映画「アングリーバード2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アングリーバード2の紹介：2019年アメリカ,フィンランド映画。全世界で40億ダウンロードを超える人気ゲームアプリ「アングリーバード」の3DCGアニメーション映画第2弾となる本作は、飛べない鳥たちが暮らす島“バード・アイランド“とブタたちが暮らす島“ピギー・アイランド”という2つの島に危機が迫り、それまで敵対していた2つの島の住人たちが力を合わせて立ち向かう姿を描きます。
監督：サーオップ・バン・オーマン 声優：ジェイソン・サダイキス（レッド）、レイチェル・ブルーム（シルヴァー）、ジョシュ・ギャッド（チャック）、ダニー・マクブライド（ボム）、ビル・ヘイダー（レオナルド）、オークワフィナ（コートニー）、ピーター・ディンクレイジ（マイティーイーグル）、レスリー・ジョーンズ（ゼータ）、ティファニー・ハディッシュ（デビー）、ブルックリン・プリンス（ゾーイ）、ジェネシス・テノン（ヴィヴィ）、アルマ・バーサーノ（サムサム）ほか
この解説記事には映画「アングリーバード2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
飛べない鳥たちが平和に暮らす小さな“バード・アイランド”。前作『アングリーバード』で島の英雄扱いとなった赤い鳥・レッド（ジェイソン・サダイキス）は、仲間のチャック（ジョシュ・ギャッド）やボム（ダニー・マクブライド）らと共に平穏な日々を過ごしていました。
そんな“バード・アイランド”と対立関係にあるのが、ブタたちが暮らす島“ピギー・アイランド”でした。ピギー・アイランドに暮らすブタのレオナルド（ビル・ヘイダー）は相も変わらずバード・アイランドにイタズラを仕掛けにやってきましたが、またもやレッドに追い返されました。ところが、ピギー・アイランドに戻ったレオナルドが目にしたのは、島のすぐそばに巨大な氷の玉が落ちたという異様な光景でした。
翌日、レオナルドバード・アイランドに手紙を送り、休戦を申し入れてきました。しかし、レッドはレオナルドの罠ではないかと考えて警戒しました。
時を同じくして、雛鳥のゾーイ（ブルックリン・プリンス）、サムサム（アルマ・バーサーノ）、ヴィヴィ（ジェネシス・テノン）は、砂浜でレッドごっこをして遊んでいました。3羽はもうじき生まれてくるきょうだいの卵を使って遊んでいましたが、その卵は波にさらわれてしまいました。
一方、ピギー・アイランドでは落下してきた巨大な氷の玉の調査が行われていました。すると、玉が飛んできた方向には3本の脚を持つ紫色のワシ・女王ゼータ（レスリー・ジョーンズ）が支配する島“イーグル・アイランド”が近くにあると判明しました。
全てが氷に覆われたイーグル・アイランドの凍てつく寒さに悩まされ続けてきたゼータは、新天地としてピギー・アイランドとバード・アイランドの両方を狙っており、両方の住民たちを追い払うために氷の玉を飛ばしたのです。
同じ頃。そんなゼータの目論みを知らぬレッドはポムとチャックから合コンに誘われ、そこでお喋りな白い鳥・シルヴァー（レイチェル・ブルーム）と出会いました。シルヴァーはついレッドに、「平和な世の中になったらレッドは用なしになる」と言い放ってしまい、機嫌を損ねたレッドは途中で帰宅してしまいました。
眠りにつこうとしたレッドの元にレオナルドが現れ、バード・アイランドとピギー・アイランドの近くに“第3の島”があると告げて、再び休戦を呼び掛けてきました。イーグル・アイランドのことを知ったレッドは自分がまたヒーローに返り咲けると考え、レオナルドの和解案を受け入れました。
レッドはポムとチャック、そしてバード・アイランドで唯一空を飛べるマイティーイーグル（ピーター・ディンクレイジ）を誘って対策を練ることにしましたが、マイティーイーグルはイーグル・アイランドの話を聞いた途端に何かに怯えるかのように及び腰となりました。どうやらマイティーイーグルは何やら事情を知っているようですが、この時は何も語りませんでした。
チャックは今回の作戦にはメカに強い自分の妹を参加させるべきだと提案、レッドとボムを大学の工学科にいる妹に会わせましたが、何とチャックの妹とは先日レッドを怒らせてしまったシルヴァーであり、レッドとシルヴァーはまたしても衝突してしまいました。
レッドたちはマイティーイーグルの住み処で作戦会議を開きましたが、レオナルドからゼータの写真を見せられたマイティーイーグルは途端に様子がおかしくなりました。レッドたちはイーグル・アイランドへ乗り込み、氷の玉を飛ばす兵器を破壊する作戦を立てましたが、この場にも氷の玉が飛んできたため一同は命からがら避難しました。
レッドたちは改めてイーグル・アイランドへ乗り込む決意を固めましたが、マイティーイーグルだけはどうしても乗り気ではありませんでした。
一方、イーグル・アイランドではゼータがバード・アイランドの連中が一向に怯まないことに苛立ち、新たな兵器として溶岩を混ぜた玉を投入することにしました。ゼータの部下たちは完成までには2週間かかると言いますが、ゼータは翌日までには必ず完成させろと命じました。
その頃、ゾーイたち3羽はイカダを作って卵を取り戻そうとしていましたが、卵はクジラの潮によって上空に飛ばされてしまいました。3羽はゾーイを風船のように膨らませて上空に飛び立ち、一度は上昇し過ぎて大気圏外まで飛ばされてしまうものの何とか卵を回収することに成功しました。ところが、3羽は誤って天敵のヘビの巣に落ちてしまいました。
レッド、チャック、ボム、シルヴァー、レオナルドとその助手コートニー（オークワフィナ）はメカに強い発明家ブタのギャリー（スターリング・K・ブラウン）と合流、レオナルドの用意した潜水艦に乗り込んでイーグル・アイランドに乗り込みました。島に上陸したレッドたちが兵器を探しに行こうとしたその時、マイティーイーグルは衝撃の告白をしました。なんとゼータはマイティーイーグルの元恋人だったのです。
マイティーイーグルとゼータが出会ったのは1990年代のこと。互いに一目惚れし合ったマイティーイーグルとゼータはすぐに恋人関係となりましたが、結婚を望んでいたゼータに対してマイティーイーグルはまだその気はなく、結局2羽は喧嘩別れしてしまったのです。
チャックたちは“変装マシン”を使って潜入しようとする中、あくまでも自分がヒーローになりたいレッドは単身で崖をよじ登って突入しようとしました。シルヴァーはチーム全員で島を守るべきだと主張、レッドの後を追いました。レオナルド、ボム、チャックは“変装マシン”で1羽のワシになりすまし、兵器がある施設に辿り着きました。
レオナルドたちはワシの警備隊隊長がIDカードを使って扉を開けているところを目撃、隊長からIDカードを奪い取ることにしました。隊長がトイレに入っている隙を突いてカードを奪取することに成功したレオナルドたちは内部に潜入することに成功しましたが、喜びのあまりに踊り出してしまい、変装が解けて正体がバレてしまい一旦退却することになりました。
一方のレッドとシルヴァーもゼータに見つかってしまいますが、マイティーイーグルに助けられて一時退却しました。レッドたちは作戦の見直しを迫られました。
一方その頃、ヘビの巣に落ちたゾーイたちは何とかヘビを叩きのめし、その皮を手に入れていました。
レッドたちは気球に乗って上空から島を観察し、氷の玉の発射台から内部に潜入して玉を飛ばす気圧室を破壊するプランを立てました。レッドはメカに強いシルヴァーが指揮を執るべきだと主張、シルヴァーが作戦のリーダーを務めることになりました。
その頃、単独行動を取ったマイティーイーグルはかつてゼータを傷つけてしまったことを悔やみ、まだゼータのことを愛していることに気付きました。
レッドとシルヴァーは発射台に潜り込み、気圧室に氷の玉をぶつけて破壊しようとしましたが失敗に終わりました。絶体絶命かと思われたその時、マイティーイーグルは意を決してゼータの前に現れ、過去のことを謝罪しました。マイティーイーグルのことなど忘れていたとうそぶくゼータでしたが、実はゼータとマイティーイーグルとの間には娘のデビー（ティファニー・ハディッシュ）がおり、そのことを初めて知ったマイティーイーグルは驚きを隠せませんでした。
マイティーイーグルとの再会で気が動転してしまったゼータは溶岩入りの氷の玉を発射してしまい、シルヴァーたちは発射口に糸を張り巡らして阻止しようとしましたが危うく突破されそうになりました。その時、その場に何とゾーイら3羽が現れて溶岩の玉を阻止、跳ね返された玉は施設を破壊しました。ゼータはマイティーイーグルがデビーを庇っていたことを知り、マイティーイーグルと和解を果たしました。
それから程なくしてマイティーイーグルとゼータの結婚式が執り行われ、レッドが司会を務めました。レッドはマイティーイーグルを島を救った英雄と褒め称え、シルヴァーの働きも高く評価しました。すっかり打ち解け合ったレッドとシルヴァーでしたが、妹をレッドに採られたくないチャックがちょっかいをかけてきました。
その頃、ゾーイたち3羽は卵からきょうだいが孵化するのを待ち望んでいましたが、孵化したのは何とヘビ3匹でした。そこにゾーイたちに皮を剥がれたヘビが現れ、生まれたばかりのヘビたちと生まれたばかりのゾーイの妹たちが交換されました。妹たちとの対面にほっとしたゾーイたちでしたが、妹たちは目を離した隙に早速海に冒険へ出ようとしていました。
以上、映画「アングリーバード2」のあらすじと結末でした。
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