レイルウェイ 運命の旅路の紹介:2013年オーストラリア,イギリス映画。第二次世界大戦の実体験を描いたエリック・ローマクスの本を映画化したものです。エリックは最愛の女性と出会いますが、戦争中に捕虜となった際に受けたPTSDのため上手くいかず克服することを決意します。そしてエリックは拷問に立ち会った日本兵と南アジアで再会を果たします。
監督:ジョナサン・テプリツキー 出演:コリン・ファース(エリック・ローマクス)、ニコール・キッドマン(パトリシア・ローマクス)、ジェレミー・アーヴァイン(若きエリック)、ステラン・スカルスガルド(フィンレイ)、サム・リード(若きフィンレイ)、石田淡朗(若き永瀬)、真田広之(永瀬隆)、ほか
映画「レイルウェイ 運命の旅路」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レイルウェイ 運命の旅路」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レイルウェイ 運命の旅路の予告編 動画
映画「レイルウェイ 運命の旅路」解説
この解説記事には映画「レイルウェイ 運命の旅路」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レイルウェイ 運命の旅路のネタバレあらすじ:起
エディンバラ行きの列車の中でシングルに戻ったパティはエリック・ローマクスに出会います。彼女を見た瞬間ひきつけられたエリックは、一度別れますが、再び彼女の乗る電車の前で待っていて想いを告げます。やがて二人はお互いを愛し合うようになり、結婚します。幸福な結婚生活が待っていると思っていましたが、エリックは戦争で受けたPTSDに苦しみ、寝ている時に悪夢を見て夢遊病のように動き回ったり突然フラッシュバックして支離滅裂な行動や突発的な行動を取ります。その行動の原因はエリックが戦争で受けた心の傷が原因でした。パティはエリックの心の傷を癒すため帰還兵を取りまとめていたフィンレイの下に相談しに行きます。するとフィンレイは第二次世界大戦で何が彼らの身に起きたかを語り始めます。
レイルウェイ 運命の旅路のネタバレあらすじ:承
彼らはシンガポールで従軍中に日本軍に負け、投稿し、捕虜となります。捕虜としてタイとビルマの間を走る鉄道の建設をさせられます。エリックは技術職であったため優遇されますが、そうでない捕虜は過酷な強制労働をさせられます。そんな中、一緒に捕虜になった仲間が「みんなで逃げ出そう。そのためにラジオを作ろう」と言い出し、日本軍の目を盗んで部品を集めラジオを完成させます。放送を聞くとナチス・ドイツの劣勢が毎日のように流され、まもなく戦争は自分達に有利に終わると気が付きます。
レイルウェイ 運命の旅路のネタバレあらすじ:転
しかし、そのような活動がいつまでもバレないわけがありません。作って毎日のように戦況を確認して脱走の機会を窺っていたラジオが日本軍に見つかってしまいます。誰がやったのかと一人ずつ棒で殴られ、ついにエリックが自分が首謀者だと名乗りでます。そこから2週間エリックは憲兵隊の拷問と取り調べを受けます。その時の拷問が大きな原因だとフィンレイはパティに言い、エリックには過去の自分と向き合うべきだと強く説得します。その時、拷問に関わった日本兵が生きていること、名前、住んでいる場所をエリックに教えます。一度は怯んで過去と向かうことから逃げたエリックでしたがアンクルが自分のために自殺したため、その日本兵に会いに向かいます。
レイルウェイ 運命の旅路の結末
日本兵は当時、通訳をしていた長瀬という男で現在は戦争の悲惨さを伝えるボランティアをタイでしています。最初は長瀬を殺そうと思っていたエリックでしたが、長瀬もまた過去の自分の犯した罪の深さに反省をしていることを知ります。一度は帰ったエリックの下に長瀬から謝罪の手紙ともう一度会って、ちゃんと謝りたいと言われます。今度は妻のパティも連れ長瀬に会いに行きます。再会の場所は、あの鉄道建設をしていた場所でした。そこで泣きながら謝る長瀬を抱きしめるエリック。こうして二人は長年の罪の記憶を許しあい親友となりました。
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