アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男の紹介:2016年ドイツ映画。第2次世界大戦後戦後、海外逃亡したナチスの最も悪名高き大物戦犯アドルフ・アイヒマンに法の裁きを下すため、ユダヤ人検事長フリッツ・バウアーは執念の捜索を続けます。様々な困難にぶち当たりながらも、正義を貫くバウアーの姿を描いた実録ドラマです。バウアーを演じたB・クラウスナーの熱演が光ります。
監督:ラース・クラウメ 出演者:ブルクハルト・クラウスナー(フリッツ・バウアー)、ロナルト・ツェアフェルト(カール・アンガーマン)、ミヒャエル・シェンク(アドルフ・アイヒマン)、ゼバスティアン・ブロンベルク(ウルリヒ・クライトラー)ほか
映画「アイヒマンを追え!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイヒマンを追え!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男の予告編 動画
映画「アイヒマンを追え!」解説
この解説記事には映画「アイヒマンを追え!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男のネタバレあらすじ:起・大戦の傷跡
第2次世界大戦後、経済復興が進む1950年代末のフランクフルト。ユダヤ人検事長フリッツ・バウアーは、海外逃亡中の戦犯でナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンの逮捕に執念を燃やしています。そんな彼の元に、アイヒマンの潜伏先に関する情報が寄せられます。バウアーは情報漏洩を防ぐため、ナチス残党が巣食うドイツの捜査機関を避けます。国家反逆罪を覚悟の上でバウアーは、イスラエルの諜報機関モサドに協力を求めます。ナチス残党の政府高官らは、邪魔なバウアーを陥れる策略を巡らせています。
アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男のネタバレあらすじ:承・師匠と弟子
同性愛の売春行為で起訴されたヨハンの事件を扱う検事カール・アンガーマンは、魅惑的な女性ヴィクトリアと知り合います。モサドと接触したバウアーでしたが、情報が足りないため協力を拒まれます。モサドを動かすためバウアーは、信頼できる部下カールに協力を求めます。国家反逆罪に問われかねないため、一旦は協力拒むカールでしたが、バウアーの信念に触れ行動を共にすることになります。カールは知り合いで、裏情報に精通しているジャーナリストにアイヒマンの行方を探らせます。
アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男のネタバレあらすじ:転・孤独な闘い
アイヒマン逮捕に奔走するバウアーとカールは、圧力や妨害にあい苦闘を強いられます。しかし、努力の甲斐がありバウアーとカールは、信憑性のあるアイヒマンの情報を入手します。一方、ヴィクトリアが勤めるクラブに足繁く通っているカールは、ヴィクトリアが男だと知ってしまいますが、ゲイである彼は一線を越えてしまいます。妻が妊娠したカールは、バウアーに自身がゲイだと告白します。そして、ヴィクトリアと1回の過ちを犯したと、カールは嘘をつきます。自身もゲイであるバウアーは、1回の情事だったら言い逃れができるとアドバイスします。
アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男の結末:犠牲と信念
バウアーから信頼できる情報を得たモサドは、アイヒマン拘束に成功します。しかしカールは、ナチス残党の政府高官から、ヴィクトリアとの情事の写真を楯にバウアーを国家反逆罪で告発するように脅されます。ヴィクトリアは、カールが扱った売春行為で判決が下された恋人ヨハンの出所のため、彼にハニー・トラップを仕掛けたのです。アイヒマンはドイツに引き渡されることなく、政治的な思惑によりイスラエルで裁かれることになりバウアーは落胆します。バウアーの信念を守るためカールは、ナチ残党の政府高官の脅しに屈することなく警察に出頭します。カールの思いをくんだバウアーは、ドイツの闇の行為を白日の下に晒すべく新たな闘いに挑みます。
以上、アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男のあらすじと結末でした。
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