映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの紹介：1993年アメリカ映画。この作品は、ティム・バートン原作原案によって作られた、少し不気味であり、ユーモアあふれるストーリーです。曲が耳に残りやすく、ハロウィンとクリスマスの両方がとても楽しみになります。ハロウィンタウンに住むジャック・スケリントンがクリスマスを知ったことから、クリスマスは大騒ぎに。今年のクリスマスはサンタクロース？それともサンディ・クローズ？大人も子供も楽しめる作品です。
監督：ヘンリー・セリック 出演：ジャック・スケリントン（クリス・サランドマン/市村正親）/サリー（キャサリン・オハラ/土居裕子）/フィンケルスタイン博士（ウィリアム・ヒッキー/三ツ矢雄二）/ブギー（ケン・ベイジ/小林アトム）/サンディ・クローズ（エド・アイヴォリー/永江智明）ほか
この解説記事には映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハロウィン・タウンに住む人々は、人を驚かせることが大好きです。中でも、ジャック・スケリントンは、人を怖がらせる天才で、人々に「パンプキング・キング」として人気者でした。ハロウィン当日となり、街中大盛り上がりをしています。しかし、ジャックは毎回毎回同じことの繰り返しである、ハロウィンに虚しさを感じていました。森をさまよい歩いていると、彼は木につけられたドアを見つけます。「イースター」「クリスマス」などドアには看板がつけられていて、ジャックは「クリスマス」をあけてみます。すると、陰気で暗いハロウィン・タウンとは全く違う、明るく楽しい世界が広がっていました。すっかりクリスマスに心を奪われたジャックは、ハロウィン・タウンのみんなでクリスマスを行うことを計画します。
自宅に戻ったジャックは、独学でクリスマスについて調べます。子供達にプレゼントを作って渡す「サンディ・クローズ」や、プレゼントを配るための、空飛ぶトナカイとそりなどを知りました。そこで、ジャックはハロウィン・タウンの人々にそれらを説明し、今年のクリスマスは自分たちが作り上げようと、準備を始めます。プレゼントやリースを用意し、サンディ・クローズの衣装やを作っていきます。空飛ぶトナカイは、フィンケルスタイン博士により、骸骨が飛ぶように作り上げました。しかし、ジャックの恋人のサリーは、よくないことが起きる予感がしてたまりません。ジャックを止めようとしますが、浮かれたジャックは聞く耳を持ちません。クリスマス当日、ジャックはハロウィン・タウンのいたずらっ子達に、クリスマス・タウンからサンタクロースを誘拐させます。そして、彼の静止も聞かずに飛び出して行きました。
空を駆けながら、ジャックはプレゼントやリースを各家に置いて行きます。しかし、リースは人食いリースになり、プレゼントからは怖い人形や、蛇など恐ろしい物が次々と現れ、街中は悲鳴にあふれます。しかし、ジャックは人々が喜んでいると勘違いして、楽しくて仕方がありません。しかし、サンタクロースの偽物が出たと怒った街の人々に、ジャックは大砲で撃ち落とされてしまいます。街は、悲しみと静けさに包まれました。自分の過ちに気がついたジャックは、最悪になってしまったクリスマスを、本当のサンタクロースならば元に戻せるかもしれないと、急いでハロウィン・タウンへと戻ります。
ハロウィン・タウンに戻ると、サンタクロースはブギー・ウギーに捕まり、殺されそうになっていました。ブギーは、ジャックが妬ましく、自分がキングになろうと考えていたのです。そこへジャックが現れ、2人はゲームを行い、危機一髪のところで、ジャックが勝利します。ブギーから助けてくれたことで、ジャックを許したサンタクロースは、急いで街へと向かいます。人食いリースは、元のリースへ。怖い人形は、かわいい人形やおもちゃへ。全てを元通りにして、人々のクリスマスは、幸せなものへと戻っていきました。ハロウィン・タウンでは、ジャックが自分の失敗を悔やんでいました。すると、ハロウィン・タウンでは降るはずのない雪が降り始めます。それは、サンタクロースから、ジャックやハロウィン・タウンの住民へのクリスマスプレゼントでした。
以上が「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじと結末です。
ディスイズハロウィン、ディスイズハロウィン、の音楽と、独特のキャラクターは前から知っていましたが、なんとなく食わず嫌いで見ていなかった作品です。ですが、ティム・バートン原作ならば間違いはないはずと見てみると、サリーの自尊心の低い悲しい毎日と、淡い恋、おちゃらけてるジャック、みんながかわいく愛おしくなってきます。
小さい頃、レンタルビデオ屋でパッケージを見て気になったものの、その時は不気味で借りることができませんでした。
それからある程度成長してから鑑賞しましたが、ちょっと不気味な世界観とキャラクターに見事にはまってしまいました。
音楽もとっても良いです。強烈に耳に残るので、鑑賞後はついついエンドレスで歌を口ずさんでしまいます。
特に好きなのがジャックがクリスマスタウンに迷い込むシーンで、何度見てもわくわくします。あの世界観が思いつくティム・バートンは、まさしく天才だと思います。
森の奥には、他にも色々なホリデータウンへ続くドアがありましたが、どんな場所なのかとっても気になります。
孤独を抱える主人公ジャックですが、意外とひたすらポジティブなので、ちょっと笑ってしまいます。
最初はキャラがきもい…って思う方も多いと思われます。しかし次第に見ていくうちにどんどんキャラクターが愛おしくなり、見終わった後グッズを買い占める私がいました（笑）
見た目とは裏腹に純粋で礼儀正しいジャックと、思いを寄せながらも奥手なサリーとの恋物語がまた可愛らしい…犬が好きで、鼻にかぼちゃがついてる幽霊犬のゼロは本当に可愛いのなんのって…そしてクレイアニメ特有と質感と、歪な造形のキャラクターやオブジェとの愛称が最高に素晴らしいです。