男はつらいよ 寅次郎紙風船の紹介:1981年日本映画。シリーズ第28作目となる今作では、“寅さん”こと車寅次郎が、かつてのテキヤ仲間の未亡人に一目惚れをします。いつも失敗ばかりの寅さんも今度こそは彼女と所帯を持ちたいと考え、心を入れ替えて真面目に働く決意をするのですが…。
監督:山田洋次 出演者:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(諏訪さくら)、音無美紀子(倉冨光枝)、岸本加世子(小田島愛子)、小沢昭一(倉富常三郎)ほか
映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 寅次郎紙風船の予告編 動画
映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 寅次郎紙風船のネタバレあらすじ:起
九州・鳥栖駅前の食堂で居眠りをしていた寅さん(渥美清)は、自分が天才医学博士になってノーベル医学賞を貰う夢を見、目覚めると柴又に向かって出発します。「とらや」に戻って来た寅さんは満男(吉岡秀隆)にお土産の紙風船を渡します。さくら(倍賞千恵子)やおいちゃん(下条正巳)は満男に紙風船の遊び方を教えます。寅さんは小学校の同窓会に出席することになります。「とらや」の人々は堅気の人間が集まる同窓会に一人だけフーテン男が参加することを心配し、会場では当時の同級生が当時不良でいじめっ子だった寅さんが来ることを危惧しています。案の定現れた寅さんは周囲から嫌がられ、その夜ヤケ酒をあおって「とらや」に戻ってきます。翌日、失意の寅さんは当てもない旅に出ます。
男はつらいよ 寅次郎紙風船のネタバレあらすじ:承
大分県に着いた寅さんは、宿で愛子(岸本加世子)という女性と相部屋になり、お互いの身の上話をします。愛子は母が男を作ったのが嫌になり家出してきたというのです。翌日、寅さんは同じく当てのない愛子と共に旅に出ます。久留米に着いた二人は、寅さんのかつてのテキヤ仲間の倉富常三郎(小沢昭一)の妻・光枝(音無美紀子)と出会います。常三郎が病気だと聞いた寅さんは、秋月に住む常三郎の元を訪れます。医者から余命を宣告されている常三郎は、寅さんに自分が死んだら光枝と結婚してやってほしいと頼みます。寅さんは愛子に故郷に帰るよう促すと柴又に向けて出発します。
男はつらいよ 寅次郎紙風船のネタバレあらすじ:転
「とらや」の面々は、帰ってくるなり心を入れ替えたかのように真面目になった寅さんを見て、今度こそ真人間になってくれたと喜びます。程なくして常三郎が亡くなったという知らせが届きます。ある日、「とらや」に愛子が訪ねてきました。寅さん以外の一同は愛子を常三郎の妻だと勘違いします。翌日、愛子の兄・健吉(地井武男)が巨大マグロを抱えて「とらや」に現れ、愛子は泣きながら兄に連れられて帰っていきました。数日後、光枝から寅さんに手紙が届きます。光枝が本郷の旅館で働いていると知った寅さんは早速会いに行きます。光枝は寅さんに夫の形見の財布を手渡すと、寅さんは「とらや」に来なよと誘います。
男はつらいよ 寅次郎紙風船の結末
すっかり舞い上がってしまった寅さんは「とらや」の面々に近々所帯を持つと宣言し、定職を持とうと就職先を探し始めます。光枝は夫が生前寅さんに約束したことを知っており、寅さんは思わずはぐらかします。光枝は寅さんが本気でそんなこと約束するはずがないと言い仕事に向かいます。寅さんの表情は寂しげでした。寅さんは面接を受けた企業から不採用の通知が来ると再び旅に出て行きました。正月、光枝が「とらや」に新年の挨拶に訪れます。その頃、寅さんは焼津にて愛子たちと再会を喜び合っていました。
以上、映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」のあらすじと結末でした。
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