TSY タイム スリップ ヤンキーの紹介:2011年日本映画。父親と喧嘩の最中に、止めに入った母親を突き飛ばして死なせてしまった翔太朗は、病院で喧嘩をした坂田と共にタイムスリップし、ヤンキー時代の17歳の父親に会います。そこへ、時空を超えて母の死の知らせがメールで飛んできます。坂田は翔太郎にお母さんを助けるために両親を結婚させないようにしようと言いますが、自分が生まれなくなることから悩んだ末…という内容のSFコメディ映画です。お笑いコンビのピースの綾部祐二さんが主演です。
監督:中川通成 出演者:綾部祐二(大海翔太朗)、福田沙紀(桜坂愛里沙)、安達健太郎(坂田勇壱)、上山竜司(大海三郎)、平田薫(大海潤子)、宮下雄也(荒木)、黒瀬純(川崎鉄平)、木下ほうか(荒木)、森口瑤子(大海潤子)、宇梶剛士(大海三郎)、ほか
映画「TSY タイムスリップヤンキー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「TSY タイムスリップヤンキー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
TSY タイム スリップ ヤンキーの予告編 動画
映画「TSY タイムスリップヤンキー」解説
この解説記事には映画「TSY タイムスリップヤンキー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
TSYタイムスリップヤンキーのネタバレあらすじ:起
高校生の翔太朗は彼女の愛里沙に「公園の中にある鐘の前で写真を撮ると一生結ばれるらしい。だから一緒に写真を撮ろう?」と誘います。そして二人で歩いていると同級生の鉄平が不良二人に暴行を受けていました。愛里沙がしきりに「助けてあげて」というので、翔太朗は不良達にナイフを見せて脅します。
怖がって逃げたと思った不良達でしたが、背後に警官がいました。警官を振り切って逃げ出した翔太朗は、道路でヤクザに絡まれます。ヤクザ達は「こいつは三郎の息子だ!」と言いました。突っかかる翔太朗に、近くで水漏れ修理をしていた父の三郎が飛んできます。
必死で謝る三郎でしたが、ヤクザの荒木とは知り合いのようでした。荒木は「三郎さんに免じて許してやる!こんどやったら殺す」と言って立ち去ります。
家に帰った翔太朗に三郎が怒鳴ります。翔太朗はナイフを取り出します。三郎は「男ならこぶしでかかってこい」と言うと、母の潤子が「やめて!」と言って翔太朗を止めようとします。翔太朗が「うるせーババア」と突き飛ばすと、潤子は壁に頭を強く打ちそのまま倒れます。焦る翔太朗に三郎は「救急車を呼べ!」と怒鳴ります。
TSYタイムスリップヤンキーのネタバレあらすじ:承
手術中の母が気になり翔太朗は待合で涙を流していました。そこへ喧嘩が生きがいという金髪の坂田が言いがかりをつけてきます。翔太朗が持っていた高校時代の三郎と潤子の写真を見た坂田は「お前の彼女か?」と言います。その写真は、両親が公園の鐘の前で写したものでした。二人は喧嘩を始めます。
同時に殴り合った瞬間二人は広い土地に飛ばされます。そこは昭和57年完成予定と書かれた病院建設予定地でした。二人は街にでます。坂田は金髪頭を珍しそうに見られました。そして孤児院に向かいます。そこには孤児院を手伝うセーラー服姿の潤子がいました。翔太朗は携帯電話が通じない事に気づき、家に帰ると学ランを着た若い三郎がいました。
後を付けると三郎は荒木といがみあっています。荒木は子分を多数連れ、三郎を子分にしようとしています。その後、三郎と潤子はボーリング場でデートしていました。潤子は「バレンタインの日に公園の鐘の前で写真を撮ったら一生結ばれる、鐘の前で2時に待っている」と言います。三郎は「気が向いたら行くよ」と言いました。
元の場所に戻った二人はタイムスリップしたことに気づきます。そこへホームレスがやって来ます。自分の住処に二人を呼び、タイムスリップの説明をします。そして「二人がここに来たのは、両親の写真が関係している」と教えます。
TSYタイムスリップヤンキーのネタバレあらすじ:転
ホームレスは「空間のひずみを抜けて飛んできた」のだと言います。愛里沙からメールが来ました。母が死んだという内容でした。泣く翔太朗に坂田が「お母さんが死なないように歴史を変えよう」と言います。翔太朗が「どうやって?」と言うと、坂田は「両親が鐘の前で写真を撮るのは今日の2:15だから、それまでに二人を引き離し、結婚させないようにしよう」と言います。翔太朗は「オレが生まれなくなるからやらない」と言います。
坂田は一人で公園に向かい潤子に会って説明します。この二人の様子を見た三郎は、引き返します。やがて2:15が過ぎ坂田が喜ぶと、潤子は「私は三郎さんと一緒になる」と決意を話します。
現代では愛里沙と鉄平が翔太朗の事を心配していました。すると翔太朗からメールがきます。タイムスリップの方法を教えてもらった愛里沙は、自分の両親の写真を元に、鉄平と共に翔太朗らのいる時代にタイムスリップします。鉄平は愛里沙と行動をともにせず、競馬年鑑を元に、馬券を当て続けます。
愛里沙は翔太朗に会い「三郎さんに会え」と叱りつけます。会いに行ったものの、三郎と翔太朗は喧嘩になり、翔太朗を殴り倒した三郎のバイクの後ろに愛里沙が乗って走り出します。この二人を見た潤子は、フラレた…と坂田の前で泣き崩れます。
TSYタイムスリップヤンキーの結末
坂田は潤子に「僕はあなたのおかげで頑張れた」と言います。孤児院にいた坂田は、職員になった潤子に面倒を見てもらい慕っていたのでした。そして坂田は「あなたが心臓病で辞めてから、もう一度会いたいと思っていた」と言います。その二人の前に荒木らがやって来ます。そして三郎に「潤子を預かった、助けたければ埠頭に来い」と言います。
埠頭に着くと荒木らの集団の中に潤子がいました。愛里沙はこの様子を翔太朗に写メで送ります。坂田に「お母さんを助けに行こう」と言われた翔太朗は「ちょうどよかったじゃないか」と言って坂田に殴り飛ばされます。そして坂田が加勢するも人数が多く、翔太朗が来たときには三郎も坂田も打ち負かされていました。
すると翔太朗は愛里沙の写メを坂田に見せ、少し前にタイムスリップします。そして3人がかりで荒木の子分たちを叩きのめします。翔太朗が荒木とサシで勝負し、KOしたあと後ろを見ると、三郎と愛里沙、潤子と坂田が寄り添って楽しそうに話していました。
目覚めた翔太朗は自宅にいました。戻ってきたと安堵した翔太朗が、リビングにいくと父は企業マンになってスーツ姿でした。キッチンから出てきた母は愛里沙でした。鉄平は風俗店を経営する帝王になり、ホームレスは有名な学者になっていました。外に出ると坂田と潤子が夫婦仲良く歩いています。そして翔太朗は車のミラーで自分の顔を見ると、別人の顔(ピースの又吉)になっていました。
以上、映画「TSY タイム スリップ ヤンキー」のあらすじと結末でした。
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