八仙飯店之人肉饅頭の紹介:1993年香港映画。マカオで1983年に実際に起きた八仙飯店での一家9人と従業員1名の惨殺事件を題材にした猟奇ホラー映画。イカサマ麻雀で買った金を八仙飯店の店主が支払わない事に腹を立てた従業員のウォンが店主一家と親族を惨殺し、店で売る肉まんにその肉を使うという内容です。リアルな殺人鬼描写と、コメディのような刑事たちのギャップが上手くマッチした作品です。
監督:ハーマン・ヤオ 出演者:アンソニー・ウォン(ウォン)、ダニー・リー(リー警部)、シン・フイウォン(チェン)、ラウ・スーミン、パクマン・ウォンほか
映画「八仙飯店之人肉饅頭」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「八仙飯店之人肉饅頭」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「八仙飯店之人肉饅頭」解説
この解説記事には映画「八仙飯店之人肉饅頭」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
八仙飯店之人肉饅頭のネタバレあらすじ:起
マカオ近郊のビーチで人間のバラバラ死体が発見されました。刑事たちは死体から身元を調べることになりました。一方、店を乗っ取ったウォンは店を売り払おうとしますが店主の署名が必要と言われ苛立っていました。警察では指紋の人物が判明しました。それはチュンという女性でした。更に殺害された店主の弟から店主を探してくれと警察に投書がありました。そしてチュンという女性は八仙飯店の店主の妻の母親だと分かりました。深夜、ウォンは自分の麻雀をイカサマだと見抜いた従業員の男を殴り殺し解体し、肉をミンチにかけ、骨はごみとして捨てました。ミンチにされた肉は肉まんに使われているのでした。
八仙飯店之人肉饅頭のネタバレあらすじ:承
刑事たちは指紋の女性が八仙飯店に関係していることを突き止め八仙飯店に向かいます。店でウォンに事情を聞くも店主から店を買ったことにしてうまく切り抜けました。刑事達は人肉で作った肉まんをもらい美味そうに食べていました。ウォンは店のレジの女性が刑事に何か喋っていたのが気になりレイプして殺害し、同じように肉を肉まんに使いました。再び刑事たちが八仙飯店に向かいますが進展しない捜査に刑事たちは帰ったフリをして店の陰で見張っていました。するとウォンは店主だったチェン一家に関する書類やカードをゴミ収集車に投げ込みました。刑事たちはゴミ収集車を止めゴミを調べた結果、ウォンが捨てた書類などを見つけ、高跳びしようとしていたウォンを逮捕しました。
八仙飯店之人肉饅頭のネタバレあらすじ:転
刑事たちによる取り調べが始まりました。刑事たちはウォンがチェン一家を殺害したとみていますが、ウォンは白状しません。刑事たちはウォンに暴行を加え始めました。ウォンは隙を見て報道陣に暴行で自白を強要されていると訴えました。ウォンは牢屋に入れられました。牢屋には店主のチェンの弟がいて、よってたかってウォンに暴行を加えました。刑務官たちは見て見ぬふりをしました。夜になっても暴行は続き、ウォンは眠ることもできませんでした。ウォンはバケツのヘリで自分の手首を切って自殺しようとしました。そして自分で手首を噛み切ろうとし、病院へ運ばれました。病院内でも刑事は暴行を行いました。隙を見てウォンは看護婦を人質にして逃亡を図りますが、刑事たちに捕まります。そして刑事と医師が共謀してウォンに興奮剤を打ち、眠らせないようにしました。
八仙飯店之人肉饅頭の結末
遂にウォンが話し始めました。店でやった麻雀でイカサマを使ったウォンが、店主のチェンに勝った金18万ドルを払えと迫りますが、チェンはイカサマには払わんと言い出しケンカになりました。そしてチェンを瓶で殴り家族全員縛り上げました。そして店主の妻を手始めに店主のチェン、そして子供たちを全員惨殺しました。その後、店主の妻の母を連れてきて殺害し店主一家に関係する全員を殺害し、死体を解体しました。そして手足を海に捨て、肉は肉まんに使ったのでした。そしてすべて白状した後、ウォンは刑事が飲んでいた缶ジュースのプルタブを盗んでいました。そしてそのプルタブを使い牢獄で手首を切り自殺しました。
以上、映画「八仙飯店之人肉饅頭」のあらすじと結末でした。
遺体よりも途中の店主の子供達が泣き叫ぶ姿が痛々しくてそっちの方が見ててキツかった。
そして、主演のアンソニー・ウォンの狂気に満ち溢れた演技が迫力があって怖い。まさに「怪演」。
グロに耐性がない人は見るのはオススメしない。