クロコダイルの涙の紹介:1998年イギリス映画。吸血鬼伝説を下敷きにロンドンに住む美しき医師とその餌食となる女性、そして医師自らの変化をジュードロウが絶妙に演じた映画です。
監督 :レオン・ポーチ 出演:ジュード・ロウ、エリナ・レーヴェンソン、ティモシー・スポール、ケリー・フォックス、ジャック・ダヴェンポートほか
映画「クロコダイルの涙」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クロコダイルの涙」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クロコダイルの涙」解説
この解説記事には映画「クロコダイルの涙」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クロコダイルの涙のネタバレあらすじ:スティーブン医師の秘密
とても美しい医師であるスティーブンはとんでもない秘密を持っていました。その秘密とは自分に愛してくれた人間の血を吸うことができなければ死んでしまうという奇妙なことだったのです。そのため彼は生きるためとはいえ、次々と女性を誘惑して自分を愛するように仕向けてはその血を吸い、殺害を繰り返していきました。
クロコダイルの涙のネタバレあらすじ:マリアの殺害
そんなことを繰り返していたある日、彼は地下鉄の駅で自殺をしようとしている女性を救います。その女性の名前はマリアと言いました。彼はマリアを助けた後、自分の美しさと言葉によってマリアを自分の虜にさせ、ベッドを共にします。そしてマリアの血を吸って殺害したのでした。
クロコダイルの涙のネタバレあらすじ:警察への協力
そのマリアの死体は漁船の乗り組み員によって見つかります。自らに捜査が及ぶかもしれないと考えたスティーブンは警察に捜査の協力を申し出ます。刑事は彼から話しを聞き、捜査を開始していきます。しかし1人の刑事は彼のことを疑っていました。
クロコダイルの涙のネタバレあらすじ:スティーブンの変化
その後、彼はエンジニアの女性、アンに会います。彼は彼女に対していつものように近づきます。そして彼女に誘惑をするのですが、彼には変化が訪れていました。アンに対していつもと違う愛を感じるようになります。
クロコダイルの涙の結末:愛を感じるスティーブン
愛を感じていたことでアンを殺したくないと考えたスティーブンは殺して血を吸うことをやめますが、その行動は彼の体を弱めてしまうことになりました。アンは次第に彼の正体を気づきますが、彼女も彼のことを愛していきます。そしてスティーブンはとうとう血を吸わずに死んでいきました。
美しくも怪しげな青年医師のスティーヴン・グリルシュを、ジュード・ロウが華麗に演じているのが魅力的でした。女性の血液を吸わなくては生きることが出来ない苦悩と、彼を追い詰めていくヒーリー警部補との駆け引きがスリリングでした。愛を選ぶのか自分自身の死を受け入れるのか、スティーヴンが最後に下した意外な決断に驚かされました。