映画「252 生存者あり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
252 生存者ありの紹介：2008年日本映画。篠原祐司は以前レスキュー隊であったが、今は車のセールスマンとして妻の由美と耳の不自由な一人娘のしおりと三人で幸せな家庭を築いている。しおりの誕生日、日本を直撃する史上最大の台風に巻き込まれた祐司一家を巡るパニック映画。ハイパーレスキューの決死の救出劇を描いた衝撃と感動のスペクタクル巨編。
監督：水田信生 出演者：伊藤英明（篠原祐司）、内野聖陽（篠原静馬）、山田孝之（重村誠）、香椎由宇（海野咲）、木村祐一（藤井圭介）、MINJI（キム・スミン）、山本太郎（宮内達也）、桜井幸子（篠原由美）、大森絢音（篠原しおり）、温水洋一（津田沼晴男）、西村雅彦（小暮秋雄）、松田悟志（青木一平）、杉本哲太（真柴哲司）、ほか
この解説記事には映画「252 生存者あり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある一室で、三人の男が鉄の棒を使って、代わる代わる柱を叩き続けています。一週間ほど前、東京では震度5強の直下型地震が発生し、その影響で太平洋の海水温度が上昇したため、太平洋上には史上最大級の台風が発生していました。
その日は娘しおり（大森絢音）の誕生日で、篠原祐司（伊藤英明）はプレゼントを買うため銀座におり、妻の由美（桜井幸子）としおりは銀座線の新橋駅にいました。祐司が外に出ると巨大なひょうが降ってきて、鉄砲水が流れ込んだ新橋駅にいた由美としおりは離れ離れになってしまいます。
由美から連絡を受けた祐司は新橋駅に向かい、しおりを助けてくれたキム・スミン（MINJI）という女性と、生存していた重村（山田孝之）、藤井（木村祐一）という男性と共に廃駅に退避したのでした。
兄だけを助け仲間を見捨ててしまった事が原因で、ハイパーレスキュー隊を辞めた過去を持つ祐司は、鉄の棒で柱をまず2回・次に5回・また2回叩けば「生存者あり」という合図で、シリウスという探査装置が見つけてくれると知っていたのでした。
救助が来ることを信じ合図を送り続ける藤井に、そんな事は無駄だと言う重村。そんな時、ケガをしていたスミンが苦しみ始め、研修医の重村は自分の血と藤井が持っていた熱帯魚の循環装置を使ってスミンを助けたのです。
地上では由美がしおりを探して彷徨っていて、祐司の兄であるレスキュー隊の静馬（内野聖陽）に「祐司としおりを見捨てるのか」と詰め寄っていました。
レスキュー隊の面々も祐司たちを助けたい気持ちは山々だったのですが、気象庁から二次災害を避けるために救助の中止が呼びかけられ、待機の状態だったのでした。
合図を送りながら廃駅で救助を待つ祐司達でしたが、その廃駅にも鉄砲水が押し寄せ、しおりが瓦礫の下敷きになってしまいます。しおりが死んだと思い半狂乱になる祐司でしたが、瓦礫の奥から2・5・2の合図が聞こえてきました。
祐司達はしおりを探し、重村は地上への合図を送り続けます。地上では探査機に合図が届き、静馬は上官へ救助のための爆破を懇願します。
ためらう上官に気象庁の海野（香椎由宇）という女性が、台風の目に入る間ならヘリコプターを使っての救助が可能だと提案し、上官の許可が出て爆破がなされたのでした。
地下では祐司達が爆破の寸前にしおりを発見しており、ヘリコプターで初めにしおり、次にスミンと順調に救助が進んでいます。しかし思ったより早く風の吹き返しが来て、祐司、静馬、レスキュー隊の宮内（山本太郎）が地下に閉じ込められてしまいました。
静馬が地上に上がって来ましたが、祐司と宮内は地下に取り残されたまま。皆が諦め、しおりが泣きながら「パパ」と言葉を発したその時、祐司が宮内を抱きかかえ姿を現したのでした。
以上、映画「252 生存者あり」のあらすじと結末でした。
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