サンドラの週末の紹介:2014年ベルギー,フランス,イタリア映画。休職中に、解雇の危機にあうサンドラ。家族や友人の勧めで、復職の為に職場の同僚に働きかける彼女が、様々な経験をする、特別な週末を描いた物語です。
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ 出演:マリオン・コティヤール(サンドラ)、ファブリツィオ・ロンジョーネ(マニュ)、クリステル・コルニル(アンヌ)、オリヴィエ・グルメ(ジャン=マルク)、ほか
映画「サンドラの週末」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サンドラの週末」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サンドラの週末の予告編 動画
映画「サンドラの週末」解説
この解説記事には映画「サンドラの週末」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サンドラの週末のネタバレあらすじ:起
精神的な病気で自宅療養中のサンドラに、職場の同僚で友人のジュリエットから電話が入ります。彼女の解雇が決まったと。ショックを受け、ひたすら落ち込むサンドラですが、夫のマニュやジュリエットの説得で重い腰をあげ、社長に直談判に行きます。交渉の結果、月曜日に再投票を行い、職場の過半数の同意を得れば復職できるとの約束を取り付けました。総勢16名。ボーナスを取るか、サンドラの復職を取るか。サンドラにとっては不利な投票です。それでも、やる気のないサンドラをマニュやジュリエットは必死で励まし、週末に同僚の自宅を訪れ、説得をして回ることになりました。
サンドラの週末のネタバレあらすじ:承
サンドラの訪問に皆の反応は様々でした。最初の二人は、サンドラの境遇に同情しながらも、ボーナスを諦めることはできない、と告げます。その気持ちが痛いほどわかるので、サンドラも無理強いは出来ないのでした。落ち込みながらも、次は仲の良かった友人を訪問しましたが、居留守を使われてしまいます。マニュの働くレストランで子供達とランチの最中、席をたって物陰で号泣するサンドラ。マニュは、ただ優しく慰めるしかありませんでした。マニュの運転で午後も皆の説得に回るサンドラに対して、涙を流して協力する約束をしてくれる者もいれば、はっきりと拒む人もいて、精神的に疲労困憊するサンドラでした。
サンドラの週末のネタバレあらすじ:転
翌日、マニュの後押しで何とか出掛けたサンドラですが、自分が原因で親子ゲンカや夫婦のいさかいを目の当たりにし、マニュに八つ当たりして家に逃げ帰るのでした。マニュの目を盗み、発作的に薬を大量に飲んだサンドラがそのまま横になろうとした時、同僚のアンヌがやって来ます。夫と喧嘩してまでも味方になる、と言いに来てくれたのでした。感激したサンドラですが、一転、薬を大量摂取したことを打ち明けると、大慌てで病院に搬送されます。病院であらためて、マニュの優しさや友人の有り難さに気付いたサンドラに、新たな活力と勇気が湧いてきました。病院をでて残りの数時間、必死になって説得に回るのでした。
サンドラの週末の結末
運命の月曜日がやってきます。投票の結果、サンドラに味方したのは16人中8人でした。彼女の解雇は決まりますが、帰り際に社長に呼び出されます。健闘したサンドラに関心した社長は、皆へのボーナスの支給と、サンドラの二ヶ月後の復職を提案します。但し、その為には他の一人の契約を打ち切ることが条件でした。サンドラはきっぱり断り、なかば清々しい思いで会社を後にします。帰り道、マニュに電話で結果を伝えるサンドラ。彼は、その努力と決断を心から褒め称えます。しばらく生活は苦しくなるけれど、今回の出来事で夫への愛と、支えてくれた8人の友情、そして生きていく為の強さを取り戻すことができたのでした
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