男はつらいよ 寅次郎の縁談の紹介:1993年日本映画。シリーズ第46作目。なかなか就職が決まらない寅さんこと車寅次郎の甥・満男が家出してしまいます。満男を連れ戻す旅に出た寅さんは、瀬戸内海の小島である女性と出会い…。
監督:山田洋次 出演者:渥美清(車寅次郎)、吉岡秀隆(諏訪満男)、城山美佳子(亜矢)、島田正吾(善右衛門)、松坂慶子(葉子)ほか
映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 寅次郎の縁談の予告編 動画
映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 寅次郎の縁談のネタバレあらすじ:起
旅先で花嫁行列に遭遇する寅さん(渥美清)。花嫁の父に何か一言をと言われた寅さんは、二人をここまで育ててくれた皆様に感謝の気持ちが大切ですと答えます。
一方の柴又では、大学卒業間近の満男(吉岡秀隆)は就職活動の真っ只中ですが、親友たちが次々と内定を貰う中、満男は30社受けても中々決まりません。ふて腐れた満男は就職しないで自由に生きると言い出し、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)を困らせます。親子喧嘩になった満男は家を飛び出し、四国行きの夜行列車に乗って旅立ってしまいます。さくらは、寅さんの悪いところを引き継いでしまった満男を思い、目を潤ませます。1週間後、柴又に戻った寅さんは、さくらたちから満男の家出を知らされます。ちょうどその時、「くるまや」に香川県・琴島にいる満男から小包が届きます。翌日、寅さんは満男を連れ戻すと約束して琴島に向かいます。
男はつらいよ 寅次郎の縁談のネタバレあらすじ:承
島に住む老人・善右衛門(島田正吾)と娘の葉子(松坂慶子)の家に下宿していた満男は、地元の漁師や農家の仕事を手伝っていました。満男は島の診療所の看護婦・亜矢(城山美佳子)と親しくなります。どうしてこの小さな島で働いているの?という満男の問いかけに、亜矢は都会は好きではないし私が辞めたら島の人が怒るからと答えます。ある日、寅さんが島に到着し、満男と再会します。満男は寅さんの説得を断り、島に残って働くと言います。ひとまず宿を探そうと満男の下宿先に出向いた寅さんはそこで葉子と対面し、一瞬で惚れてしまいます。その夜、下宿先の家で宴会が催され、善右衛門はタンゴを踊ってもてなします。
男はつらいよ 寅次郎の縁談のネタバレあらすじ:転
数日後、寅さんは島を離れようと出発しますが、駆け寄った葉子に引き留められます。さらに低気圧で連絡船が欠航したこともあり、寅さんはしばらくこの島に滞在することにします。満男は亜矢と、寅さんは葉子と楽しい一時を過ごします。満男と亜矢は寅さんの恋愛について語り、満男はいつも逃げ腰になる寅さんを見てて歯がゆいと言うと、亜矢は満男にも遺伝しているんだねと笑い、手編みのセーターを満男にプレゼントすると納屋に行きキスを交わします。一方、寅さんと葉子は金毘羅参りに出かけ、栗林公園などを散策します。満男は「くるまや」に電話を入れ、翌日寅さんと共に島を離れると告げます。
男はつらいよ 寅次郎の縁談の結末
その夜、満男と葉子は恋愛遍歴の話題をします。葉子は満男に、男は顔やお金じゃないのよと諭します。満男は葉子に寅さんと結婚してほしいと言うと、葉子は戸惑いながら、そういうことは本人の口から聞きたいと怒ってしまいます。満男は外出から戻った寅さんにそのことを話すと寅さんは怒り出し、翌朝、二人は逃げるように港に向かいます。亜矢は満男が帰ると聞くや泣きながら走り去ってしまいますが、出航した満男の姿を見つけると、満男から貰ったトレーナーを振りながら別れを告げます。満男も泣きながら応えていました。高松で寅さんは柴又には戻らずそのまま旅立ち、満男は一人で柴又に帰って行きます。
そして正月、葉子が寅さんに会うため「くるまや」にやって来ました。葉子は寅さんの不在を知ると残念がりながらも満男との再会を喜んでいました。その頃、四国を旅していた寅さんは亜矢と再会します。亜矢には既に新しい恋人がいました。寅さんは二人を激励すると、「満男、お前はまた振られたぞ。ザマァ見ろ!」と叫ぶのでした。
以上、映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」のあらすじと結末でした。
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