シュガー・ラッシュの紹介:2012年アメリカ映画。ゲームキャラクターたちが巻き起こす騒動を、3Dコンピュータアニメーションでコミカルに表現したディズニーアニメ。ヒーローに憧れる悪役ラルフは、迷い込んだゲーム「シュガー・ラッシュ」でちょっと生意気な女の子ヴァネロペと出会う。孤独を抱える2人は友情を深めるが、予想だにしない真実が待ち受けていた。「スーパーマリオシリーズ」や「ストリートファイターシリーズ」など、日本でお馴染みのゲームのキャラクターたちも登場する。
監督:リッチ・ムーア 出演者:ジョン・C・ライリー(ラルフ)、サラ・シルヴァーマン(ヴァネロペ)、ジャック・マクブレイヤー(フェリックス)、ジェーン・リンチ(カルホーン軍曹)、アラン・テュディック(キャンディ大王)ほか
映画「シュガー・ラッシュ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シュガー・ラッシュ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シュガー・ラッシュの予告編 動画
映画「シュガー・ラッシュ」解説
この解説記事には映画「シュガー・ラッシュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シュガー・ラッシュのネタバレあらすじ:孤独な悪役
舞台は現代のゲームセンター。プレイヤーを楽しませるゲームのキャラクターたちは、閉店すると好き勝手に動き出しそれぞれ交流を深めていました。アーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」は、悪役ラルフがアパートを壊し、ヒーロー役フェリックスがハンマーを使って直していくゲーム。プレイヤーがゲームをクリアするとフェリックスにメダルが与えられ、ラルフはアパートの住人に屋上から落とされてしまいます。そんな役割を30年こなしてきたラルフはすっかり嫌われ者。30周年記念パーティーにも招待してもらえず、怒ったラルフはヒーローメダルを手に入れ仲間に入ろうとします。悪役でもメダルを獲得出来るというシューティングゲーム「ヒーローズ・デューティ」に紛れ込みますが、ラルフがいなくなった「フィックス・イット・フェリックス」はゲームが成立しなくなり故障と判断されてしまいます。慌てるフェリックスたちは、ラルフが「ターボした」ことを聞かされるのでした。
シュガー・ラッシュのネタバレあらすじ:迷い込んだのはお菓子の国
「ヒーローズ・デューティ」では、ラルフが現場を仕切る女軍人カルホーン軍曹の制止も聞かずメダルを入手していました。ラルフは嬉しさのあまり、昆虫型機械生命体サイ・バグの卵を踏み割って孵化させてしまいます。揉み合う内にラルフはサイ・バグと一緒に非常用シャトルに入ってしまい、めちゃくちゃに飛んで別のゲームに迷い込みます。そこはお菓子の国で行われるレースゲーム「シュガー・ラッシュ」。ラルフはシャトルから放り出された衝撃でメダルを落としてしまいます。そこへ小さな女の子ヴァネロペが現れ、メダルを横取りしていきました。彼女はメダルを参加費にしてレースにエントリーしますが、プログラムの不具合を抱えているヴァネロペは皆に嫌われレースから締め出されます。ラルフは「シュガー・ラッシュ」の支配者キャンディ大王にメダルの返還を求めますが、メダルは既にプログラムに組み込まれてしまい、誰かがレースで優勝しないと取り戻せなくなっていました。ラルフはヴァネロペと相談し、メダル奪還とレース優勝のために手を組むことにしました。
シュガー・ラッシュのネタバレあらすじ:悲しい真実
その頃、ラルフとサイ・バグを追ってフェリックスとカルホーン軍曹も「シュガー・ラッシュ」へやって来ました。フェリックスは「ターボする」という言葉の意味を説明します。昔、ターボという物凄く目立ちたがり屋なキャラクターが、自分のゲームを抜け出し他の人気ゲームを乗っ取ろうとしたことがありました。結局ターボは両方のゲームと自分自身を故障に追い込みました。それからゲームの住人たちは自分の役割を変えたり他のゲームを乗っ取ったりすることを「ターボする」と言うようになったのです。一方カートを作ったラルフとヴァネロペは、レースに向けて練習を重ねます。いよいよ予選レースという時、ヴァネロペは忘れ物をしたと言ってラルフから離れます。そこへキャンディ大王がやって来て、プログラムから再現したメダルを差し出し、ヴァネロペのレース参加を阻止するよう頼みます。ヴァネロペの不具合が露見すれば「シュガー・ラッシュ」は故障と判断されてしまいます。他の住人は逃げ出すことも出来ますが、不具合の元であるヴァネロペはこのゲームから出られません。コンセントが抜かれれば彼女はゲームと一緒に消滅してしまいます。大王が去り、戻って来たヴァネロペはラルフにお菓子で作ったメダルを渡します。そこには「私のヒーロー」と書かれていました。ラルフは苦悩しながらも、ヴァネロペを守るためカートを破壊。ヴァネロペは泣きながら走り去ります。
シュガー・ラッシュのネタバレあらすじ:ラルフの決意
「フィックス・イット・フェリックス」に帰ったラルフですが、そこに住人の姿はありません。皆不安と恐怖から逃げ出してしまったのです。1人きりになったラルフは張り付いている「故障中」の紙をめがけヒーローメダルを投げつけます。すると、衝撃で張り紙が傾き「シュガー・ラッシュ」の外観が見えました。ゲーム機には大きくヴァネロペの姿が描かれています。不審に思ったラルフはもう一度「シュガー・ラッシュ」に入り、キャンディ大王の側近から真相を聞き出します。ヴァネロペは元々正規のレーサーでしたが、大王がプログラムを改竄して不具合にしたこと。住人の記憶は閉じ込められ詳細は誰も思い出せないこと。ヴァネロペがレースのゴールラインを通過すると全てがリセットされること。更にヴァネロペとフェリックスが城で捕まっていると聞き、ラルフはまずフェリックスを救出してカートを直してもらい、それを持ってヴァネロペを助け和解するのでした。
シュガー・ラッシュの結末:本当の真実
遅れて予選レースに参加したヴァネロペは順位をぐんぐん上げていきます。喜ぶラルフのところへ突然激怒したカルホーン軍曹が登場。ラルフが持ち込んだサイ・バグが大量繁殖し、今にも「シュガー・ラッシュ」を乗っ取ろうとしていたのです。その頃レースはヴァネロペと大王の一騎打ちになっていました。大王の体にノイズが走り、彼の正体が明らかになります。彼は消滅したと思われていたターボだったのです。ヴァネロペは不具合を利用した瞬間移動でピンチを脱し、ターボは待ち受けていたサイ・バグに食われてしまいます。ゲーム内はサイ・バグに埋め尽くされ、ラルフはヴァネロペを連れて逃げようとしますが彼女はゲームから出られません。サイ・バグが強い光に引き寄せられると知ったラルフは、火山を噴火させようと走ります。そこへサイ・バグと融合し最強のウィルスとなったターボが現れます。ターボの攻撃を受けながら、ラルフは消滅を覚悟して噴火を起こします。間一髪でカートに乗ったヴァネロペがラルフを救出。ターボはサイ・バグの本能に逆らえず、他のサイ・バグと一緒に噴火に巻き込まれて消滅しました。ヴァネロペがゴールラインを通過すると「シュガー・ラッシュ」の世界がリセットされゲームが正常に戻ります。そしてヴァネロペは豪華なドレスに包まれました。ヴァネロペは「シュガー・ラッシュ」の真の支配者たる王女だったのです。記憶が戻り謝る皆とヴァネロペは和解します。ゲームセンターの開店時間が迫り、ラルフとヴァネロペには別れの時が。その後、ラルフは「フィックス・イット・フェリックス」で相変わらず悪役を続けています。仕事は変わりませんが、ラルフの心情を理解した共演者たちはラルフに優しく接するようになりました。ヴァネロペは最高のレーサーとしてプレイヤーに愛されています。「あの子(ヴァネロペ)が俺を好きでいてくれるなら、悪役も悪くない」と思えるようになったラルフ。大団円が訪れ、この物語も終わりを迎えます。
以上、映画シュガー・ラッシュのあらすじと結末でした。
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