楊貴妃の紹介:1955年日本映画。溝口監督としては珍しく中国の史実を扱った異色作。日本では代表作とはみなされていないが、外国ではそのエキゾチックな雰囲気が一部の批評家から高く評価されている。美しいカラー撮影は「地獄門」「源氏物語」で世界的な注目を浴びた杉山公平が担当。
監督:溝口健二 出演:京マチ子(楊貴妃)、森雅之(玄宗皇帝)、山村聡(安禄山)、小沢栄(楊国忠)、山形勲(楊銛)、杉村春子(延春郡主)