ゾンビ・ファイト・クラブの紹介:2014年台湾映画。新しい麻薬を飲んだことでゾンビになるという台湾のスプラッターゾンビ映画。前半はゾンビが拡散する大型マンションの内部の脱出劇、後半は一人の男がゾンビと人間を支配し、コロシアムで戦わすというアフターゾンビの世界。まるで別の映画のような構図が合体した作品です。
監督:ジョー・チェン 出演者:アンディ・オン(アンデ)、ジェシカ・キャン(ジェニー)、ベンジーマイケル・ウォン(マー)、テレンス・イン(ファン)、アビー・ファン(ナナ)、アンドリュー・リン(ウー)ほか
映画「ゾンビ・ファイト・クラブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゾンビ・ファイト・クラブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゾンビ・ファイト・クラブの予告編 動画
映画「ゾンビ・ファイト・クラブ」解説
この解説記事には映画「ゾンビ・ファイト・クラブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾンビファイトクラブのネタバレあらすじ:起
とある街の大きなマンション。ここには様々な人が住んでいます。中年男性を誘拐して身代金をせしめようとする二人組。しかし妻に相手にされず、中年男の耳を削ぎ落します。麻薬の売人たちのアジトがあり、別の部屋では麻薬の精製をしていました。
このアジトを取り締まろうと兵士を連れ乗り込むマーたち。麻薬を宅配する美女やってきたのは、デビットとジェニーの住む部屋。その部屋にシンガーのタイガーが女の子達を連れ遊びに来ます。ウー先生の部屋は娘のナナの誕生日を祝うパーティの真っ最中。ナナの友達のイーイーは、実はウー先生と関係を持っているという仲。そして仮装パーティで盛り上がる連中などがいます。
ことの発端はタイガーと女の子たちでした。宅配便で送られてきた麻薬を飲んでSEXに励むタイガー達でしたが、突然女の子がゾンビに変貌し、襲いかかります。大柄なタイガーは女の子たちを叩きのめし、血まみれで部屋から出てきました。しかし死んでいなかった女ゾンビ達は、デビットを襲い、怖くなったジェニーはデビットをドアの外へ追い出します。
部屋に戻ると、留守電に売人から「あのヤクは絶対に使うな」と伝言がありました。ドアの外はすでに、宅配女の配った麻薬を飲んだ人たちがゾンビとなり、デビットを襲いました。
ゾンビファイトクラブのネタバレあらすじ:承
軍の兵士たちは、マーの号令と共に麻薬の売人のアジトを襲撃します。銃撃戦となり売人たちを射殺したマーは、金をバッグに詰めさせて逃げようとします。マーは、逮捕するのではなく金を奪いに来たのでした。その為、顔を見られた住人達は次々射殺されます。
マーたちのところへもゾンビ達が大挙して襲ってきます。銃で撃ち殺していましたが、どうにもならず、「生存者を助けに行く」と言って走っていったアンディを残し、逃げ込んだのはウー先生の部屋。丁度ゾンビのニュースを見ていたウーは「助けに来てくれたのか?」と聞きますが、マーは「違う」と言って撃たれた脚を、ナナを呼び手当てさせます。その時、ウーがバッグに入った札束を目にします。
マーは「拘束しろ」と部下のリーに命じ、ウーは縛られました。リーが部屋にあった手紙を読んでいるとイーイーとウーが出来ていることを知ります。そこでリーはウーの目の前でイーイーに迫ります。イーイーに抵抗されて止めると、ナナの同級生二人を呼び、体をマッサージさせ始めます。
マッサージ中に、リーの体にゾンビに噛まれた傷があるのを見た同級生たちは目で合図し、リーにナイフを何度も突き刺して殺します。
ゾンビファイトクラブのネタバレあらすじ:転
マーが部屋を離れている間に、ナナがウーの拘束を解いていました。帰ってきたマーはそれを見てナナを射殺します。ナナを目の前で殺されたウーは、愛人のイーイーを呼び「ナナと一緒に行ってくれ」と言って窒息死させます。
そのころ、若い恋人カップルが、彼氏の考えで「ゾンビと同じようにしろ」と言ってマンションの廊下をゆっくり逃げていました。窓枠を伝って部屋に潜り込みます。そこには赤ちゃんがいました。「赤ちゃんが可哀そう」と彼女があやしていると、ゾンビになっていた赤ちゃんのお母さんに襲われます。
怒った彼氏が母親を殺し、ぐったりする彼女を抱き寄せて泣いていると「化け物になりたくない、私を殺して」と頼まれ、彼氏は彼女の首を折って殺します。
脚の不自由な中年男は、ゾンビから逃げて部屋に戻ります。しかし一体のゾンビが入って来て襲い掛かります。すると妻がゾンビに熱湯をかけて殺そうとしますが、怒ったゾンビは妻を追いかけて襲いかかります。
一人で逃げていたジェニーがアンディと合流し、二人は足の悪い中年男の部屋に逃げ込みます。中年男は元兵士で「これを見ろ」と、軍服と武器を見せます。中年男は、脚に機械をセットしてチェーンソーでゾンビ達を切り刻みながらジェニーとアンディーを逃がします。
そのころ彼女を失った彼氏は、マンションの通路にガスを充満させ、ゾンビもろとも自爆しました。
ゾンビファイトクラブの結末
1年後、ソンビとなったナナの面倒を見るウーは、街の支配者になっていました。美女の取り巻きをつれてゾンビと人間を管理しています。人間には食べ物を食わせ、ゾンビには捕虜で使えない人間を食わせています。
人間の捕虜の中にはアンディとジェニーもいました。ジェニーはウーに気に入られ、レイプされた後、ナナの母親代わりにさせられました。
一方アンディは、ゾンビVS人間のコロシアム対決のメンバーでした。ウーが人間の戦士を、ミスターBがゾンビ兵士を出して決闘させて賭けをしているのです。決闘は毎回人間チームが勝っています。
やがてミスターBも相手しなくなり、ウーは人間同士の戦いを始めます。高いステージで戦わせ、負けたものは下で待つゾンビ達に食われるというものでした。アンディは戦いながら「一緒に逃げよう」と相手に言いますが、相手は力尽きて自らゾンビ達の中に埋もれます。
戦いが終わったアンディの元へジェニーがやって来て「一緒に逃げよう」と言います。アンディは「一人で逃げろ」と言ってゾンビに噛まれた傷を見せます。ウーの元へジェニーが戻ると、ウーがナナに噛まれていました。それを見たジェニーは一人で逃げ出します。
荒れ果てた街には、一人歩くアンディの姿がありました。アンディはゾンビになっていて、ジェニーの「アンディ~」と呼ぶ声に反応していました。
以上、映画「ゾンビ・ファイト・クラブ」のあらすじと結末でした。
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