渇きと偽りの紹介:2020年オーストラリア映画。故郷の幼馴染ルークが妻と子供を殺し、自らも自殺したという話を聞いたアーロン。彼は故郷へ帰り、ルークの殺人と自殺には謎が多いことがわかります。彼は事件の真相を追いかけます。『渇きと偽り』は、故郷での殺人事件の謎を追う警察官の活躍を描いたオーストラリア作品です。
監督:ロバート・コノリー 出演:エリック・バナ(アーロン)、ジュネーヴィーヴ・オーライリー(グレッチェン)、キーア・オドネル(レイコー)、ジョン・ポルソン(ホイットラム)、ほか
映画「渇きと偽り」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「渇きと偽り」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「渇きと偽り」解説
この解説記事には映画「渇きと偽り」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
渇きと偽りのネタバレあらすじ:起・故郷の事件に関わるアーロン
アーロン(エリック・バナ)はオーストラリアのメルボルンで警察官として働いています。彼は、故郷の友人ルークが妻カレンと子供ビリーを殺し、その後自殺した新聞記事を読みます。彼は故郷に帰り、ルークと妻、子供の葬儀に参列します。
アーロンは故郷で友人グレッチェン(ジュネーヴィーヴ・オーライリー)に会います。アーロンは学生時代に恋人エリーとグレッチェンと遊んだ日々を思い出します。しかし20年前にエリーは謎の溺死をとげていました。町の人々はアーロンがエリーを殺したと考えています。
アーロンはルークの両親に会います。両親は「ルークは殺人と自殺をしていない、他の人間がやった」と言います。二人はアーロンに調査を依頼します。しかし、アーロンはこの件には関与したくない様子です。ルークの父は不機嫌になり、アーロンをエリーの溺死の件で非難します。
アーロンがバーで酒を飲んでいると、エリーの父親マルと彼の親戚グラントが訪れます。マルとグラントは明らかにアーロンがエリーを水死させたと考えています。二人はアーロンに罵声を浴びせ「町から出ていけ」と言います。アーロンはホテルでエリーとルークと家族の死について考えます。彼は町に残り、事件を調査することにします。
アーロンはルークの自殺と殺人の担当刑事であった、レイコー(キーア・オドネル)に会います。レイコーはアーロンをルークの家に連れていき、殺人と自殺の現場を見せます。アーロンはカレンの職場である学校を訪れ、校長のホイットラム(ジョン・ポルソン)に会います。ホイットラムは、カレンは夫との関係に悩んでいたと話します。
渇きと偽りのネタバレあらすじ:承・事件の謎を追うアーロン
アーロンはレイコーと殺人現場を訪れます。彼はルークが殺人に使ったのは、レミントン製の銃と知ります。しかし、ルークはウィンチェスターという別の銃を持っていたので不信に思います。
二人は自殺現場の湖を訪れます。レイコーは「ルークは、ジェイミーと言う男と殺人直前に会っていた」と説明します。アーロンはジェイミーを訪ね、彼の銃を調べます。アーロンは彼に質問をします。ジェイミーは「自分にはアリバイがある、ルークは家族を殺し自殺した」と話します。
アーロンは町を歩き、事件のことを聞きます。しかし、町の人は事件に関わりたくない様子です。アーロンはグレッチェンを訪ね、カレン、ルーク、エリーのことを話します。グレッチェンはワインを飲み、ルークの殺人と自殺は彼の仕業かよくわからないと言います。彼女はエリーの死は自殺だと信じています。
アーロンはルークの母を訪ねます。彼女はまだ悲しみから立ち直れません。彼女は死んだ孫の絵を見て悲しみます。アーロンは、カレンが図書館で借りた本を返していないと聞き、その本を返すことにします。彼は昔、ルークやエリーと遊んだ森を歩き回ります。
アーロンは図書館で、カレンが借りた本からグラントと書かれた紙を見つけます。彼はグラントを疑います。アーロンはレイコーと、グランドの職場を訪れ、尋問を開始します。グラントはカレンに性的魅力を感じていたが、殺していないと主張。アーロンはグラントと書かれた紙を見せますが、グラントはアリバイを主張します。
渇きと偽りのネタバレあらすじ:転・深まる事件の謎
アーロンとレイコーはルークの車をチェックしますが、とくに手がかりはありません。アーロンは町にいくと、彼の車に犬の死体が置かれています。そして、アーロンがエリーを殺したというチラシを見つけます。彼はエリーが死んだ日を思い出します。
アーロンはホイットラム校長に会い、彼の自宅に誘われます。ホイットラムは妻サンドラを紹介します。サンドラはカレンとの思い出話をして泣きます。ホイットラムは学校の倉庫で見つけた、アーロンの父の写真を見せます。
(アーロンの回想)アーロンは父からエリーが溺死したことを聞きます。彼か川に着くと、水死したエリーの死体が警察により発見されていました。アーロンは父やルークからもエリーを殺したのかと疑われます。
アーロンはレイコーの家を訪れ、彼の妻とともにくつろぎます。その夜、アーロンは事件を調べていると、監視カメラにジェイミーの怪しげな姿を発見します。
アーロンは町にいくと、飲み屋で喧嘩がおこっています。犯人扱いされたグラントがジェイミーを殴っていました。グラントは犯人扱いされたのは、おかしな噂を広められたからだと怒り狂います。アーロンはジェイミーを医者に連れていき事情を聞きますが、彼は殺人を否定します。
(アーロンの回想)アーロンは、エリーを殺したと非難されます。彼は父に連れられて故郷を出ます。しかし、途中でマルに見つかり、父は「息子はエリーを殺していない」とマルと口論します。
アーロンはエリーの墓参りをしていると、マルに見つかります。マルはアーロンに「墓に来るな」と怒鳴ります。
アーロンはグレッチェンに会いに行きます。グレッチェンは猟銃でうさぎを撃っています。その夜、二人はアルバムを見ながら思い出話をし、キスをします。アーロンはアルバムに、ルークがグレッチェンの子供ラーキーを抱いている写真を見つけます。
アーロンは、グレッチェンの子供ラーキーの父が誰かわからず、父はルークではないか?ルークの隠し子ではないか?グレッチェンはその事実を隠蔽するためにルークを殺したのでは?と疑います。グレチェンは激怒し、ルークを追い出します。
渇きと偽りの結末:ルーク一家とエリー殺害の犯人は誰?
アーロンが飲み屋に行くと、ホイットラム夫妻に会います。彼はリコーにも会いますが、リコーは怒り「この町はお前の管轄でない、20年前のエリーの死とルークの件はもう終わったことだ」彼を追い出します。アーロンはストレスを感じ、シャワーで叫びます。
アーロンはカレンの学校の書類を調べます。彼は7万ドルという学校への補助金(Grant、グラント)がなくなっていることに気づきます。アーロンは「グラント」とは名前でなく補助金であることがわかります。彼はホイットラムを疑い、彼が補助金を不正流用し、それに気づいたカレンを殺し、ルークも殺したと考えます。
アーロンはリコーを訪れ、ホイットラムを調べることにします。ホイットラムは補助金担当者から電話を受け、学校から逃げ出します。アーロンとリコーは学校に着きますが、ホイットラムはいません。二人はホイットラムを森で見つけます。
ホイットラムは、ルーク一家殺害を認めます。そして、体にガソリンをかぶります。二人は彼を救おうと、火を消そうとします。病院でアーロンは目を覚まします。彼は瀕死の重症のリコーを訪れます。そして、ホイットラムも生き残ったことを知ります。アーロンはルークの両親から感謝され、グレッチェンとも和解します。
アーロンはエリーの死の謎が気になり、川に行きます。彼は川の近くの岩でエリーのカバンとノートを見つけます。アーロンはエリーのノートを読み、父マルから虐待されていたことを知ります。彼女は家出しようとします。しかし、マルは「家出すると殺す」と脅していました。彼はエリーの死を想像します。
(アーロンの想像)エリーは、父マルから逃げて川に行き、カバンを岩に置きます。マルはエリーが逃げ出したと考え、追いかけます。川に着いた怒りのマルは、エリーを殺害します。
エリーの死の謎を解いたアーロンは、悲しみにうちひしがれるのでした。
以上、映画「渇きと偽り」のあらすじと結末でした。
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