トラック野郎 男一匹桃次郎の紹介:1977年日本映画。桃次郎とジョナサンのトラック野郎コンビが全国を駆け巡るシリーズ第6弾は、マドンナ役に夏目雅子、ライバル役に若山富三郎を迎え、熊本や鹿児島など九州全土を股にかけて暴れ回ります。
監督:鈴木則文 出演者:菅原文太(星桃次郎)、愛川欽也(松下金造(ジョナサン))、夏目雅子(小早川雅子)、浜木綿子(袴田由紀/和代)、若山富三郎(袴田太一(子連れ狼))ほか
映画「トラック野郎 男一匹桃次郎」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トラック野郎 男一匹桃次郎」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トラック野郎 男一匹桃次郎」解説
この解説記事には映画「トラック野郎 男一匹桃次郎」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トラック野郎 男一匹桃次郎のネタバレあらすじ:起
熊本に着いた桃次郎(菅原文太)とジョナサン(愛川欽也)は、青果市場で仕事の真っ最中に大勢の男に追われる花電車の花山(左とん平)という男を助けますが、その間に桃次郎の愛車・一番星号の飾りをひとりの少年に盗まれてしまいます。花山はお礼にとフグ料理を奢りますが、運悪く桃次郎はフグの毒にあたってしまい、解毒のために砂場に埋められたところを、通りがかった女子大生の雅子(夏目雅子)に一目惚れしてしまいます。雅子が剣道三段と知った桃次郎はいいところをみせようと彼女に勝負を挑みますが、あっさり敗れてしまいます。
トラック野郎 男一匹桃次郎のネタバレあらすじ:承
修行と称して山籠もりを始めた桃次郎は川に流されてしまい、“子連れ狼”こと袴田太一(若山富三郎)というトラック野郎に助けられます。そして、子連れ狼の息子・隼人(多田よしつぐ)こそが一番星号の飾りを盗んだ犯人だったのです。子連れ狼は隼人に飾りを返すよう命じます。雅子は子連れ狼の妻・由紀の妹であり、一家は借金に苦しみ、由紀は蒸発してしまったのです。桃次郎が東京に戻ると、ジョナサンは築地のスナックに通い詰めており、独身だと嘘をついてママの和代(浜木綿子)に入れあげていましたが、これはジョナサンの妻・君江(春川ますみ)に見抜かれており、危うく離婚寸前まで陥りますが、桃次郎と和代の計らいにより二人はようやく寄りを戻しました。
トラック野郎 男一匹桃次郎のネタバレあらすじ:転
桃次郎とジョナサン一家、雅子、隼人は揃って九州旅行を楽しみます。現地で花山と再会し、餅すすり大会で桃次郎は優勝し賞金を得ますが、何と花山に持ち逃げされてしまいます。桃次郎は花山を追いますが途中で警察に捕まってしまい、免停30日を言い渡されてしまいます。仕方なく桃次郎は現地のドライブインで働きながら隼人の母を探し始めます。一方、東京に戻ったジョナサンは和代に九州旅行の写真を見せますが、それを見た和代はハラハラと涙を流し、ジョナサンは和代こそが失踪した隼人の母・由紀だと気付きました。
トラック野郎 男一匹桃次郎の結末
子連れ狼は由紀と再会を果たし、家族三人でやり直すことを決意しました。一方、雅子には結婚の約束をしていた恋人の村瀬(清水健太郎)がいましたが、村瀬は実家の借金を抱えており、ブラジルに渡ってやり直そうと考えていました。ジョナサンの勧めもあり、桃次郎は勇気を出して雅子にプロポーズしますが、ちょうど雅子は村瀬からの別れの電話を受け取っていたところでした。雅子の気持ちを知った桃次郎は自身の恋を諦めます。村瀬はこの日鹿児島空港から飛び立とうとしていましたが、桃次郎の免停が解けるのは翌日です。しかし桃次郎は雅子を空港まで送り届けると決意、一番星号に乗せて走り出しました。途中で桃次郎らは警察の追跡を受けますが、そこに花山のトラックが駆け付けて桃次郎らを助け、そして子連れ狼も由紀と隼人と共に加勢し、やがて数多くのトラック野郎たちが援護に駆け付けました。桃次郎は無事雅子を空港まで送り届け、雅子は村瀬と一緒にブラジルに行く決意をしました。
堂々の6作目!この作品は「コミカル」な要素が強いと思います。喧嘩シーンにしても「若山富三郎」先生が電飾を身にまとう始末(笑)その他には、餅すすり大会の「ばってん荒川」や白バイ隊員の「堺正章」も大爆笑ものです。そして、「左とん平」さんのひょうきんでお調子者で最後には桃次郎を援護するシーンが中々カッコよかったし、「夏目雅子」は何も言う事はありません。「美人」です。本当にお美しい。恋人役に「清水健太郎」がこれまたイケメンであります。最後にトラック野郎達の援護で、「夏目雅子」を空港に送り届ける桃次郎が今回も決めてくれています!カッコイイっす!