映画「Ti ricordi di me?」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Ti ricordi di me?の紹介：2014年イタリア映画。窃盗癖を持つロバルトが睡眠発作症を持つベアトリーチェ（ベア）に恋をして猛アタックをして結婚、子供にも恵まれるが突然ベアが行方不明に。ベアを探すも、やっと探し当てたベアはすべてのことを忘れてしまっていた。そんなベアにロベルトはどう行動するのか。
監督：ロランド・ラヴェッロ 出演者：エドアルド・レオ（ロベルト）、
アンブラ・アンジョリーニ（ベアトリーチェ）、パオロ・カラブレージ（フランチェスコ、ロベルトの友人）、スージー・ラウデ（バレリア、フランチェスコの彼女）、エンニオ・ファンタスティキーニ（アメーデオ）他
この解説記事には映画「Ti ricordi di me?」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
窃盗癖の治療のために心療内科に通うロベルトは、同じ心療内科に通う睡眠発作症のベアトリーチェ（ベア）が横断歩道を渡る際に白線だけを踏んで渡っているのを見て、自分と同じ強迫観念を持つベアに恋をします。プレゼントを贈りなんとかベアの気を引こうとしますが受け取ってもらえず相手にしてもらえません。そんな時、心療内科前の横断歩道が書き換え工事で半分しか白線がなく、道路を渡れないで困っているベアを助けたことでベアはロベルトに好意を持ち出します。ベアと公園を散歩し、やっと仲良くなれた矢先突然ベアがロベルトの前から消えてしまいます。
ロベルトが働くスーパーに偶然ベアが買い物に来たことで二人は再会しますが、ベアはロベルトと公園を散歩した後、婚約者の家で浮気現場を目撃していまいショックで睡眠発作症をおこし倒れ、今までのことを忘れてしまっていました。ロベルトはなんとかベアに自分の事を思い出してもらおうと、ベアが肌身離さず持っている分厚い自身の記録ノートを見るように言いますが、逆に嫌われてしまいます。これでダメなら、とベアが好きだったレモン&コーヒーのアイスを持って「これを美味しいと思わなかったら君の前にはもう現れない」と食べてもらった事で事態は好転。ロベルトは最初に散歩した公園へベアを連れて行きます。その後も遊園地等でデートを重ね結婚、息子ルーベンも生まれ幸せに暮らしていましたが、ある日、ベアは初めて自身の記録ノートを持たずに息子のルーベンを学校まで迎えに行く事を決意し出かけますが、そのままロベルトの前から消えてしまいます。
ロベルトは息子のルーベンの世話をしながら戻ってこないベアを探しますがなかなか探し出すことが出来ず月日だけが過ぎて行きます。そんな時、警察官の友人フランチェスコが「ベアが見つかった」と尋ねて来ます。詳細を聞くと、どういう理由かベアの元婚約者アメーデオとスイスに居ると解り、アメーデオが経営する会社に電話をしてベアと話すことが出来たロベルトだが、ベアは睡眠発作症をおこしたことでロベルトとのことを忘れてしまっていました。ロベルトはベアに思い出してもらおうとベアの自身の記録ノートを持って車で直ぐスイスへ向かいます。
ベアに会いに行こうとした時、ベアの自身の記録ノートが息子ルーベンの悪戯によって、すでにベア自身の記録ノートではなくなっていて、残っているのはたった一枚のロベルトとベア、ルーベンの三人が映ったポラドイド写真でした。ロベルトはせめて一目会って戻ろうとベアに会い世間話をして帰ろうとしますが、横断歩道の白い部分だけを踏んで渡るロベルトを見たベアは追いかけて行き話しかけます。話しながら突然泣き出すベアは「変ね、なんで私泣いてるのかしら、コーヒーでも一緒にいかが?」という問いにロベルトは「そうだね、でもレモン&コーヒーのアイスがいいな」と二人でカフェに向かいます。
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