ある公爵夫人の生涯の紹介:2008年イギリス,イタリア,フランス映画。18世紀、英国のダイアナ元王太子妃の生家であるスペンサー家に生まれ、17歳で公爵夫人となった女性が社交界の花として活躍する一方で愛に悩み苦しんだ生涯を描く。
監督:ソウル・ディブ 出演:キーラ・ナイトレイ(デヴォンシャー公爵夫人(ジョージアナ))、レイフ・ファインズ(デヴォンシャー公爵)、シャーロット・ランプリング(レディ・スペンサー)、ドミニク・クーパー(チャールズ・グレイ)、ヘイリー・アトウェル(レディ・エリザベス・フォスター)、サイモン・マクバーニー(チャールズ・ジェームズ・フォックス)、エイダン・マクアードル(リチャード・シェリダン)、ほか
映画「ある公爵夫人の生涯」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ある公爵夫人の生涯」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ある公爵夫人の生涯の予告編 動画
映画「ある公爵夫人の生涯」解説
この解説記事には映画「ある公爵夫人の生涯」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある公爵夫人の生涯のネタバレあらすじ:公爵夫人の義務
18世紀後半の英国。名門スペンサー家の令嬢で才色兼備のジョージアナは、名門貴族であるデヴォンシャー公爵ウィリアムに見初められ、17歳で公爵夫人となる。ロンドンで新婚生活を始めたジョージアナだったが、世継ぎ目的で結婚したウィリアムとは会話もなく、夫婦間の隙間を埋めるように政治や賭け事に熱中し、ジョージアナは社交界の中心人物になっていく。やっと初めての子を身ごもったある時、ジョージアナはウィリアムから自分が使用人に産ませた子シャーロットを引き取ることにしたと告げる。やがてジョージアナは出産、期待に反して女の子だったためウィリアムはいらだつ。6年後、シャーロットを含め3人の娘をつれてデヴォンシャー公爵夫妻はバースへ静養に向かう。夜会に出席したジョージアナはエリザベスという女性に出会い、夫に愛人がいて、3人の息子を取り上げられて会うことができず、今は仮住まいだというエリザベスに、ジョージアナは自分たちと一緒に住むように提案し、同居生活が始まる。
ある公爵夫人の生涯のネタバレあらすじ:友情と裏切り
エリザベスという友人を得て孤独から解放されたジョージアナ。ある日、2人で芝居を見に行った所で昔からの友人グレイ家のチャールズと再会する。エリザベスはチャールズをひと目みるなり彼がジョージアナに惹かれていることを悟り、ジョージアナにそのことを告げる。チャールズを意識するようになったジョージアナは精力的に政治活動を行う彼に自分も惹かれていることを実感する。そんな時、ジョージアナはエリザベスとウィリアムの浮気を知る。ジョージアナは激怒するが、ウィリアムは自分は夫としての義務を果たしているがジョージアナはまだ義務を果たしていないと言い、エリザベスを追い出すことを拒否する。傷ついたジョージアナはチャールズと会い、互いの気持ちを確かめ合う。そこでジョージアナはウィリアムに、エリザベスとのことを認めるかわりにチャールズとのことを認めるよう要求するが、ウィリアムは受け入れず、義務を果たせと無理やり彼女と体を重ねる。そして妊娠、男の子が生まれ、ようやくジョージアナは精神的に解放される。
ある公爵夫人の生涯の結末:愛と自由を求めて
その後、エリザベスの計らいでチャールズと再会したジョージアナは彼と愛し合うようになり、バースで密かに2人だけの時を過ごすが、そのことがウィリアムに知られ、戻らなければ子供たちとは2度と会わせないし、チャールズの政治生命は絶たれると言われたジョージアナは結局ロンドンへ戻る。しかしジョージアナはチャールズの子を身ごもっていた。ウィリアムの指示でロンドンから離れた田舎で出産し、生まれた子はグレイ家に引き取られることになった。気落ちするジョージアナにウィリアムは夫婦の平穏が望みだと話し、庭で遊ぶ子供たちを見て初めて笑顔を見せる。ジョージアナは全てを受け入れて再び社交界の中心人物として君臨する。チャールズは後に首相となり、ジョージアナの死後、彼女の遺言でエリザベスが公爵夫人となった。
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