007/ゴールデンアイの紹介:1995年イギリス作品。007シリーズ17作目。消されたライセンスから6年の月日が流れ、新たに制作された007作品です。007の製作者であるアルバート・ブロッコリ氏が死去したことで、新たな体制で作られ、ピーアス・ブロスナンの華麗なボンドは大ヒットを記録し、007を復活させます。
監督:マーティン・キャンベル 出演:ピアース・ブロスナン(ジェームズ・ボンド)、ショーン・ビーン(アレック・トレヴェリヤン)、イザベラ・スコルプコ(ナターリア・シモノヴァ)、ファムケ・ヤンセン(ゼニア・オナトップ)、ジョー・ドン・ベイカー(ジャック・ウェイド)、チェッキー・カリョ(ドミトリ・ミシュキン)、ゴットフリード・ジョン(ウルモフ大佐)、アラン・カミング(ボリス・グリシェンコ)、セレナ・ゴードン(キャロライン)、デスモンド・リュウェリン(Q)、サマンサ・ボンド(ミス・マネーペニー)、ジュディ・デンチ(M)、ミニー・ドライヴァー(イリーナ)、ロビー・コルトレーン(ヴァレンティン・ドミトロヴィッチ・ズコフスキー)、ほか
映画「007 ゴールデンアイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「007 ゴールデンアイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「007 ゴールデンアイ」解説
この解説記事には映画「007 ゴールデンアイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
007 ゴールデンアイのネタバレあらすじ:起
冷戦時代、ソ連がまだ崩壊する前のこと。MI6に所属し優秀なスパイである007ことジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)と、同僚の006ことアレック(ショーン・ビーン)は、ソ連のダムの底にある神経ガス製造工場へバンジージャンプで潜入して爆破しようとしますが、ばれてしまい、ウルモフ大佐(ゴットフリード・ジョン)にアレックが射殺されます。ボンドはやむなくアレックを見捨てその場から脱出すると、工場を爆破させて飛行機であとにし、任務を成功させる事が出来ました。
それから9年後、20世紀も終わりに近づき、冷戦時代を終えてソ連は崩壊していました。モナコではアストンマーティンDB5を運転するボンドと、その道中でフェラーリを操る女性とカーチェイスを繰り広げます。その女性はボンドがマークしていたゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)と呼ばれる女性でした。オナトップはフランス軍がお披露目しようとしていたタイガーと呼ばれる対電磁波装甲で最新鋭のヘリコプターを奪い、逃走します。オナトップの正体は国際的な犯罪組織ヤヌスの殺し屋でした。オナトップは提督に化けていたウルモフと共にヘリに乗って飛び去っていきました。
007 ゴールデンアイのネタバレあらすじ:承
ロシアのセヴェルナヤにある秘密宇宙兵器センターでは、そこで働くヤヌスの一員であるプログラマーのボリスが(アラン・カミング)、アメリカのFBIのシステムへ侵入しています。そのボリスの手引きによりヘリに乗ったオナトップが到着し、すべての職員を射殺、ゴールデンアイと呼ばれるディスクと起動キーを奪います。
ゴールデンアイを起動し秘密宇宙センターごと証拠隠滅しようと宇宙から衛星で攻撃しセンターは爆発します。しかし1人の女性プログラマー・ナターリアが奇跡的に生存しそこから脱出、この様子を衛星中継で見ていたボンドはゴールデンアイとヤヌスの関係の手がかりを暴くために、ロシアのサンクトペテルブルクへと向かうのでした。
007 ゴールデンアイのネタバレあらすじ:転
ロシアへ着いたボンドは、ジャック(ジョー・ドン・ベイカー)とヴァレンティン(ロビー・コルトレーン)の二人から仲介を受けて、オナトップに接触することに成功し、彼女を通じてヤヌスの幹部と接触する機会を得ます。そこに現れたのは、驚くべき事に以前の同僚であったアレックが立っていました。9年前に死んだはずのアレックは実は生きていて犯罪組織ヤヌスのボスになっていたのです。
アレックの両親はコサック出身で過去にソ連から迫害を受けていました。そのため両親がイギリスに加担しようとしたところを、信じていたイギリスに裏切られてソ連に引き渡され、そのまま両親は処刑されてしまいます。そういった理由でアレックはイギリスに対し激しい恨みを持っていました。その強い怒りを抱えたまま二重スパイとしてMI6に所属し長年働いていたのです。アレックはロンドンに復讐する事を誓います。
ボンドを捉えたアレックは、ボンドをナターリアと共にもう既に用済みとなったヘリコプター・タイガーに乗せ、自爆させようとしますが、何とかボンド達は脱出します。しかし直後に二人はロシアに捕らえられてしまい、尋問を受ける事になります。そこで二人は真実を話そうとしますが、割って入ってきたウルモフがミシュキン国防大臣を殺し、ナターリアはオナトップらに拉致されます。
ボンドは戦車を奪いウルモフを追いかけているちに、ヤヌスが拠点としている秘密の軍事列車を発見します。戦車をナターリアの拉致されている列車へ激突させ内部へ潜入しました。オナトップらが列車に爆弾をしかけていましたがボンドはナターリアを助け、間一髪爆発前に列車から脱出することができました。
007 ゴールデンアイの結末
ナターリアのハッキングで、ヤヌスの隠し拠点がキューバにある事が判明します。そしてアレックがキューバへ行ったことを知ると、ボンドとナターリアもキューバへ向かいます。ゴールデンアイを起動するにはかなり大きなパラボラアンテナが必要な事から、セスナ機でキューバ上空から探索を試みますが、全く見つけられません。
飛行を続けていると突如攻撃を受けます。セスナ機が墜落しジャングルに墜落、そこへオナトップがボンドを襲撃、激しい戦闘の末にオナトップを撃退することに成功します。一方、隠し拠点にいたアレックと将軍は湖の底に隠していたパラボラアンテナと基地を出現させて戦闘体制に入ります。そしてゴールデンアイを起動させ、ロンドンを攻撃しようとします。
ボンドは基地内でアレックから、ヤヌスがボリスを使ってイギリスのロンドン銀行に不正アクセスして金を引き出し、その記録をゴールデンアイで隠蔽しようとする計画だったことを知ります。しかしナターリアがゴールデンアイの動きを把握し、動きを書き換える事に成功します。そしてゴールデンアイを大気圏で自爆させるようにしたのです。
ボンドは仕掛けていた爆弾を起動し基地を爆破、基地上部にあったパラボラアンテナの上でアレックとボンドは対決をします。死闘の末、ボンドはアレックを爆発して落下していくパラボラアンテナに突き落とします。アレックはそのままアンテナの下敷きになり死亡します。衛星は大気圏に突入し爆発、ボンドらはCIAのヘリコプターに救出され脱出することができました。
以上、映画「007/ゴールデンアイ」のあらすじと結末でした。
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