ハウス・ジャック・ビルトの紹介:2018年デンマーク,フランス,スウェーデン映画。建築家を目指す男ジャックは初めて会った女性を殺してしまい、それから殺人を繰り返す様になっていく。殺害した死体は全てアート作品の様に冷凍し保管するジャックは同時に自分の家を建てていく。殺人を繰り返す連続殺人鬼の12年間を5つのエピソードで描く。
監督:ラース・フォン・トリアー 出演:マット・ディロン(ジャック)、ブルーノ・ガンツ(ヴァージ)、ユマ・サーマン(女性1)、ライリー・キーオ(女性4)ほか
映画「ハウス・ジャック・ビルト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハウス・ジャック・ビルト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハウスジャックビルトの予告編 動画
映画「ハウス・ジャック・ビルト」解説
この解説記事には映画「ハウス・ジャック・ビルト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハウスジャックビルトのネタバレあらすじ:起
1970年代、ワシントン州。建築家を目指すジャック(マット・ディロン)は1つ目の事件を起こす。自分のバンを運転していたジャックは立ち往生する車と、助けを求める女性(ユマ・サーマン)を見つける。女性を自分の車に乗せてやるジャックだったが、止まる事なく喋り続ける女性に腹を立てたジャックは、修理工具で女性の顔を思いっきり殴り彼女を殺害する。
自分が持っている大きな冷凍室へ行くジャックはそこへ女性の死体を保管し、彼女の車に戻るとそれを林の奥へと隠すのだった。
ハウスジャックビルトのネタバレあらすじ:承
そして2つ目の事件、ジャックはランダムに選んだ中年女性の家に招き入れられると、彼女の首を絞めて殺害し、胸にナイフを刺しその死体を写真に収める。彼女の家を掃除して死体をトランクに積み帰ろうとするジャックだったが、血吹雪を掃除忘れたと言う不安にかられ家の中に戻り隅々まで再確認する。
そしてやっと冷凍室に戻ろうとした時、近くの家をパトロールする警察を見つける。とっさにジャックは女性の死体をトラックから降ろすと庭の中に隠す。警察はジャックの車へ近づき近くの家で強盗があったので車内を見せるよう言う。それに快く応じるジャックは警察の職務質問が終わると死体を車に繋げて引きずりながら冷凍室へと運ぶ。女性を引きずって来た道が血で染まっていたが雨が降り出して証拠が消されて行くのだった。
ハウスジャックビルトのネタバレあらすじ:転
ジャックは次々に殺人を犯して行き、死体の写真を撮ると、それを地元の新聞社へ送るのだった。
3つ目の事件、ある子持ちの女性とその2人の小さな息子たちと一緒に射撃ピクニックをするジャックは、最初に子供達を銃殺した後放心状態の母親に好きな番号を聞く。12と答えた彼女に12秒だけ逃げる時間を与え、数え終わると彼女も撃ち殺すのだった。そして3人の死体をアートの様に並べると、その後彼らを冷凍室へと運ぶ。そしてその頃世間ではジャックが新聞社へ送りつけた写真と一緒に彼の犯罪が記事になり皆を怖がらせていた。
4つ目の事件、若い女性(ライリー・キーオ)の胸に赤い線を引いて遊ぶジャックは彼女に自分が60人は人を殺したと言う。女性はジャックから逃げようとするがそれを止めるジャックは彼女を縛り上げると、赤い線に沿って彼女の胸を切り落とす。
ハウスジャックビルトの結末
5つ目の事件、5人の男性を誘拐し彼らを綺麗に並べて冷凍室に拘束すると、彼らを1発の銃弾で一気に殺そうと計画する。殺傷力の高い銃弾を手に入れるため知り合いのS.P.を尋ねるが、ジャックが強盗の容疑で警察に追われている事を知っていた彼はジャックを座らせると警察を呼ぶ。しかしジャックは隙を見て彼を殺し、ジャックを逮捕しに来た警察も殺す。そしてその警察官のパトカーを奪ったジャックは急いで冷凍室へ戻る。
彼は今まで殺害した人々の死体をチェーンで持ち上げたり組み立てたりして家の形を作り上げる。そして5人の男性達に銃弾を打ち込もうとしたその時、誰かの声が聞こえる。声の主はヴァージ(ブルーノ・ガンツ)と言う神父の姿をした幽霊の様な男だった。彼はジャックが犯した全ての犯罪を見て来たと言う。
さらにそこへジャックの居場所を突き止めた警察が乗り込んでくる音が聞こえ、ヴァージが下水道へと導く。奥へ進むと道の途中で通れなくなっており、溶岩の様なものが溢れる上の岩を伝って行くしか逃げる方法はなかった。それでも岩を伝う方法を選んだジャックは危険な岩を進んで行く。半分まで来たところでジャックは手を滑らせて溶岩の様なものへと落ちて行くのだった。
以上、映画「ハウス・ジャック・ビルト」のあらすじと結末でした。
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