サイエンティスト 禁断の実験の紹介:2020年アメリカ映画。美容薬品を開発する研究所に勤めるスティーブは、最愛の妻が難病により余命を宣告されます。妻を失いたくないスティーブは独自に死体を蘇らせる薬を作り出します。マウスで実験し成功したスティーブは、人体実験をするため夜の街に検体を求めて繰り出します。死体を生き返らせる薬を開発した男の欲望を描いた作品でシリアスに進む展開の中、後半はゾンビ映画化します。
監督:デリック・グラナド 出演者:ロブ・ハズペス(スティーブ)、クリスティン・キース(ダーレン)、アディソン・マクギャリー(リリー)、シャノン・デネイ(ベティ)、デビッド・ディットマイヤー(ロバート)ほか
映画「サイエンティスト 禁断の実験」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイエンティスト 禁断の実験」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サイエンティスト 禁断の実験」解説
この解説記事には映画「サイエンティスト 禁断の実験」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイエンティスト 禁断の実験のネタバレあらすじ:起
2022年12月9日、スティーブは自分の実験を動画に収めはじめます。絞殺した若い女性の首に注射をすると、その女性はしばらくして白目をむいて生き返ります。
10年前、スティーブは愛するダーレンにプロポーズしました。娘リリーが生まれ、幸せな毎日を送るスティーブでしたがダーレンに難病が発覚します。ホスピスから派遣されたベティが、余命短いダーレンとの生活の手伝いをしてくれることになります。
スティーブの仕事は美容薬品の開発です。研究所でスティーブは驚異的な新薬を作り出します。その効果を顕微鏡で見た同僚のロバーツは驚き「やめた方がいい」とアドバイスします。上司のベリー博士は、効果を見て怒りだします。「こんな薬を作ったら、今後薬が売れなくなる。完治する薬じゃないんだ、和らげる薬を作るんだ」と言います。
開き直ったスティーブは、研究所から必要な薬品と機材を持ち出し、家の倉庫を研究所にします。
ハチに刺された8歳の少年が、多発性硬化病が完治した数日後に亡くなったニュースが流れます。スティーブはその少年の細胞を手に入れ、死者を生き返らせる薬を作っていたのです。
サイエンティスト 禁断の実験のネタバレあらすじ:承
スティーブは家族をベティに任せ、実験に没頭します。そしてマウスにウィルスを投与して殺した後、開発した薬で生き返らせたのです。研究所ではロバートが危険な研究を止めさせようと必死ですが、スティーブは聞き入れません。
やがて人体実験をしたくなり、スティーブは夜の街に出ます。ホームレスを誘い薬品を吸わせて気絶させようとしますが失敗します。バーで飲んでいたスティーブは、ミネルヴァという若い女を見つけて声をかけます。うまく車に誘うと、薬品を吸わせます。しかしミネルヴァが逃げ出したため首を絞めて殺してしまいます。
そして12月9日、ミネルヴァを使って蘇生実験を行ったのです。注射後に生き返ったミネルヴァでしたが、しばらく苦しんだ後、死んでしまいます。
ミネルヴァの死体を森に埋めたスティーブでしたが、ミネルヴァの捜索願が出され、警察はバーの防犯カメラからスティーブを見つけます。テレビのニュースでも、防犯カメラの映像が流されます。そのニュースを見たベティが倉庫を見に行きます。
サイエンティスト 禁断の実験のネタバレあらすじ:転
自分の研究を見られたスティーブはベティをも殺してしまいます。そしてベティに注射をすると、生き返ったベティはゾンビのように狂暴化しています。ベティの手足を縛り、裏口の隅に柵を作りベティを隔離します。
スティーブの常軌を逸した研究を止めようとロバートがやって来ます。研究室に忍び込みゾンビ化したベティを見つけます。そこへスティーブが入って来て「多くの人を助けるには、多少の犠牲は必要だ」と言ってロバートをナイフで刺殺します。
そしてロバートを生き返らせると、実験結果に満足し再び殺します。しかしロバートがまた生き返ります。スティーブはロバートを何度も刺し、完全に殺すと森に埋めます。土の下では生き返ったロバートが唸り声をあげていました。
家に戻ると、ダーレンが「ベティがいなくなった」と心配します。倉庫に入ったスティーブはベティを見ながら「2~3日様子を見て人間性が戻らななければ始末しなければならない」と録音します。
サイエンティスト 禁断の実験の結末
研究室に警察がやって来ます。ベリー博士と保安官が話してしている間に、スティーブは逃げ出します。保安官はスティーブが犯人だと断定して追います。
自宅では、ダーレンが倉庫に入りゾンビ化したベティを見つけます。驚いたダーレンが自宅に戻りますが、途中で倒れて死んでしまいます。帰ってきたスティーブはダーレンを抱えて倉庫に入り、首に注射をうちます。
そのころには自宅の周りを警察が包囲していました。倉庫に入ってきた保安官とスティーブが揉みあいになり、スティーブは銃弾を撃ちこまれます。その時、ダーレンが生き返って保安官の首筋に噛みつきます。ダーレンはそのまま外に出て歩き始めます。
学校から帰ってきたリリーは、家から出てくるゾンビ化した父・スティーブを見ていました。
以上、映画「サイエンティスト 禁断の実験」のあらすじと結末でした。
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