釣りバカ日誌20 ファイナルの紹介:2009年日本映画。「釣りバカ日誌」映画シリーズの最終作品になります。「釣りバカ日誌」は日本人ならば最も安心してみれる映画シリーズとも言え、最終作品もシリーズらしく安心してクスクス笑えるような作品となっています。三国連太郎が品のある会長の役を最後まで全うして演じており、この映画の後事故で亡くなった谷啓の遺作となった作品でもあります。「老い」というテーマを加えていますが、明るく陽気に描いており、シリーズ最終作品にふさわしい内容です。
監督:前原雄三 出演:西田敏行(浜崎伝助)、三國連太郎(鈴木一之助)、浅田美代子(浜崎みち子)、松坂慶子(沢村葉子)、吹石一恵(沢村裕美)、塚本高史(久保俊介)、ほか
映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」解説
この解説記事には映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
釣りバカ日誌20ファイナルのネタバレあらすじ:起
会長職をそろそろ引退しようと思っているスーさんこと鈴木会長は、鈴木建設が不況の波に押され業績が思わしくないことを憂慮し、自分の給与は景気が良くなるまでいらないと宣言します。重役達は自分達の給与も危うくなると思い、戦々恐々のします。いつもは仕事に興味のない、釣り友達で会社の部下であるハマちゃんこと浜崎伝助は、会社の行く末を心配し、得意の釣り人脈を使って大口の契約をまとめてきます。ハマちゃんはご褒美に会長と会食をすることを許されます。スーさんはある料亭にハマちゃんを連れて行きます。その料亭はスーさんの亡くなった親友夫婦が営んでいた料亭を、娘の葉子が引き継いで営んでいました。葉子はたまたま家に帰ってきていた、北海道の牧場の獣医として働いている娘の裕美をハマちゃんに紹介します。スーさんは久しぶりに葉子や裕美と会えて喜びます。
釣りバカ日誌20ファイナルのネタバレあらすじ:承
ハマちゃんは会社からご褒美に、北海道旅行と有給休暇をプレゼントされ、スーさんと一緒に釣り旅行へ行くことになります。北海道に着いたハマちゃん達は獣医として働く裕美を訪ねますが、そこに葉子も訪ねてきます。葉子は一人暮らしをしている裕美の世話を焼きにきましたが、裕美が北海道で働く俊介と同棲していることを知ります。すっかり俊介の家庭に溶け込んでいる裕美を見て、葉子は娘を取られたようでショックを受けます。結婚するという娘に葉子は首を縦に振りません。そこでスーさんとハマちゃんが葉子を説得します。葉子は二人に説得されて、娘の結婚を許します。翌日、ハマちゃんは釣りに、スーさんは北海道にある葉子の両親のお墓参りをします。葉子はスーさんに、「スーさんは母のことが好きだったのでは?私はスーさんの娘なの」かと聞きます。スーさんは確かに葉子の母が好きだったが、断じて葉子と過ちはなく、二人の良き親友だったと言います。その言葉に葉子は長年のモヤモヤした気持ちを晴らすことができます。
釣りバカ日誌20ファイナルのネタバレあらすじ:転
北海道から帰ってきて家で寛いでいたハマちゃんですが、突然スーさんの奥さんから電話が入ります。スーさんが旅行から帰ってきて倒れてしまったと言います。スーさんの容態は危なく、ハマちゃんはスーさんを旅行に誘ったことを後悔します。ハマちゃんの奥さんのみち子さんは神社でスーさんが助かるように祈ります。ハマちゃんもスーさんが助かるように願い続けます。そんな中、スーさんは三途の川を渡るために列に並んでいましたが、船に乗る小銭を持っていなくて、ハマちゃん似の釣り人似身ぐるみ剥がそうになりますが、もみ合っているうちにスーさんは目を覚まします。スーさんは助かったのでした。スーさんの容態が回復したことを聞いてハマちゃんは胸を撫で下ろします。
釣りバカ日誌20ファイナルの結末
元気になったスーさんは、会長を辞して会社から去ることになります。会社への想いを熱く語り、社員への想いを熱く語ったスーさんに、社員達は大きな拍手を送ます。舞台にはハマちゃんも上がり、二人にで「釣りバカ日誌」の映画の幕を笑顔でおろします。スーさんとハマちゃんはいつまでも温かい笑顔を見ている人々に見せるのでした。
以上、「釣りバカ日誌20ファイナル」のあらすじと結末でした。
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