ザ・キーパー [監禁]の紹介:2003年カナダ, イギリス映画。暴漢に襲われたストリッパーのジーナは病院での取り調べ後、クレブス警部補のパトカーで帰宅中にそのまま自宅に拉致監禁されます。クレブスが暴漢だったのか?クレブスの狙いはなんなのか?ラスト近くまで真相がわからないサスペンス映画です。名優デニス・ホッパーの怪演が光っています。
監督:ポール・リンチ 出演者:デニス・ホッパー(クレブス)、アーシア・アルジェント(ジーナ)、ロックリン・マンロー(バーンズ)、ヘレン・シェイバー(ルーシー)ほか
映画「ザ・キーパー [監禁]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・キーパー [監禁]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ザ・キーパー [監禁]」解説
この解説記事には映画「ザ・キーパー [監禁]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・キーパー[監禁]のネタバレあらすじ:起
ストリッパーのジーナは、今日も彼氏のデリックの送り迎えで店に入ります。店が終わるとデリックとモーテルに入ります。ジーナがシャワーを浴びていると、いつものようにデリックが今日の売り上げを探していました。その時、物音がしジーナがシャワールームから出ると、デリックが殺されていました。
黒ずくめの男が襲いかかり、ジーナは暴行を受けながらも外に逃げます。途中で新聞配達の男に助けてもらうと、すぐパトカーが到着します。バーンズがジーナに寄り添い事情を聞きました。
病院に送られたジーナをクレブス警部補が見舞います。クレブスは事情を少し聞いた後、「送って行く」と言ってパトカーにジーナを乗せて走りだします。途中で道が違う事に気づいたジーナが「ここで降りる」と言うと、クレブスは車を止めジーナに薬品を嗅がせて気絶させます。
山奥のぽつんと離れたクレブスの家で意識が戻ったジーナは、地下室の牢屋に監禁されていました。翌朝、朝食を持ってきたクレブスでしたが、ジーナは朝食を振りまき、わめき散らします。クレブスは「好きなだけ叫べ、ここは防音されている、隣の家は数マイル離れている」と言います。
ザ・キーパー[監禁]のネタバレあらすじ:承
署に出勤したクレブスに、バーンズがジーナの事を気にして話かけます。クレブスは「15歳で家出し、17歳で体を売った女だ、深く考えるな、放っておけ」と言います。
昼休みに帰ってきたクレブスに、ジーナが「ここから解放しろ」と怒鳴ります。クレブスは「オレが助けてやったんだ、ストリッパーとして毎日働くお前を。オレはお前を正しい方向に向かわせるのが目的だ」と言います。
勤務中に小学校に訪問し、『保安官補ロック』の人形芝居をするクレブスを、TV局のルーシーがカメラで追っていました。ルーシーは子供からドラッグから守る人形芝居をTVで売り出そうという話を持ちかけ、クレブスのストーカーをしていました。しかしクレブスは「興味が無い」と言って断り続けていました。
別のストリッパーが襲われ、ジョージ・コーディという男が逮捕されました。「コーディがジーナを襲ったと思う、そのジーナが行方不明だ」とクレブスに話すものの、スレブスは「よくやった」と言うだけでジーナの事には触れませんでした。
自宅に戻ったクレブスは、牢屋の中に入りジーナと話します。ジーナは扉が開いているのを見て、逃げ出します。するとクレブスは銃を数発発砲して牢屋から出てきます。そのタイミングでジーナが外に逃げたものの、結局捕まり牢屋に戻されました。
ザ・キーパー[監禁]のネタバレあらすじ:転
「シャワーを浴びたい」と言うジーナに、クレブスは「ポイントが足りない。真面目な生活をすればポイントが貯まるから頑張れ」と言います。やがてジーナはシャワーを浴びることができ、3か月が経ちました。
素直に暮らすジーナにクレブスが「350ポイント貯まった、頑張ったな」と声をかけたあと、自分がやっているロック保安官補の人形劇をTVで見ます。
そのころ、バーンズはストリッパーの行方不明者とジーナの共通点を調べていました。何かを掴んだバーンズがクレブスの家を訪ねます。「ジーナを送ったあと、署長と会合をしたと言うが、署長はいなかった」と言います。するとクレブスは「そうだったな?オレを調べているのか?」と聞きます。バーンズは「違う」と答えました。
クレブスがジーナに「850ポイント貯まった。プレゼントだ」と言ってワンピースを渡します。そのワンピースを着せ、二人でリビングでワインを飲み始めました。ジーナに両親の事を聞かれたクレブスは「父は警官だった。ストリップ小屋に捜査に行った時、知り合って結婚したのが母だ。父は母の職業に悩んでいた。そして自分が10歳になった時、地下室に監禁された。2~3週間して解放されると母はいなくなっていた。その後父は自殺した」と話します。
ジーナはストリッパーの母の事がトラウマになっているのだと思いました。ワインを飲みながら話をする隙に、ジーナが外へ逃げ出します。森を抜けて湖に出ると、上空にヘリが見えました。助けを求めるジーナでしたが、クレブスに捕まり抑え込まれキスを迫られました。ヘリはクレブスの家の上空を周回して去って行きました。
ザ・キーパー[監禁]の結末
ルーシーがプロモーションビデオ作成の為、ビデオ編集しています。ヘリから撮影したクレブスの家の周りでした。ビデオに森でSEXをしているような男女が映りました。アップにするとクレブスとジーナでした。
嫉妬心に燃えたルーシーはクレブスの家の鍵を盗んで侵入します。クレブスのベッドで悶えたあと、地下室のジーナを見つけます。助けようとしますが、顔を見てクレブスとSEXした女と勘違いし、ビデオ撮影を始めます。
そこへクレブスが帰って来ました。ルーシーは「ビデオにあの女を収めた。パソコンで私が行方不明になったらこのビデオを放送しろと言っている。そうされたくなかったら私を愛しなさい」と迫ります。
クレブスは「わかった」と言いながら包丁でルーシーを刺し「パソコンは壊れているんだ」と言います。その後クレブスはジーナをリビングに出し、人形劇を見せます。殺されたルーシーを見て怖くなったジーナは、包丁でクレブスを刺そうとしますが、逆に捕まりトランクに押し込まれて車で連れだされました。
湖の前で車を止めるとトランクを開けました。ジーナが工具でクレブスを殴り倒すと、トランクが閉まり車は湖に突っ込みました。そこへバーンズがやって来ました。ジーナの声を聞き助け出すと、背後からクレブスがバーンズを刺しました。
ジーナはクレブスの拳銃を持ち、数発銃弾を撃ちこみ「ストリッパーでも幸せよ」と言ってトドメを刺しました。
ジーナは警察署で犯人の面通しをしています。顔を見て、声を聞いたジーナは「間違いない、この人!」と言います。ジーナを襲った男はコーディでした。
以上、映画「ザ・キーパー [監禁]」のあらすじと結末でした。
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