女神よ、銃を撃ての紹介:2017年フランス映画。カトリーヌ・ドヌーヴとダイアン・クルーガーの二大女優が母娘を演じるサスペンスドラマ。薬物依存症の娘ジュリアンと豪邸に暮らすルイーズ。ある時、ジュリアンがドラッグの売人を誤って殺害してしまう。ルイーズの過剰ともいえる娘への愛情が、ついに暴走する…。フランスで人気のイケメンラッパー・ネクフが、ルイーズと不思議な絆で結ばれる青年を演じている。
監督:ティエリー・クリファ 出演者:カトリーヌ・ドヌーヴ(ルイーズ)、ダイアン・クルーガー(ジュリア)、ネクフ(ベン)、ニコラ・デュヴォシェル(ロドルフ)、オリヴィエ・ルストー(ダニエル)、セバスチャン・フーバニ(カリム)、ミカエル・コーエン(オリヴィエ)ほか
映画「女神よ、銃を撃て」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「女神よ、銃を撃て」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「女神よ、銃を撃て」解説
この解説記事には映画「女神よ、銃を撃て」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
女神よ、銃を撃てのネタバレあらすじ:起
亡き夫の会社を継いで、女社長として活躍するルイーズ。大きな屋敷で一緒に暮らすひとり娘のジュリアは脚が不自由で、杖を必要としています。自暴自棄な日々を過ごすジュリアは薬物依存症で、さらに売人のロドルフと肉体関係がありました。ドラッグをやめてロドルフと別れるよう、ルイーズは何度もジュリアを説得します。しかしジュリアは母親の忠告を聞きません。真夜中、ロドルフがジュリアの部屋へ忍んできます。ロドルフはトラブルを抱えていました。ギャングのダニエルのドラッグを勝手に売りさばき、その金を使い果たしていたのです。ロドルフはジュリアに、ダニエルに返す金が必要だと泣きつきます。しかしジュリアの銀行口座はルイーズが管理しており、引き出すことはできません。海岸にとめた車の中で愛し合ったあと、ジュリアとロドルフは口論になります。暴言を吐くロドルフにカッとなったジュリアは、ペンチで頭部を殴りつけます。その場に倒れたロドルフは瀕死状態。パニックを起こしたジュリアは、車とロドルフを置いて家まで走って帰ります。
女神よ、銃を撃てのネタバレあらすじ:承
帰宅したジュリアはルイーズに全てを話し、2人は車でその場所へと向かいます。ルイーズはロドルフの車に火をつけ、さらにロドルフの死体をビニールに包み川に流します。その後のテレビニュースでロドルフがギャング抗争で殺害されたと聞き、母娘は少し安堵します。しかし2人の前に、ロドルフの仲間で同じくダニエルから脅されているベンが現れます。ベンは2人がロドルフの死に関わっていることを知っていました。警察に黙っている代わりに3万ユーロ用意しろと言われたにも関わらず、ルイーズは無視。腹を立てたベンはルイーズの会社にやって来ます。ベンはこの会社に恨みがありました。過去に正規社員になれないまま解雇されていたのです。3万5千ユーロよこせと言われたルイーズは1万5千を渡しますが、ベンは諦めずさらに要求を続けます。ルイーズは手持ちの宝石を売って金を工面し、ベンが暮らす貧しい団地を訪ねます。ベンとルイーズは団地の屋上で語り合います。2人の間に奇妙な親近感が芽生えます。
女神よ、銃を撃てのネタバレあらすじ:転
ジュリアの薬物依存は全く改善されず、行きずりの男を家につれて来たり、ロドルフの家を訪ねたりと身勝手な行動を繰り返します。それでも良心の呵責に耐えられず、警察に行くと言いますがルイーズが止めます。一方、ダニエルはベンを尾行し、金の出元がルイーズではないかと怪しみます。しかしベンは口を開かず、ダニエルのもとから逃げ出す際に手下の1人を射殺してしまいます。ベンはルイーズの家へ押しかけ、かくまってほしいと頼みます。その夜、ダニエルと手下達がやって来ますが、ルイーズがライフルを持って立ちふさがります。ダニエル達はあきらめて去り、ベンはルイーズに感謝します。翌日、ベンは自分の団地へ戻り、母親に別れを告げます。そのまま逃亡するつもりでしたが、団地を出たところでダニエルに捕えられます。ベンを迎えに来た友人のカリムが、ダニエルにベンを売ったのでした。
女神よ、銃を撃ての結末
ダニエルと手下達に捕まったベンは、彼らのアジトで殴る蹴るの暴行を受けます。しかし、どれほどルイーズとのことを問い詰められても一切口を割らないベン。痺れを切らしたダニエルの拷問がさらに激しくなっていきます。数日後、ルイーズとジュリアの屋敷に警官がやって来ます。屋敷にかくまった翌日からベンの行方がわからず、不安を抱いたルイーズが捜索願を出していたのです。ベンはその朝、遺体で発見されていました。ルイーズとジュリアは激しいショックを受けますが、警官は「あの男は殺人犯ですよ」と言い、一通の手紙をルイーズに手渡します。それはベンが書いたもので、ロドルフを殺害したのは自分だと、ルイーズの罪をかぶる内容でした。
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