シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちの紹介:2019年フランス映画。ゲイ嫌いで偏見のある主人公の水泳選手が自らが引き起こしたトラブルのため資格剥奪になってしまいます。資格を取り戻すためにゲイの水球チームのコーチとなった主人公、快進撃とともに仲間たちと触れ合う内に主人公の気持ちに変化が起こる。
監督:セドリック・ル・ギャロ、マキシム・ゴヴァール 出演:ニコラ・ゴブ(マチアス)、アルバン・ルノワール(ジャン)、ミカエル・アビブル(セドリック)、ダヴィド・バイオ(アレックス)、ロマン・ランクリ(ダミアン)、ロラン・メヌ(ジョエル)、ジョフレ・クエ(グザヴィエ)、ロマン・ブロ(フレッド)、フェリックス・マルティネス(ヴァンサン)、ほか
映画「シャイニー・シュリンプス!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シャイニー・シュリンプス!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちの予告編 動画
映画「シャイニー・シュリンプス!」解説
この解説記事には映画「シャイニー・シュリンプス!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シャイニーシュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのネタバレあらすじ:起
マチアスは50m自由形の銀メダリスト。次の大会に向けて調整中だった彼ですが、思いのほか調子が悪くイライラしてしまいます。
そこにタイムが伸びないとインタビューで指摘されたマチアスは、ついに爆発してしまい、ゲイを揶揄する発言をしてしまいました。
そのインタビュアーがゲイだったこともありマチアスの立場は悪化してしまい、予定していた世界大会の出場資格をはく奪されてしまいます。
その資格を再び取得するために協会員にかけあったマチアスは、資格再取得の条件として、ゲイの水球チーム「シャイニーシュリンプス」のコーチをして、3ヶ月後にクロアチアで開催されるLGBTQ+のスポーツ祭典「ゲイゲームズ」に出場させることを告げられます。
シャイニーシュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのネタバレあらすじ:承
シャイニーシュリンプスは最弱で評判のチームでした。その中でコーチをしなければならないマチアスでしたが、ゲイの差別発言があったマチアスに、皆心を開こうとしません。
かろうじてマチアスに同行していた彼の娘ヴィクトワールとは打ち解けています。そんな状態でチームはレズビアンの強豪水球チームと練習試合をすることとなります。
女子相手とはいえ強豪チーム。全く歯が立たずに前半を終えます。あまりのふがいなさに檄を飛ばしたマチアス。その檄と適切なアドバイスのおかげか、チームは逆転勝利しました。
しかし、試合の最中に鎮痛剤を服用しているチームリーダーのジャンを見かけたマチアス。彼は骨肉腫という病気で、皆にはそのことを内緒にしています。水球を楽しみたいというジャンの気持ちを尊重したマチアスは、そのことを心にしまうことにしました。
この勝利のおかげで、チームはゲイゲームズの出場を決めることになりました。出場資格を得られると喜んだマチアスでしたが、協会員のアンリはそれを認めず、大会に同行することを命じられます。
シャイニーシュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのネタバレあらすじ:転
一同は合宿地であるクロアチアに向かいます。パーキングエリアにいたドイツ人とトラブルになりながらも、合宿地に到着。しかし到着早々、マチアスが目指していた選考会が外れてしまい、世界水泳への道が閉ざされてしまったことを知り、落ち込むマチアス。
そんな彼を皆で励まします。ジャンはシャイニーシュリンプスのコーチとして結果を出して推薦枠を得るのだとハッパをかけます。その言葉で気持ちを切り替えたマチアスは、合宿に集中することにしたのです。
そしてゲイゲームズが開幕。合宿の成果を見せたチームは、初戦のアメリカチームを撃破します。その勝利に浮かれたメンバーは羽目を外しすぎてしまい、ルールを破って酒にドラッグに大騒ぎしてしまいます。
ジャンも恋人だったアレックスと寄りを戻しますが、自分の病状が随分進んでしまっていることを自覚し始めました。
翌日、二日酔いでフラフラのチームは惨敗。ふがいなさに激怒するマチアスでしたが、ジャンに宥められ納めます。次の試合に勝てば準決勝、そこに全力を注ごうと意気込みますが、既婚者のセドリックが家庭の事情で帰ってしまいます。
メンバーが足らなくなり棄権かと思われましたが、マチアスがチームに参加することで事なきを終えます。次の相手はクロアチア、試合は接戦となり7対7。延長にはしたくないシュリンプスは、ジャンが懸命にボールを回し、やがてマチアスへ。
シャイニーシュリンプス!愉快で愛しい仲間たちの結末
マチアスは決勝点をもぎ取り勝利をもたらしました。勝利に沸く一同、しかしジャンの姿がありません。最後の送球後、心臓に違和感を覚えたジャンは、そのまま帰らぬ人になってしまいました。
ジャンの葬儀が行われ、家族やメンバーたくさんの人が集まってきました。協会員のアンリもやってきて今回の結果がマチアスの世界水泳への推薦枠を勝ち取ったことを伝えます。マチアスは素直に喜びました。
葬儀は進み、恋人だったアレックスの弔辞が始まります。その後、メンバーで大好きだった歌に合わせダンスを始めます。その行為は賛否両論でした。事情を知らない人には不快に映るかもしれません。
「恥知らずな連中だ」と言ったアンリに、マチアスは「黙れ」と返し、勝ち取った推薦を返上します。そこにゲイに対する偏見のあった以前のマチアスの姿はもうありませんでした。
「実在するシャイニーシュリンプスにこの映画を捧げる」と表示され、映画は幕を下ろします。
以上、映画「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」のあらすじと結末でした。
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