ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグの紹介:1997年アメリカ映画。大統領選で再選を目指す現職大統領のスキャンダルを国民の目からそらせるため、側近とともに揉み消し屋、映画プロデューサーが奔走するブラックコメディ。ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。
監督:バリー・レヴィンソン 出演:
ダスティン・ホフマン(スタンリー・モッツ)、ロバート・デ・ニーロ(コンラッド・ブリーン)、アン・ヘッシュ(ウィニフレッド・エームス)、ウディ・ハレルソン(ウィリアム・シューマン軍曹)、デニス・リアリー(ファド・キング)、ウィリー・ネルソン(ジョニー・グリーン)、キルステン・ダンスト(トレイシー・ライム)、ウィリアム・H・メイシー(CIAエージェント)、ほか
映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグの予告編 動画
映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」解説
この解説記事には映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグのネタバレあらすじ:スキャンダルを隠せ
米大統領選挙を間近に控えたある日、大統領の命により「揉み消し屋」のコンラッドがホワイトハウスに呼ばれる。そこでコンラッドは、ホワイトハウスを見学に訪れたガールスカウトの1人を執務室に連れ込んだことがバレ、それが明朝の新聞に掲載されるという話を聞く。再選を狙う現大統領のセクハラ事件はもはや揉み消すことは不可能、国民の目をスキャンダルからそらせるため、コンラッドはマスコミを使ってアルバニアとの戦争話をでっちあげることにし、大統領側近のウィンフレッドとともにハリウッドに向かい、敏腕プロデューサーのスタンリーにこの戦争話のプロデュースを依頼する。
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグのネタバレあらすじ:第1章 戦争
依頼を受けたスタンリーはアルバニアがスーツケース爆弾をカナダに持ち込もうとしている、というストーリーを作り上げる。大いに乗り気になった彼はCGを屈指して爆撃によって焼け野原となった村で少女が逃げ惑う映像を作り上げてマスコミへリークすると、もくろみ通りこの話題で持ちきりとなり、スキャンダルは報じられなくなる。成功に安堵しているのもつかの間、このでっち上げがCIAにバレ、コンラッドらはCIAの事情聴取を受ける。戦争は終結したと発表されたために事態は鎮静化してしまう。
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグのネタバレあらすじ:第2章 取り残された兵士
このままではまたスキャンダルが浮上してしまうと焦ったコンラッドらに、スタンリーは再び「敵地に取り残された兵士」というストーリーを考え出し、国防総省のリストから“シューマン”という名の兵士を役どころにあてる。彼の奪還に国民の愛国心は高まり、奪還に力を注ぐ大統領に国民の支持率はさらに上昇する。思惑通りの結果に喜ぶ3人は選挙目前の最後の仕上げとして兵士の帰還を演出しようと飛行機で彼を迎えに行く。しかし特別作戦部のシューマンを呼んだつもりが手違いから特別刑務所の凶悪犯シューマンが運ばれてしまい、仕方なく拷問によって精神に異常をきたしたことにして彼をそのまま兵士として連れ帰ることにする。ところが帰途の途中で飛行機は墜落、なんとか無事だった一行は近く雑貨店にたどり着くが、そこでシューマンが女性をレイプしようとして店主に射殺されてしまう。一瞬途方に暮れた3人だったが、シューマンの死を“名誉の戦死”と称し国葬されることになる。
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグの結末:任務遂行
めでたく作戦は成功し、大統領の再選も確実となる。しかしこの成功が日の目を見ないことに不満を募らせたスタンリーはコンラッドの警告にもかかわらず世間に公表するといって部屋を出て行く。コンラッドは護衛の男に無言で合図すると、スタンリーは数人の男たちに囲まれ、車に乗せられていった。
数日後、テレビではスタンリーが心臓病のために急死したことを報じると同時にアルバニアとの緊張状態が報じられていた。
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