リズム・セクションの紹介:2020年イギリス,アメリカ映画。3年前、旅客機事故で家族を失い、売春婦にまで堕ちたステファニーにジャナーリストのプロクターが「あれは事故じゃないテロだ」と教えたことから、ステファニーは家族の復讐の為、Bという情報提供者の力を得て殺し屋になるべく特訓を始めます…という内容のマーク・バーネルの小説『堕天使の報復』を原作とした作品です。落ちぶれたヒロインのステファニーが殺し屋としてたくましく美しく成長する姿も見どころです。
監督:リード・モラノ 出演者:ブレイク・ライヴリー(ステファニー)、ジュード・ロウ(B)、リング・K・ブラウンスター(マーク・セラ)、リチャード・ブレイク(リーマン)、マックス・カセラ(レオン・ギラー)、ダニエル・メイズ(ディーン・ウェスト)、ラザ・ジャフリー(キース)、ジェフ・ベル(グリーン)、タウフィーク・バルホーム(レザー)ほか
映画「リズム・セクション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リズム・セクション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リズム・セクションの予告編 動画
映画「リズム・セクション」解説
この解説記事には映画「リズム・セクション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リズムセクションのネタバレあらすじ:起
家族との楽しかったことを思い出し涙を流すステファニー。3年前、ステファニーは両親と弟、妹の4人を航空機の事故で亡くし、そのショックで、有名大学まで行ったものの、今では売春婦に落ちぶれ、ドラッグ漬けの毎日でした。
売春宿にキース・プロクターという男がやってきてリサを指名します。「君はステファニーだろう」と言います。「そうよ、前金を払って」とステファニーが言うと、プロクターが金を払って「3年前の航空機の事故は事故じゃない、テロだ」と言ったのです。ステファニーは一旦用心棒を呼んでプロクターを追い出します。
プロクターの話を聞いたステファニーは悩み抜いた末、プロクターに連絡して会いに行きます。部屋には航空機事故で亡くなった乗客の写真が壁にびっしり貼られ、それに関する資料がありました。プロクターは「僕はジャーナリストだ、レザが爆弾を作った男だ。しかし当局はレザを逮捕せず、後ろにいる組織を追い詰めようとしている」と言います。
「鍵を渡しておく」と言ってプロクターが部屋を出ると、ステファニーは被害者や、関連書類の写真をスマホに撮り、金を持って出て行きました。
リズムセクションのネタバレあらすじ:承
拳銃を買い、大学の食堂に入ったステファニーは、レザを見つけると机の下から銃口を向けますが、撃てませんでした。バッグを盗まれたステファニーがプロクターの部屋に戻ると、プロクターは頭を撃ち抜かれて死んでいました。
そこでプロクターの情報源だと思われるBという男を訪ねます。家を見つけると、Bに襲われ拉致されます。Bはステファニーに尋問して話を聞くと、「レザを殺したければプロを雇え」と言います。「そんな金はない、私に教えてくれ」と言うステファニー。
Bによる厳しい訓練が始まります。ステファニーが「私だけが乗る予定の便に、家族を呼んだが私は乗らなかった、家族が死んだのは私のせいだ」と言うと、Bが「あの便を爆破した黒幕は、イスラム原理主義の指導者だ。アブドリルという反政府運動の中心人物が、今後危険な存在になると見た指導者がアブドリルを殺すために、U-17に指示し、U-17がレザにやらせたものだ」と言います。「U-17は名前を明かさないメンバーのひとりだ」と言います。
やがて射撃訓練、格闘技訓練が始まり、ステファニーに『ペドラ』と名乗らせます。「ペドラはオレが殺した」と言うBは、防弾チョッキを着て、ステファニーに自分を撃たせます。見事、胸に弾が命中すると「現場に出ろ」とBが指示します。
リズムセクションのネタバレあらすじ:転
仕事を言い渡されるものの資金は出せないと言われたステファニーは、アブドリルの父に会いに行きます。ステファニーは「息子を殺した犯人を一人残らず殺すから、経費を援助してくれ」と言います。父は「情報を流したが、プロクターは詐欺師だ」と言って断ります。すると妻のアリアがやって来て「私が出す」と言います。
資金を得たステファニーは、Bから「機内に爆弾を積みこむ手配をしたリーマンを殺せ」と指示され向かいます。素早く拳銃を突きつけたもののすぐに反撃され、暴行を受けます。しかしリーマンは持病が急変して死んでしまいます。
元CIAのセラという男から「仕事を手伝ってくれ」と言われ、ステファニーは200万ユーロで話をつけます。Bから「ペドラはCIAの指令で動いたが、MI6だった自分が、ペドラをもてあまし殺した」という事実を聞きます。
ステファニーは「Bの指示通り、U-17を殺す」とセラに伝えます。「U-17はレザだ」とセラから聞いたステファニーは、マルセイユのレザの隠れ家へ向かいます。
リズムセクションの結末
アパートに忍び込んだステファニーでしたが、仲間に見つかり銃撃戦になってしまいます。隙を見たレザが逃げ出し、ステファニーが追います。レザがバスに乗ると、ステファニーは変装して乗りこみます。そしてレザを追い込むと銃口を突きつけます。レザは「オレを撃つと乗客全員が死ぬ」と言って、自爆の用意が出来ていることを示唆します。
たじろぐステファニーにレザが襲いかかります。揉みあいになりステファニーの銃が暴発すると、レザの仲間に当たり、ステファニーは隙を見てレザの脚にナイフを突き立てます。撃たれた仲間の女性がレザに掴みかかり「早く逃げろ、タイマーが!」とステファニーに言うと、ステファニーがバスから逃げ出した瞬間、バスは大爆発を起こしました。
自爆したレザはU-17ではないと確信したステファニーは、セラに会い背後から注射器を刺します。「お前はあと数分で死ぬ、レザがU-17だと言って私に殺させたが、お前がU-17だ」と言った頃にはセラは死んでいました。
ステファニーはアリアに会い「これで全て殺した」と報告します。
2週間後、ステファニーをBが襲います。「ペドラは消える必要がある」と言うBに、「私はステファニーだ」と言って立ち去りました。
以上、映画「リズム・セクション」のあらすじと結末でした。
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