劇場版ポケットモンスター キミにきめた!の紹介:2017年日本映画。映画版ポケモンシリーズ20作目。サトシとピカチュウの出会いを描く物語。10歳になる少年サトシ。記念にポケモンをもらい旅へと出発しポケモンマスターへとなる、はずだったが最初から災難続き。モンスターボールを嫌いサトシをも嫌う相棒ピカチュウ、襲い来るオニスズメの大群。2人の絆が結ばれる時、空からある羽が降り注ぐ。
監督:湯山邦彦 声優:松本梨香(サトシ)、大谷育江(ピカチュウ)、林原めぐみ(ムサシ)、三木眞一郎(コジロウ)、犬山イヌコ(ニャース)、佐藤栞里(マコト)、本郷奏多(ソウジ)、古田新太(ボンジイ)、中川翔子(ジョーイ)、山寺宏一(マーシャドー)、ほか
映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!の予告編 動画
映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」解説
この解説記事には映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)のネタバレあらすじ:旅立ち
その日10歳になったサトシはまさかの大寝坊。慌ててオーキド博士のもとへと向かうも残されたポケモンは1匹だけだった。少し問題のあるポケモン、ピカチュウ。人に懐かないピカチュウと共にいざ、大冒険へと出発するもいきなりオニスズメの大群に襲われる災難に見舞われる。しかし災難は2人の絆を強く結びつけ、2人は心を通わせることになる。それからというもの次々とポケモンをゲットしながらバトルに挑戦、サトシの旅はピカチュウと二人三脚、順調に進んでいた。ある日立ち寄ったポケモンセンターでトレーナーが傷ついたポケモンを運びこんだ。彼はあるポケモンに勝負を挑んだという。そおのポケモンは伝説のポケモン、エンテイ。まだ近くにいるかもと飛び出したのはサトシだけではなかった。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)のネタバレあらすじ:出会い
エンテイはまだそこにいた。しかし飛び出したのはサトシと同時に1人の少女だった。マコトと名乗るその少女とサトシは見事に敗れ、もう1人飛び出した少年ソウジもまたやられてしまう。そしてエンテイはどこかへと消え去った。その後マコトとなりゆきで行動を共にしていると雨に濡れたヒトカゲと出会う。戻ってきた彼のトレーナーは弱いと一瞥し立ち去った。サトシはヒトカゲを抱え雨を凌げる洞窟へと入るとそこにはソウジの姿があった。3人は火を囲みヒトカゲを休ませる。するとそこに先ほどのエンテイが他のポケモン達を引き連れてやってきた。彼らも雨宿りをしているのだ。目を覚ました時にはエンテイの姿は無かった。代わりに元気になったヒトカゲをサトシは改めて仲間にした。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)のネタバレあらすじ:羽
洞窟から出ると雨は上がり綺麗な空が頭上に輝いていた。昨夜洞窟内でソウジが話したエンテイとホウオウの伝説。実はサトシは旅立ちの日、ホウオウから輝く羽をもらっていた。それは限られた人物にしか贈られない羽。そしてホウオウと直接会うための道しるべだった。洞窟の外で羽は大きな輝きを見せた。そして遠くの山、テンセイ山を照らし出す。それは3人の旅の目標となった。しかしサトシの前に敵が立ちはだかる。街で勝負を仕掛けてきたのはヒトカゲを捨てたトレーナークロス。リザードへと進化したヒトカゲの力を見せるつもりだったが、クロスのガオガエンにこっぴどくやられてしまった。そしてサトシは一瞬我を忘れ1人森の中へと入っていく。そんな闇に心を閉ざされたサトシに追い打ちをかけるのは影に潜む謎のポケモンだった。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)のネタバレあらすじ:いない世界
不思議な力で不思議な夢を見せられるサトシ。その世界にはポケモンという存在がいなかった。不思議で寂しい世界、目を覚ますと悲しい顔をしたピカチュウがいた。これがサトシの世界、危うく忘れる所だった世界。恐ろしさとピカチュウがいる安心感にホっとする。改めて山を目指す3人。いつしか3人はなくてはならない存在へとなっていた。これまで出会いと別れを経験したサトシ、この先にまつ希望を胸に山を登っていく。そこで出会ったのは1人の老人だった。ボンジイと名乗る彼はホウオウを長年研究し続ける専門家。ボンジンの示す先にはひと際輝く場所があった。まるで宝石のようなその場岩に羽を置くとホウオウが現れる。しかしそこに現れたのはヒトカゲを捨て、1度サトシを倒したクロスだった。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)のネタバレあらすじ:闇
再びリザードとガオガエンの戦いが始まった。しかし今度は前回のようにはいかなかった。リザードは戦いの中でリザードンへと進化、ガオガエンを倒した。戦いの決着はついたかに見えた、しかしクロスはサトシの羽を奪い取る。クロスの手に渡った羽は途端に色を失くしてしまう。そして岩へと添えられた羽は闇に包まれ、現れたのはホウオウではなく謎のポケモンだった。マーシャドー、闇を司る存在で羽が色を失くした時現れる。マーシャドーは周りのポケモンを操りサトシ達に襲い掛かる。そして闇の戦いは、サトシの身を消してしまった。悲劇に暮れるピカチュウ、その頃サトシはまた何もない世界にいた。しかし思い出す、ピカチュウと駆け巡った様々な色の景色を。それと同時にピカチュウの目の前に次々と光が集まって行く。ピカチュウはその光に飛び込んだ。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(ポケモン映画2017)の結末
光の中でサトシとピカチュウは再会を果たす。2人に奇跡が起こり再びその地に現れた。何が起こったのか一瞬分からなくなる、そんなサトシの前に再び輝く羽が姿を現す。マーシャドーは姿を消し、その地から闇が払われた。サトシはその羽を持ち岩の先端へと掲げた。山は大きな光に照らされた、そして遠くの空から憧れの存在、ホウオウが姿を現した。やっと出会えた、旅立ちの日から夢見た存在に。サトシの願いはただ1つ、彼はホウオウに向かってこう叫ぶ。「バトルしようぜ!」。
以上、映画ポケットモンスター キミにきめた!のあらすじと結末でした。
「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」感想・レビュー
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この映画は劇場版ポケットモンスター20週年を記念した作品ですね。てっきりテレビ版の流れで「サン&ムーン」の劇場版が来ると思っていたらサトシとピカチュウの出会いの物語だったので面白い試みだと思いました。TVサイズ版と同じく、最初はサトシに全然懐かないピカチュウでしたが、オニスズメによる襲撃を受けたときに初めて二人の心が通うシーンはリメイク版でも観ることができて目頭が熱くなりました。
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無印の世代の人間として気になって観にいきました。オニスズメのシーンなど、トレーラーを見た感じTV版をリメイクしてすこし修正する程度だと思っていましたががっつりオリジナルキャラクターが出たり、ホウオウとの接触が書かれていて驚きました。ですが、20周年を記念しているだけあって、わたしたちリアルタイムの世代の人間が懐かしいな、と思えるシーンがたくさんありほっこりしました。
無印時代のポケモンをリメイクしたものかと思ったが、ピカチュウと友情が芽生えてからの冒険はオリジナルのものだった。大人のファンのために某名シーンの要素を入れてくれていたのは評価が高い。タケシとカスミがいたシーンを映画オリキャラで再現していたが、ゲスト声優も悪くないし、テレビのサトシとはパラレルの存在だと思えばとても良い作品だったと思う。