映画「かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
かいけつゾロリ うちゅうの勇者たちの紹介：2015年日本映画。原ゆたか原作の劇場版シリーズ第3段の作品です。この「かいけつゾロリシリーズ」は小学生の低学年に人気のあるシリーズで、原作本は学校の図書館や街の図書館で多く見受けられる児童図書です。登場人物は動物を擬人化されており、ゾロリは狐でお供の弟子はイノシシの兄弟です。メインキャラクターを狐とイノシシにしている点が日本人には親しみやすく懐かしさを感じます。ゾロリは毎回恋をし、最後は振られてしまうオチで、どことなく寅さんを彷彿とさせます。
監督：岩崎知子 声優：山寺宏一(ゾロリ)、愛川里花子(イシシ)、くまいもとこ(ノシシ)、関智一(タコ)、茅野芽衣(クララ)、ほか
この解説記事には映画「かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾロリとその弟子であるイノシシの兄弟、イシシとノシシは日々お宝を求めてハンター生活をおくっていました。ある日宇宙から隕石が降ってきて、その隕石がかなりの価値があることをを知り、ゾロリたちは隕石が落ちたと思われる海底で潜水艦には乗り込みます。するとお宝をたくさん乗せた沈没船にゾロリたちは遭遇します。思わぬお宝を手に入れたゾロリたちは驚きますが、突然タコの軍団に襲われてしまいます。逃げようとするときにに潜水艦に沈没船にあったロケットのようなものが引っかかり、そのロケットが突然噴射してゾロリたちは宇宙に飛び出してしまいます。
ゾロリたちは見知らぬ星に不時着してしまいます。ゾロリたちの他にゾロリたちを襲ったタコも一匹ついてきました。途方にくれていると、その星の住人たちがやってきます。「あなた達こそ私たちを助けてくれる勇者たちだ。」とゾロリたちを迎えます。その星には大きな怪獣がいて、日々その怪獣が暴れることにより星の住人達は悩まされていました。勇者であるゾロリ達に助けてほしいと言います。ゾロリ達は怪物などと戦うのは、まっぴらごめんだと逃げようとしますが、その星のクララという可憐などと女性にせがまれて、ゾロリは一目で恋に落ちます。クララのためにゾロリ達は怪物を倒すことにします。
ゾロリたちとクララは怪物の根城へと向かいます。怪物のあまりの大きさにゾロリは怖気つきますが、クララの熱視線に勇気つけられ、怪物との戦いを挑むことになります。怪物はとても大きかったのですが、まだ赤ちゃんのようでゾロリたちをおもちゃだと思い、ぐるぐる回したり投げたりして戦いは苦戦します。しかしどうにかゾロリたちは怪物をなだめて、怪物の根城にある勇者のロケットを手に入れます。クララが言うにはそとロケットは昔、同じように星の危機を救ってくれた勇者が乗ってきたロケットだと言います。その伝説の勇者の絵にゾロリたちはがそっくりだと言います。怪物を沈めたゾロリたちにクララはこの星に残ってくれるように願います。クララもゾロリと同じように恋に落ちているようでした。
ゾロリはクララと共にこの星で暮らすが真剣に悩みます。しかしクララが恋をしていたのは、ゾロリではなくゾロリと共に行動を共にしていたタコの方だったのです。クララから伝説の勇者の絵を見せてもらうと、それはタコそのものの姿でした。必死にゾロリたちが怪物退治をしている傍で、クララとタコは恋に落ちていたのでした。バカバカしくなったゾロリたちは、地球に帰ろうと決意します。怪物の根城にあった勇者のロケットで地球に帰れることになります。地球に帰れることになったゾロリに、クララは昔伝説の勇者が持ってきた石をゾロリたちにお土産として渡したいと言います。ゾロリたちは勇者の石とは、とてつもないお宝だと喜んで受け取ります。
無事にロケットで地球に帰ったゾロリたちは、早速質屋に勇者の石を持ち込みます。ところが質屋の主人はそんな普通の石ころは何の価値もないと言い放ちます。そんなことはないと慌てるゾロリたちは、伝説の勇者が地球のタコだったことに気づきます。と言うことは、伝説の勇者である地球のタコが持ち込んだ石はただの地球の石であることに気づきます。わざわざ他の星から、地球の石をただ持ち帰っただけだったと、ゾロリたちは意気消沈します。質屋の前で石を持って、ゾロリたちがしょげかえっていると、金持ち風のマダムが石を譲ってくれと言います。マダムは、「その石、うちの漬物石にぴったりだから譲ってちょうだい。」と言います。ますます力の抜けるゾロリたちなのでした。
以上、「映画かいけつゾロリ 宇宙の勇者たち」のあらすじと結末でした。
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