007 ダイ・アナザー・デイの紹介:2002年イギリス作品。スパイ映画の金字塔「007」シリーズの記念すべき第20作目・シリーズ40周年記念作であり、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンの4作目にして卒業作です。今回はハル・ベリーをボンドガールに迎え、“00”のライセンスを剥奪されながらも世界征服を企む巨悪に立ち向かうボンドの闘いを描きます。
監督:リー・タマホリ 出演者:ピアース・ブロスナン(ジェームズ・ボンド)、ハル・ベリー(ジアシンタ・”ジンクス”・ジョンソン)、トビー・スティーブンス(グスタフ・グレーブス)、リック・ユーン(ザオ)、ロザムンド・パイク(ミランダ・フロスト)、ジュディ・デンチ(M)、ジョン・クリーズ(Q)ほか
映画「007 ダイ・アナザー・デイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「007 ダイ・アナザー・デイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
007/ダイ・アナザー・デイの予告編 動画
映画「007 ダイ・アナザー・デイ」解説
この解説記事には映画「007 ダイ・アナザー・デイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
007 ダイアナザーデイのネタバレあらすじ:起
英国秘密情報部(MI6)諜報員ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、ダイヤモンドと武器を違法取引しているタン・サン・ムーン大佐(ウィル・ユン・リー)の悪事を阻止するため、アフリカのダイヤ密売人に扮して北朝鮮の軍事基地へ乗り込みました。しかし、任務の最中にボンドの正体がバレてしまい、ボンドは敵の手から逃れながらもムーン大佐を倒すことに成功しました。ところが、今度はボンドはムーン大佐の父・ムーン将軍(ケネス・ツァン)に捕まってしまい、激しい拷問を受けましたが、ボンドは決して西側諸国のスパイの情報を吐くことはありませんでした。
1年2ヶ月後、ボンドはMI6に捕らえられていたムーン大佐の部下ザオ(リック・ユーン)と交換で解放されましたが、1週間前に北朝鮮へ潜入していたアメリカの諜報員が捕えられて処刑され、ボンドの収容所から情報が漏れていたことから、MI6はボンドが情報を漏らしたものだと疑っているのです。ボンドを迎えに来た上司M(ジュディ・デンチ)は、ボンドから“00”のライセンスを剥奪してしまいました。
007 ダイアナザーデイのネタバレあらすじ:承
ボンドは疑惑を晴らすために単身で香港のMI6支部から脱出、中国公安部員ミスター・チャン(ホー・イー)から、ザオがキューバに潜入しているという情報を聞き付け、現地へ飛びました。ボンドはそこでジアシンタ・“ジンクス”・ジョンソン(ハル・ベリー)という女性と出会いました。ボンドは地元の情報屋ラウル(エミリオ・エチェヴェリア)から、ザオがロス・オルガノス島の病院で人種を変えるDNA変換療法を受けようとしていることを知り、島に乗り込みました。ボンドはまたジンクスと鉢合わせ、一緒にザオを追うも逃げられてしまい、ジンクスもいずこへと去っていきました。しかし、ボンドがザオから奪ったペンダントには、英国の大富豪でダイヤ王のグスタフ・グレーブス(トビー・スティーブンス)のダイヤが埋め込まれていました。
英国に戻ったボンドはフェンシングクラブでグスタフと剣を交え、グスタフのアシスタントをしている女性ミランダ・フロスト(ロザムンド・パイク)と出会いました。ボンドはグスタフから、アイスランドで開かれる最新鋭の人工衛星のデモンストレーションに招待されました。その後、ボンドはMから“00”のライセンス復活を告げられ、特殊機器担当のQ(ジョン・クリーズ)から新たなるボンドカー「アストンマーティン・V12ヴァンキッシュ」を受け取り、アイスランドへと飛びました。
007 ダイアナザーデイのネタバレあらすじ:転
フロストの正体はMI6の諜報員であり、先日の北朝鮮の一件はボンドによる情報漏洩だと主張、Mからボンドとグスタフの監視を命じられてアイスランドへ飛びました。
ボンドは現地でまたしてもジンクスと再会、やがてグスタフによる人工衛星『イカルス』のデモンストレーションが始まりました。それはダイヤモンドを利用して太陽の光を反射させ、人工の太陽を造り出すことで一年中農作物の収穫を可能にするというものでした。
フロストはボンドにMI6であることを明かし、敵の目を欺くために恋人同士を装って愛し合いました。その後、ボンドはグスタフの施設に捕らえられていたジンクスを助け、そこでジンクスの正体がアメリカ国家安全保障局(NSA)の諜報員であることを知りました。そして、ボンドはグスタフの正体が死んだはずのムーン大佐であることに気付きました。ムーン大佐はキューバのロス・オルガノス島でDNA変換治療を受け、英国人に成りすましていたのです。そしてフロストの真の正体はグスタフ=ムーン大佐側の二重スパイだったのです。窮地に陥ったボンドは再び捕えられたジンクスを助け出し、『イカルス』のレーザー攻撃をかわしながら追いすがるザオを倒しました。しかし、グスタフは既に逃亡した後でした。
007 ダイアナザーデイの結末
北朝鮮に戻ったグスタフは『イカルス』を使って韓国に侵攻しようと目論んでいました。ボンドはMの、ジンクスはNSAのダミアン・ファルコ(マイケル・マドセン)の命を受けて北朝鮮に潜入、『イカルス』の制御装置を積んだ輸送機に乗り込みました。
一方、グスタフは父・ムーン将軍と再会、『イカルス』の威力を見せつけました。しかし、クーデターを目論む我が子の野望を知ったムーン将軍は銃口をグスタフに向けましたが、グスタフはムーン将軍を射殺しました。そこにボンドが乱入して銃撃戦となり、輸送機はバランスを崩して急降下を始めました。ジンクスは死闘の末にフロストを倒し、ボンドもグレーブスを一騎打ちの末に倒して『イカルス』の攻撃を阻止しました。ボンドとジンクスは搭載されていたヘリコプターに乗り込み、墜落寸前の輸送機から脱出しました。中国の孤島に流れ着いたボンドとジンクスは、グスタフのダイヤに埋もれながら愛し合いました。
以上、映画「007/ダイ・アナザー・デイ」のあらすじと結末でした。
ハルベリーがかわいかったなあ。ブロスナンのボンドの中ではこれが好きかも。透明になっちゃう車とか、初めて見た時結構驚いたけれど、本当にそういう物が実在するらしいので、それにも驚いた。最後のクライマックスのシーンは、やり過ぎ感満載で、それでこそ007じゃん、と思う。