特捜部Q キジ殺しの紹介:2014年デンマーク,ドイツ,スウェーデン映画。コペンハーゲン署の未解決事件捜査班である特捜部Qは、20年前の双子惨殺事件の再捜査を始めた。デンマークで8人に1人は観た、という大ヒットミステリー。
監督: ミケル・ノガール 出演:ニコライ・リー・コス(カール・マーク)、ファレス・ファレス(アサド)、ピルウ・アスベック(ディトリウ・プラム)、ダニカ・クルチッチ(キミー)、サラ・ソフィー・ボウスニーナ(キミー少女時代)、ダビド・デンシック(ウルリク)、ヨハン・ルイズ・シュミット(ローセ)、ベアテ・ビレ(テルマ)ほか
映画「特捜部Q キジ殺し」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「特捜部Q キジ殺し」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
特捜部Qキジ殺しの予告編 動画
映画「特捜部Q キジ殺し」解説
この解説記事には映画「特捜部Q キジ殺し」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
特捜部Q キジ殺しのネタバレあらすじ:双子惨殺事件の再捜査依頼
一人の男が特捜部Qのカール・マークに「20年前の事件を再捜査してくれ」と頼みにきます。他にたくさんの未解決事件を扱っているため断りましたが、後日、その男が自殺体となって発見されます。彼の遺品は特捜部Qに届けられ、その中には20年前の事件の捜査資料があり、カールは事件を調べ始めます。その男はヤーアンス元警部で、双子の子供・トーマスとマリーを20年前に惨殺されたのでした。犯人はビャーネという男で、刑期3年ですでに出所していました。弁護士はクルムという男で、金持ちしか相手にしない優秀な弁護士です。なぜお金のないビャーネをクルムが弁護したのか、カールは疑問に思います。カールは相棒のアサドを連れて、ビャーネに会いに行くと、立派な家に住んでいました。株でもうけたといいますが、カールはますます怪しく思います。同じころ、ディトリウは雇った探偵から、妻のテルマが浮気していることを知ります。ビャーネは警察にかぎまわられていることをディトリウに電話で報告します。
特捜部Q キジ殺しのネタバレあらすじ:20年前
キアステンことキミーは寄宿学校に入学して、上級生のディトリウに恋します。ディトリウはウルリクといつも一緒でした。ある日キミーはディトリウに誘われて、学生ではないビャーネと合流します。そこで薬をやったりお酒を飲んだり4人で遊ぶようになりました。特捜部Qでは、当時「キアステン」という少女が双子惨殺事件に関して、警察に匿名の通報をしたことを突き止めます。しかし、キアステンはそのころから行方不明になっています。そのころディトリウとウルリクは、薬をやりながら、テルマの浮気相手である報道官を殴り大けがをさせました。キアステンを調べると、当時物理の先生にレイプされた、という事件を発見しました。物理の先生に会いに行くと、それはキアステンの狂言であったことが判明します。そして、同じ頃に起きたフェンスマーク事件のことを知ったカールは、それらの事件が全て日曜日に行われたことに気づきます。そして、日曜日の事件を調べると、寄宿学校の周りに残忍な事件がいくつも発生していたことを知りました。日曜日に授業のない寄宿学校の生徒たちが加害者ではないか、と疑い始めます。
特捜部Q キジ殺しのネタバレあらすじ:キミーという少女
キミーはホームレスになっていました。キミーの親類は継母だけで、その継母がキミーを寄宿学校に入れたのでした。キミーはディトリウの雇う探偵に追われていたり、昔のディトリウの幻影に悩まされながら生きていました。そのころディトリウは、浮気相手の報道官が入院している病院に行き、自分の名前を出すなと脅します。ディトリウは現在、ホテル王として有名人でした。カールとアサドがディトリウの家に、キミーのことを尋ねに行きます。そこで、ディトリウ、ウルリク、弁護士のクルムが写っている写真を見つけ、3人の接点を知ります。キミーが自分の隠れ家に戻ると、そこにはディトリウの雇った探偵が待ち伏せていました。キミーは逃げきって、友人のティーネの家に行きます。しかしティーネは探偵からもらった薬物で死んでしまいます。その時カールとアサドがティーネを訪ねてきました。キミーは逃げますが、カールと対面してしまいます。カールを殴り再びキミーは逃走してしまいました。しかし、キミーの隠れ家からミイラ化した赤ちゃんが見つかります。双子事件の4日後にレイプされた妊娠4カ月の少女が病院に来たことがわかり、それがキミーではないかとカールは考えます。
特捜部Q キジ殺しのネタバレあらすじ:キミーの覚悟
特捜部Qの捜査状況が、本部長に漏れていることがわかりました。本部長はディトリウの寄宿学校時代の同級生です。デンマーク署では、この事件の捜査人員が増やされることになりました。キミーはセクシーに変装して、ディトリウの探偵に近づきます。探偵の家で正体がばれますが、キミーは探偵を建物から突き落とします。拳銃を手に入れたキミーは、ディトリウの家に向かい、ディトリウを殺そうとしますが、できませんでした。道途中で警察に捕まり、探偵殺しの容疑で拘束されます。カールはキミーを助けたいと説得し、ディトリウ逮捕の協力を頼みます。キミーはウルリクに収集癖があり、犠牲者の遺品が家の中にあるはず、と教えます。
特捜部Q キジ殺しの結末:真実へ
ウルリクの弱点は、ディトリウの妻・テルマでした。アサドはテルマに協力を呼びかけ、ウルリクを家から連れ出してもらいます。ウルリクの家に侵入したカールとアサドは、遺品と思われる品を見つけて家からでますが、逃げる途中で、ウルリクに麻酔銃で撃たれてしまいます。キミーは法廷出廷時間になり、迎えに来た警官を殴り脱走します。そしてウルリクに拘束されていたカールを助け出し、ライフル銃をつかみ、ディトリウを追います。それを追うカールとアサドは、ウルリクを撃ち、ディトリウとキミーのもとまでたどり着きます。ディトリウに油をかけたキミーは、その油たまりに銃を撃ち、ディトリウを火だるまにした後、自らも火の中に飛び込みます。新聞には、ウルリクとディトリウの死と20年前の双子惨殺事件の犯人ではないか、と発表され、クルム弁護士も追及する報道がされました。さらに真相を追求するため、大きく人員も増やされることになり、特捜部Qからは資料が片付けられました。カールは家に戻り、自分の息子の部屋にビールを持って、ノックします。
以上、特捜部Qキジ殺しのあらすじと結末でした。
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