さらば冬のかもめの紹介:1973年アメリカ映画。ベテランの海軍下士官バダスキーとマルホールは、メドウズという若い水兵を護送することになります。メドウズの身の上に同情した2人は、彼の為にささやかな行動を起こします。名優J・ニコルソンの若き頃の出演作です。
監督:ハル・アシュビー 出演者:ジャック・ニコルソン(ビル・バダスキー)、オーティス・ヤング(ミュール・マルホール)、ランディ・クエイド(ラリー・メドウズ)、キャロル・ケイン(若い娼婦)、ナンシー・アレン(ナンシー)ほか
映画「さらば冬のかもめ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「さらば冬のかもめ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「さらば冬のかもめ」解説
この解説記事には映画「さらば冬のかもめ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
さらば冬のかもめのネタバレあらすじ:旅のはじまり
ノーフォーク基地勤務の海軍下士官バダスキーとマルホールに、8年の刑が宣告されている若い水兵メドウズをポーツマス海軍刑務所への護送任務が下ります。メドウズは、隊長夫人の管理する献金箱から40ドルの盗難したのです。2人は早急に任務を終え、護送期間1週間分の日当を浮かせて羽を伸ばすつもりです。バス、列車を乗り継ぐ中、メドウズの40ドル盗難が未遂だったとバダスキーとマルホールは知ります。二十歳前のメドウズはあどけなさが残りますが、盗難癖があり情緒不安定な青年です。2人はメドウズの気持ちを落ち着けるため、ワシントンで下車します。
さらば冬のかもめのネタバレあらすじ:何もできない現実
3人で食事中、オーダー通りではない食事に自己主張をしないメドウズは、バダスキーから自分の希望を通せと言われます。2人は未成年のメドウズと酒盛りをしながら、徐々に打ち解けていきます。時間があるので、3人はメドウズの母親に会いに行きます。母親不在の乱雑とした実家を一見したメドウズは、母親に会うことを諦めます。マルホールは何もできないのに、メドウズに感情移入しているバダスキーを非難します。
さらば冬のかもめのネタバレあらすじ:メドウズの変化
ニューヨークを散策中の3人は、お経を唱えると願いが叶う日蓮正宗の集会に潜り込みます。日蓮正宗に興味を抱いたメドウズは、信者の女性と知り合います。メドウズの現状に同情した信者の女性は脱走を薦めますが、バダスキーとマルホールの事がよぎった彼はその申し出を断ります。ボストンに向かう列車で、食事のオーダーが違うと主張しているメドウズに2人は嬉しくなります。2人はボストンの売春宿で、メドウズに初体験をさせようと計画します。2人に代金を払って貰もらい、メドウズは初体験をします。
さらば冬のかもめのネタバレあらすじ:過酷な現実
2人はメドウズの行く末を心配しながらも、最後の時間を公園で簡素なバーベキューをします。メドウズはお経を唱え、2人の隙をついて逃走を試みます。2人のベテラン海軍下士官に取り押さえられたメドウズは、過酷な現実が待ち構えているポーツマス海軍刑務所に引き渡されます。2人は囚人虐待で追求されますが、真実を話さないためノーフォークに帰るように命じられます。上官の書類不備を指摘し、ささやかな抵抗をしたバダスキーは、マルホールと共に刑務所を後にします。
以上、映画さらば冬のかもめのあらすじと結末でした。
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