4の結末
マーカスはスカイネットに潜入してシステムと同期、ゲートのセキュリティを解除してジョン・コナーを内部に潜り込ませます。
スカイネットの隙を突いたつもりのマーカスでしたが、実はジョン・コナーを内部に入れることが自分のプログラムだったことを知ります。そして戦争を終わらせるためのシグナルも実は偽物で、人類を滅ぼすための罠だったのです。
司令部である潜水艦では、シグナルによって場所を特定され、罠だと気づいたころには時すでに遅く、マシンによる攻撃で司令部は潜水艦ごと爆発します。
スカイネットに潜入したコナーは捕虜たちを逃がしますが、その途中、T-800型ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)に遭遇し攻撃を受けます。カイルを発見したコナーはターミネーターからの攻撃を避けながら一緒に逃げます。追いかけてくるT-800との戦闘になり、マーカスも参戦するが倒されてしまいます。
ジョン・コナーはT-800にとどめを刺したかと思われたが、次の瞬間、T-800によって心臓を貫く攻撃を受けて瀕死の状態に。倒されていたマーカスが目を覚ましT-800に最後のとどめを刺すのでした。
救い出されたジョンコナーは基地へと戻るヘリの中から爆破スイッチを押し、スカイネットの中枢を破壊することに成功します。
砂漠の基地では瀕死のジョン・コナーが横たわっています。コナーはカイルに抵抗軍のジャケットを与え、よく戦ったと称えます。マーカスは自分の心臓をジョンに捧げたいと申し出ます。これは自分の犯した罪を償う2度目のチャンスなんだと。マーカスの心臓を傷ついたジョン・コナーに移植する手術は無事に終了します。
スカイネットの中枢は破壊したものの、そのネットワークは強大で、マシンとの戦いはこれからも激しさを増す。人類の未来はサラ・コナーのシナリオから大きく変わっているのでした。人類と機械の壮絶な戦いはまだ続くのです。
以上、映画ターミネーター4のあらすじと結末でした。
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個人的には4は2の次に好きなのだけど、ターミネーターだと思ってみない方が楽しめるのかもしれない。完全CGのT-800は気持ち悪いし、近未来の世界崩壊後のミリタリー的な別の物語だと思って見たらスッと受け止められてよかった。つか、続編なんて作ったら2の頑張りが不意になってしまうじゃないですか。やっぱり、3・4・5はない方がシリーズ的にも美しい。