東京トワイライトの紹介:2013年日本映画。東京を舞台に、怪奇現象、不思議現象のショートストーリーを4話集めたオムニバス映画です。『二〇二の女』『弾痕』『油男』『最後の一杯』の4話を、ストーリーテラーの八代みなせが、途中で話をつなげていきます。
監督:中野貴雄 出演者:八代みなせ(ストーリーテラー )、夏目鈴(202号室の女)、増田裕生(哲夫)、津田英佑(金城)、成田梨紗(佐和子)ほか
映画「東京トワイライト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「東京トワイライト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
東京トワイライトの予告編 動画
映画「東京トワイライト」解説
この解説記事には映画「東京トワイライト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
東京トワイライトのネタバレあらすじ:『二〇二の女』
アパートの203号室に引っ越してきた春山は、友人の黒木と一緒に荷物を運んでいました。外で休んでいると黒木が「202号の人は女だ」と猫のエサの空き缶を見て言います。気にしないふりをした春山でしたが、黒木がいない間に引っ越しのあいさつに202号に行きました。しかし不在で、201号のおばさんが出てきて「いつ帰って来るかわからないけど居ないよ、綺麗な人だけど関わらない方がいい」と言います。
しばらくして黒木と一緒にいる時、202号の女性が帰って来ます。春山が急いであいさつに行くと、黒木も付いてきました。女は黒木の靴を見て「いい靴履いてるね」と言います。数日後、黒木がやって来ました。春山は「隣の女は、ヤクザの女で関わらない方がいい」と黒木に見たことを話します。
すると、202号の女が酒を持ってやってきて「一人で飲むのもつまらないから一緒に飲もう」と入って来ます。二人は女の綺麗な太ももに魅了されていましたが。女が「この部屋暑いから、私の部屋で飲もう」と言います。春山は断りますが、黒木は隣へ行きました。酔って眠った春山が目を覚ますと深夜2時でした。隣から黒木の苦しむ声が聞こえ、春山がそっと202号へ入ると、春山は202号の女が飼っている獣に食われました。
東京トワイライトのネタバレあらすじ:『弾痕』
哲男はアニキ分の金城と強盗をはたらき、車で逃げていました。運転する哲男の顔を見た金城が「額に撃たれた跡があるぞ、大丈夫か」と聞きます。哲男は「大丈夫」と答えますが、車のフロントガラスに弾痕があることから、金城は「車を乗り捨てるぞ」といって車を降り、マンションから出てきた若い女、佐和子を拉致して部屋に入ります。
鏡を見た哲男は額の弾痕を見て驚き「病院へ連れていってくれ」と言いますが、金城は「夜まで待て」と言います。哲男は佐和子の部屋に男の姿を見るようになりますが、金城には見えませんでした。周囲ではパトカーが巡回していました。
部屋に置かれた写真に佐知子と彼氏と車が映っているのを見た金城は「車のキーを探せ」と哲男に言います。哲男が見つけると、車に乗り込み佐和子に運転させました。車内でも男の姿が見える哲男が後部シートの後ろを見ると、男が殺されていました。佐和子が彼氏を殺していたのです。その時、車は暴走を始め、3人を乗せたまま激突しました。
東京トワイライトのネタバレあらすじ:『油男』
キャバクラに女を紹介し、それで金儲けをしている向井の事務所に、老婆がやって来ます。老婆は「お金はいらないからこれを置かしてくれ」とビンを置いて行きます。従業員は「このビン始末しましょうか」と言ったものの、向井は「オレが持って帰る」と言って、持ち帰ります。
街を歩いている途中、ビンの蓋が取れ、ビンを落としてしまいます。するとビンの中から煙が出て油男が現れました。油男は向井をボコボコに殴りはじめます。ヤバイと思った向井は走って逃げますが、油男はどこまでも追いかけてきます。やがて油男は何人も現れ、向井を暴行し始めます。
その時、向井が目覚めると自宅でした。妻の顔を見てホッとした向井でしたが、妻が「お婆さんが来てこれを置いて行ったよ」とビンを見せます。ビンから煙がでて、油男が現れると向井をボコボコに殴りはじめるのでした。
東京トワイライトのネタバレあらすじ:『最後の一杯』
車販売会社の専務の秋野は、体の不調を訴え病院に行っていました。血糖値が450を超え入院を勧められますが断り、生活改善で体を治す決意をします。仕事の帰り、社員らが飲みに行くのを見送り、歩いて帰っていると、花束を持った女性とぶつかります。
女性は倒れ、花束も落としたことから秋野は「花を買うよ」と言いますが、女性は自分の勤めるバー『蓮』の前に連れて行きます。生活を改善している秋野は最後の一杯にしようと店に入りました。
マスターが「秋野さんお久しぶりです」と言ってボトルを出します。そしてロックで一杯飲みました。秋野が目覚めると自宅でした。妻は「昨夜は9時に帰ってきた」と言います。翌日、仕事の帰りに『蓮』を探しますが見つかりませんでした。
自宅で眠りについた秋野はパジャマ姿で『蓮』にいました。あの女性がいて名前を聞くと「小夜です。この店に113年いる」と言います。その後、秋野は会社で目覚め、体調不良から早退すると、妻が社員と浮気していました。倒れた秋野は『蓮』にいました。
マスターは「ここはこの世とあの世のはざまです」と言うと、小夜が「もうすぐ出られます、私は死神です」と言います。マスターがボトルの酒を全部注いで「最後の一杯です。これを飲めばあの世、飲まなかったら戻れます」と言います。
秋野は小夜と病院で昏睡状態にある自分を見ます。秋野が「戻りたい」と言うと、秋野は目覚めました。そして小夜に「また会える?」と聞くと小夜は「必ず会えます」と言うのでした。
以上、映画「東京トワイライト」のあらすじと結末でした。
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