WEEKEND ウィークエンドの紹介:2011年イギリス映画。一夜の関係から始まったわずか2日間の恋。金曜日に出会った二人の同性愛者の男性ラッセルとグレンは恋愛関係になります。しかしグレンのアメリカ留学のため、日曜日には別れることになります。二人は同性愛について議論し喧嘩もしますが、忘れがたいウィークエンド(週末)を過ごすことになります。本作『WEEKEND ウィークエンド』は、近年、世界中でその権利拡大のめざましい同性愛カップルについて描いた映画で、公開は2011年、当時はまだ同性愛者への偏見の強かった頃の忘れがたい3日間を描いた映画です。同性愛者であることに悩んでいることに勇気を与えてくれるような映画です。
監督 アンドリュー・ヘイ 出演:トム・カレン(ラッセル)、クリス・ニュー(グレン)、ほか
映画「WEEKEND ウィークエンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「WEEKEND ウィークエンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
WEEKEND ウィークエンドの予告編 動画
映画「WEEKEND ウィークエンド」解説
この解説記事には映画「WEEKEND ウィークエンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
WEEKEND ウィークエンドのネタバレあらすじ:起・ラッセルとグレンの出会い
イギリス・ノッティンガム市のある金曜日、ラッセル(トム・カレン)は友人ジェイミーのパーティーに参加しています。ラッセルは酒を飲み、日曜日にジェイミーの娘の誕生パーティーに行くことを約束します。
その後、ラッセルは同性愛者のたまり場であるクラブに行くことにします。ラッセルはぶらぶらしますが、そこでアーティスト志望の学生グレン(クリスニュー)と出会います。ラッセルは気になっていたグレンを閉店間際のクラブで口説き、二人は抱き合い、ラッセルの部屋に泊まります。
翌朝の土曜日、ラッセルが起きるとグレンは、学校のプロジェクトで、昨晩の出会いから今に至るまでの経緯を自身の言葉で語って欲しい、とラッセルに頼み、その会話を録音します。ラッセルは、金曜日のグレンとの出会い、キスと抱き合ったことを話します。二人は電話番号を交換して別れます。
WEEKEND ウィークエンドのネタバレあらすじ:承・ラッセルとグレンの同性愛
ラッセルはプールでライフガードの仕事をしていますが、同性愛カップルを見るとグレンを思い出し、メッセージを送ります。二人は再会し、お互いの境遇を語り合い、自転車でラッセルのアパートへ向かいます。
グレンは録音を開始し、二人はお互いの過去を話し合い、激しくセックスします。別れ際にグレンはラッセルとキスしますが、突然、明日にはアートを勉強するため、数年アメリカへ向かう予定であることを話します。
ラッセルは驚きますが、グレンは彼をその夜のパーティーに招待します。ラッセルは他の予定をキャンセルし、グレンのパーティーに行くことを決め、いい服と靴を履いてパーティーに向かいます。
WEEKEND ウィークエンドのネタバレあらすじ:転・深まる二人の関係
グレンとラッセルはパーティーで酒を飲み始めますが、グレンは同性愛に反対する男と口論になります。ラッセルはグレンの友達ジルと話し始め、グレンにはジョンという同性愛の恋人が昔いたが、グレンはジョンに暴力を振るわれて別れたことを話します。
ラッセルとグレンはパーティーを後にし、遊園地で酔っ払いながら乗り物で楽しみます。二人はラッセルのアパートで酒を飲み、ふざけ合って麻薬を吸います。二人は過去の恋愛遍歴や同性愛についての、社会のあり方を激しく議論します。二人は麻薬を吸い過ぎたと反省し、やがてキスをしてその晩は激しく愛し合うのでした。
WEEKEND ウィークエンドの結末:二人の関係の結末
日曜日の朝、グレンのアメリカへの旅立ちの日。二人はベッドで同性愛者であることを語り、グレンは孤児であるラッセルの父親のように振る舞います。二人はコーヒーを飲み、グレンは静かにキスをして別れます。
ラッセルはジェイミーの娘の誕生パーティーに行きますが、楽しめず落ち着きません。ジェイミーは彼を外に出して話を聞きます。ラッセルはグレンとの関係を話すと、ジェイミーから最後の別れに行けと言われます。
ラッセルは駅でグレンに会い、グレンは泣き出し二人は駅のホームでキスをします。グレンはラッセルにお別れのプレゼントを渡し、電車に乗ってアメリカに向かいます。一人ぼっちになったラッセルは、グレンからのプレゼントを見ますが、それは二人の会話が録音されたテープでした。
以上、映画「WEEKEND ウィークエンド」のあらすじと結末でした。
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