RED/レッドの紹介:2010年アメリカ映画。映画RED/レッドはDCコミックのグラフィックノベルが原作で、往年の名優達が要注意危険引退者達を演じるアクション映画。孤独な引退生活を過ごしいたフランクの唯一の安らぎは、年金問合せ窓口の電話担当者、サラと話す一時だった。しかしある日、訓練を受けた武装集団の襲撃を受ける。実は彼は、元CIAの伝説的凄腕工作員だった。フランクは親密にしていたサラを守る為に彼女を誘拐、古い友人達と自分を狙う陰謀に立ち向かう。
監督:ロベルト・シュヴェンケ 出演:ブルース・ウィリス(フランク・モーゼズ)、モーガン・フリーマン(ジョー・マシス)、ジョン・マルコヴィッチ(マーヴィン・ボッグス)、ヘレン・ミレン(ヴィクトリア)、カール・アーバン(ウィリアム・クーパー)、ほか
映画「RED レッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「RED レッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「RED レッド」解説
この解説記事には映画「RED レッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
RED レッドのネタバレあらすじ:第1幕
孤独な年金受給者のフランクは、届いた年金の小切手をおもむろに破ります。そして彼は年金係に電話を掛けます。するといつもの担当サラと繋がりました。フランクは、小切手が届いていないと嘘を吐いて、サラに再送付の手続きを取って貰います。手続きが終わるとフランクはサラと世間話を始めました。フランクは彼女にぞっこんでした。ある日フランクは、サラの居るカンザスに用事で行くと言って会う約束を取り付けました。フランクはおもむろに夜起き出します。彼は家に武装された一団が入り込んでいるのを察知していて、瞬く間に返り討ちにしました。サラは、つまらないデートから帰宅します。するとそこには何故かフランクが入り込んでいました。サラは慌てて物を手当たりしだい投げつけて彼を遠ざけます。フランクは、必死になって彼女を宥めます。彼は命を狙われている事を告げ、そして電話は盗聴されていて、サラが好きな事がばれている筈だから彼女も危険だと付け加えました。結局サラは、フランクに拉致同然で連れて行かれました。家族との中も良好なクーパーは、適度に残留証拠を偽装し、暗殺の仕事を完遂します。その彼に元CIA情報分析官、フランクの暗殺指令が入りました。フランクはサラをモーテルのベッドに縛り付けて、老人ホームに向かいます。そこには友人のジョーがガンを患い入所していました。フランクはジョーに、襲撃者から切り取ってきた指を渡し身元確認を依頼します。ジョーの調べでは、襲撃者はある新聞記者を殺していました。サラはモーテルのベッドを壊し、警察に保護を求めていました。しかしその警官はCIAの回し者でした。クーパーは、フランクの行動からサラに気付き、捕獲するよう手配していました。しかし、そこにフランクが帰って来て彼女を救い出します。フランクはその偽警官のパトカーで逃走しますが、クーパーが追い掛けて来ます。フランクは彼を警官襲撃犯にして警官に足止めをさせて逃げ切る事に成功します。ジョーは調査を続行していました。情報提供者は、記者暗殺がCIAの仕事だと教えてくれます。その彼にも暗殺者が差し向けられていました。
RED レッドのネタバレあらすじ:第2幕
フランクとサラは、殺された記者遺族に会います。物騒な尋問をしようとしたフランクをサラが止め、彼女は親身に接し遺族から記者の残した暗号を教えられます。その暗号を解くと、記者の遺した人物リストを手に入れました。調べると、そのリストの人物は殆どが死んでいました。フランクは調べて貰おうとジョーと連絡を取りますが、彼は殺されたと知らされます。クーパーは、情報分析官という情報に見合わないフランクの事を調べる為、上司から詳しい資料の閲覧を許可されました。しかし彼の資料は殆どが塗り潰されており、資料室の係員はフランクをRetired Extremely Dangerous、略してRED、最も危険な年金受給者と称していました。ジョーを失ったフランクは、別な友人に会いに、湿地帯の森の中に居ました。そこに住んでいるマーヴィンは、病的に警戒心の強い男でした。彼にリストの人物を調べてもらうと、ある村の壊滅作戦の関係者だと判りました。彼等はリストでまだ生きている人物の居場所に向かいます。フランク達はマーヴィンを加え、リストで存命のパイロットに会います。パイロットは、記者と会った事は認めましたが何も話していないと言います。彼は過去に、CIA職員を極秘に輸送した過去がありました。その件にはフランクも間接的に関わっていました。それを話した後、パイロットは何者かに狙撃され暗殺されます。フランク達も一緒に襲われましたが、撃退しました。フランクはCIAに侵入して真相を得る為にロシア大使館に向かいます。ロシア大使館を訪ねると、現役の頃フランクとは火花を散らしたライバル、イヴァンと面会する事が出来ました。殺気立った護衛に囲まれ、薄暗い一室で二人は過去を水に流します。そしてフランクは、イヴァンにCIAへの侵入の手引きを依頼しました。軍の重要人物に変装したフランクとサラはCIA本部へ侵入します。二人は資料室でパイロットから聞いた壊滅作戦の資料を手に入れます。ついでにそこの係員が、クーパーがフランクを調べに来た事教えてくれたので、彼に会いに行きます。フランクとクーパーは会うなり大乱闘を始め、クーパーは発砲、フランクは負傷して逃走し、本部に厳戒態勢が引かれます。フランクは火災を引き起こし、その混乱に紛れ脱出に成功します。マーヴィンは救急車を用意してフランクを回収しますが、そこにはジョーが乗り込んでいました。彼は暗殺者を返り討ちにしていたのです。
RED レッドのネタバレあらすじ:第3幕
4人になったフランク達は、フランクの手当てをする為に鷲ノ巣と呼ぶ場所に向かいます。しかし皆何故か緊張していました。鷲ノ巣と呼ばれる館には、ヴィクトリアという女性が住んでいました。彼女は、フランクが負傷しているのを見ると警戒を解き、他のメンバーも武器を収めて入ってくるように言います。持ってきた資料によると、壊滅作戦にダニングという悪名高い商人が関わっている事が判りました。ヴィクトリアも含め、彼等はジョーを発展途上国の大臣に扮装させ、ダニングの屋敷に入ります。入ったのは男3人で、サラとヴィクトリアは外で援護に回ります。サラはヴィクトリアに、フランクを悲しませるなと釘を刺されます。屋敷の中ではFBIがダニングを監視している為、ダミーの会話を流して防音の書斎で商談を始めようとしますが、フランク達は手際よく彼を縛り上げて壊滅作戦の話を聞き始めます。その間、ヴィクトリアはサラに自分の悲恋を語り始めます。彼女は敵国スパイと恋仲になりましたが、結局任務の為恋人の胸に3発弾を撃ち込んだ過去を持っていました。屋敷の3人は、ダニングを拷問する準備を始めました。それを見てダニングは、あっさり事情を吐きます。村の虐殺には現副大統領が関わっていたのです。その口封じが今回の真相でした。その頃、偽の会話を流していたCDが音飛びして、盗聴していたFBIが異変に気付き、突入の準備を始めます。フランク達は関係者で、ダニングだけが生きている事に疑問を抱きます。ダニングは副大統領も自分を殺したがっていると言い出します。包囲するFBIの所にクーパーも来ます。フランクはクーパーに事情を話しますが、彼はまず投降する事を促してきました。ヴィクトリアからの報告で、穏便に出る事は出来ないと判ります。そこでジョーが誰かの覚悟が居ると言い出し、彼がそれを引き受けると言いました。フランクはクーパーに外に出ると宣言します。クーパーは発砲を禁じました。玄関からコート姿の人物が出てくると、誰かが発砲してその人物を撃ちました。その隙に裏からフランクとマーヴィンが脱出します。クーパーが確認すると、撃たれ死亡したのはジョーでした。逃げる途中、サラが斜面で足を滑らせそのまま逮捕されしまいます。3人も危うかったですが、ヴィクトリアに親しげに声を掛けるイヴァンが助けに来て、彼の車で逃走に成功しました。
RED レッドの結末
イヴァンの隠れ家で皆はジョーに献杯をします。フランクは、これからサラをどうするか悩みますが、イヴァンが胸にある三つの銃創を示し、頭を狙わなかった事にヴィクトリアの愛を感じたとフランクの迷いを払拭します。クーパーにフランクから電話が来ます。その電話を逆探知すると、クーパーが家族と住む家からだと判ります。フランクは間接的にクーパーの家族を人質に取り、サラの安全を約束させました。その上で副大統領の命を狙う事を宣言します。クーパーが家族の保護に部隊を連れて家に帰ると、フランクが持ち出した壊滅作戦の資料が残されていました。クーパーは、フランクは副大統領の護衛に志願しました。副大統領のパーティーが開かれます。そこに、イヴァン、マーヴィン、ヴィクトリアが侵入します。イヴァンは頃合を見て会場内でパニックを起こし、ヴィクトリアが副大統領の逃走経路を限定させます。その後、駐車場に逃げてきた副大統領をマーヴィンと襲撃し、イヴァンが車を爆破、逃走方法を奪います。走って逃げる副大統領の逃走経路を誘導するヴィクトリアとマーヴィンですが、彼女が撃たれてしまいます。ヴィクトリアは自分を置いてマーヴィンに作戦を続行するよう言い、彼はそれに従います。ヴィクトリアは行き止まりに追い込まれますが、そこをイヴァンが助け出しました。マーヴィンが副大統領を追い詰めます。しかしタイミングよく来たリムジンに逃げ込まれました。そのまま脱出を図る副大統領ですが、何故かクーパーがリムジンから降りろと叫びます。リムジンは彼を振り切りますが、それを運転していたのはフランクでした。フランクは、副大統領の護衛を排除し誘拐に成功しました。クーパーの携帯電話にフランクから連絡が入り、サラとの人質交換を要求されました。寂れた倉庫内でクーパーはフランク達と対峙します。サラは、後から来た彼の上司とダニングが連れて来ました。この状況に副大統領はダニングを見て、彼が殺しを命じたと言い出します。ダニングは迷わず副大統領を撃ちました。切り札を失ったフランクは諦め、サラに年金の小切手は全部破っていたと告白します。サラは知っていたと応えました。ダニングはクーパーにフランクを逮捕させますが、彼は鍵をフランクの手に忍ばせました。おもむろに歩き出すフランクにクーパーの上司が銃を向けますが、クーパーが上司を撃ちます。そしてフランクは、ダニングを殺害しました。後始末をクーパーに任せ、フランク達は撤収します。全て解決して喜ぶフランクとサラですが、イヴァンが仕事をして借りを返せと迫ります。サラはそれに喜び、フランクとマーヴィンは仕方なくモルドバで、大量の兵士から逃げ惑う事になりました。
以上、映画RED レッドのあらすじと結末でした。
ヘレンミレンを好きになったきっかけの映画。モーガンフリーマンよりヘレンミレンの方が活躍するのに何故ポスターにでかでかとモーガンフリーマンなのか?主人公の友人役だからということでしょうか?ジョンマルコヴィッチのキレッキレな変人ジジィ役が本当に面白い。マルコヴィッチはコーンエアーと某穴の映画しか知らなかったけれど、結構可愛いですよね。主役より魅力があると思う。